2016年12月04日

「静岡大陸」と呼ばれるだけのことはある

・家から5分の金閣寺について(真顔日記)
→ 自分も割りと史跡の多い地域に長らく住んでるけど,今でも陳腐化しておらず,それなりのオーラを保っている。「ここに前田の屋敷があったんだよな」とか,「樋口一葉この辺住んでたんだよな」とか,散歩をしているとふと物思いにふける瞬間がある。これは,私が思い入れと憧れを持って住処としてここを選んだから,という影響は大きいように思う。その意味では,自分で思っていたよりも長いことこの土地への自分の思い入れが抜けない,ということに驚いてはいる。私はいつまで夢の中で生きていられるだろうか。


・ジュットランド?ジャットランド?ユトランド?(討死館)
→  なるほど。そういえばユトランドってどこから来たんじゃろ……とは思ってた。意外と受験産業だったりする可能性を指摘されて俄然興味がわいてきた。フランス東インド会社と同じオチだったりする可能性とも言える。受験産業マジで害悪だな。
→ なお,さすがに私も1979年以前にさかのぼるような古い山川の教科書は所持していません。ついでに,現在の高校世界史でユトラント沖海戦はほぼ範囲外(教科書・用語集収録対象外)で,ただし教科書の挿絵の地図や資料集には小さく名前を載せているものもある。1つ前の課程の時点ですでに範囲外になっており,範囲内だったのは少なくとも15年以上さかのぼることになる。とりあえず手元でさっと出てくる最も古い用語集(1983年版)でも用語集頻度は1で(最高は15),その当時の時点で早慶レベルのマイナー用語だったことがわかる。表記は「ユトランド」。同年度の山川の教科書(『詳説世界史』)でも「ユトランド」であった。
→ 本題自体は,半島の名前なら英語ならジャットランド,ドイツ語ならユ(ー)トラント,デンマーク語ならユーランか。あるいはドイツ語だとスカ(ー)ゲラク海峡からとっているようなので,まずそのいずれかから選ぶということになりそう。ただ,戦場を地図で見てみると,スカーゲラク海峡からは少し外側ではないか。「ユトランド」からの合わせやすさを考えるとドイツ語の「ユトラント」が最優先の候補になると思う。


・うたパス Presents あの人と音楽談 Vol. 6 振分親方(音楽ナタリー Power Push)
→ 高見盛がオタクなのは知ってたけど,曲のチョイスがあまりにも同世代のオタクすぎてここまで同族だったとは,ちょっと驚くと同時に笑ってしまった。高見盛は元々スーパーロボット大戦シリーズのファンだそうで,そこから入ってガンダムに行き,2000年頃流行ってたのはまあSeedだよな,でTMRevolutionか,ちょっとさかのぼって逆シャアからのTM NETWORK,それとは別に西川貴教とのコラボから水樹奈々,と大体予想がつく感じ。その意味で経路がよくわからないのがfripSideかな。


・こち亀:40年の長寿連載に幕 コミックス200巻で完結(まんたんウェブ)
→ 一応実家に全巻あって,1話から全部読んでいる身としては感慨深い。最近の単行本の出方とか話の展開を見ていて終わりそうとは思っていたが,本当に終わると言われるとやっぱり驚いた。しかしまあ,秋本治が執筆をやめるというわけではなくて,すでに今後の新作漫画をいろいろと考えているらしいのがすごい……『こち亀』連載期間中もMr.Cliceとかちょいちょい描いてたこともあったしなぁ。


・「JR禁止の旅」東京→大阪2016(Togetter)
→ 読み応えがあっておもしろいレポートだった。
→ 東京→小田原までは小田急線で,そこから箱根までは箱根登山鉄道がある。豊橋から先は名鉄・近鉄でゴールまで行けてしまうので楽勝(実質的に豊橋がゴール)というのはわかっていたが,間の静岡県は私としても未知のゾーンだった。こんなに苦戦するゾーンだったとは。静岡県の移動がバスだらけで,JR以外の鉄道の貧弱さがうかがいしれる。フェリーが出てきたのにも驚いたが,フェリー禁止にすると詰みはしないけど徒歩が約6km分増えるそうで。そうそう,新所原から豊橋までが徒歩とバスというのも意外だったところで,静岡は最後までとことんJR以外の公共交通機関が貧弱というのを見せつけられた感じがする。




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