2016年07月05日

栄光のヤゲウォ朝復活だ

・課長島耕作の不倫セックスと作中での昭和の大企業の間接部門の描写(Togetter)
→ ちゃんと読んだ人の感想なだけあって,珍しく的を得た島耕作の論評である。この人自身,抱いていたイメージが修正されたようで何よりだ。樫村の存在に触れているのは,世の中に適当極まりない島耕作批評があふれているだけあってポイント高い。課長時代前半のクズっぷりと部長時代までのファンタジーっぷりはシリアスなギャグとして十分な威力があるので,その意味ではお勧めである。あ,取締役以降は読まなくていいです。
→ 島耕作の豪遊っぷりが指摘されているが,ある意味面白いのは社長・会長時代になると逆に飯が質素になる。作者自身が老いていて,豪遊できるだけの胃腸じゃなくなったのが反映しているのかもしれない。
→ 最新の展開のインドの天才AI開発者を人情話で口説いた話,確かに取締役以降でも出色のひどさだった。会長時代の島耕作は「日本経済の将来を憂いで,ホットな話題を調査する」という名目で遊び歩いているだけなので会社としては完全に害悪であり,たまには仕事したと思ったらこれであるから尚更である。
→ しかし,このまとめでさえ探偵グレちゃんと千鶴は無視されるんだなぁ。なんでだろ。二人とも大町久美子並の巨大なファンタジー要素の一つだと思うのだが。


・演説中のサンダース議員、目の前に小鳥が(BBCニュース)
→ 思わず「 アッシジの聖フランチェスコかな?」とコメントしてしまったが,英語でググるとやはり同発想の人はいた。これは連想するよね。私は別に彼の支持者ではないが,まあ聖人らしさはどこかある人ではある。


・横綱力士の金星配給に関するノート(Yahoo知恵袋)
→ これは良いデータ集。白鵬が異様に少ないのと,日馬富士がちょっと多いのは知ってたけど,鶴竜がこんなに少ないとは。彼がいかに安定しているかわかると同時に,にもかかわらず優勝回数が少ないのはやはりまともに大関・横綱に負けてるせいだよなぁと。
→ 引退した力士だと,朝青龍が少ないのはイメージ通り。貴乃花が案外多いのは,ケガして無理に出た時が多くて配ってるからか。同様に武蔵丸もイメージより多い。彼も鶴竜と同じタイプの成績だと思っていたので。若乃花についてはノーコメントとしたい。今気づいたが,若貴時代は平均的に高くて,むしろ低い曙が例外的なのかも。


・モルドヴァでルーマニア統合派が集会(ウクライナ時事評論)
→ その発想はなかったwwwwwwww>「まあしかし、ルーマニアと合同できれば、一瞬でEU、NATO加盟が実現できる。ウクライナもポーランド、リトアニアと再合同すればry」
→ まじめな話をすると,モルドヴァ領内のロシア人がどうなるかが焦点ではあるが,ルーマニア人からすれば合邦できるならその方が良いだろう。ロシアの歴史的影響力で無理やり引き剥がされた地域なのだから。
→ ところでそうなるとポーランド・リトアニアですなぁ。ある時期までのある程度長い期間,ウクライナの西半分はポーランド・リトアニアだったのは案外忘れられがちなところではあり。


・【訃報】去る平成28年3月22日あごバリア先生が急逝されました
→ 割りとファンだったので,まっとうにショックである。
→ あごバリア先生というとおそらくあまり名シナリオライターという印象の人は多くなく,これにはメインで執筆された『SHUFFLE!』のシナリオが非常につまらなかった(かつこれが一番売れてしまった)ことの印象が強いせいであると思う。しかし,その続編・スピンオフ作品まで巻き添えで評価が低いのは納得が行かず,『Tick!Tack!』と『Really? Really!』のシナリオはおもしろかった,というのは氏のファンとして今後も良い続けていきたい所存である。特に『Really? Really!』のギャグは本当に切れていた。

この記事へのトラックバックURL