2017年01月09日

無料のイラストは強かった

・徳川吉宗の享保の改革と徳川宗春の尾張藩政改革徳川吉宗の享保の改革と徳川宗春の尾張藩政改革(Kousyoublog)
・享保・寛政・天保の三大改革のおさらい(Togetter)
→ Kousyouさんのブログでも書かれていることだが,結局のところ享保の改革以降の幕政改革は,石高制自体や幕藩体制自体に触れないまま,いかに社会・経済の変質に対応していくかという帳尻合わせではあって,それに加えた個々の時代の事情に合わせて為政者が改革を行ったというところではあろう。したがって,田沼意次の改革も含めて,どの改革も突き詰めると石高制と幕藩体制という限界に直面しているし,それでどうにもならなくなった結果が天保の改革ということになろう。
→ 「三大改革」というくくり自体が,特権的にその3つを取り上げて他の時代の大規模な改革をスルーする意味はないとか,Togetterの方で触れられているように享保の改革と後ろ2つは民生面での方向性が逆という点でくくれなかったりするとかで,近年はあまり強調されないようである。言われてみると確かにねぇ。
→ 私は厳密に名古屋民だったことは一度もないので的外れなことを言っているかもしれないが,名古屋で徳川宗春の人気が高いかと言われると……高いのかもしれないけど,そもそもあまり強調されていない気も。多分,松江の松平不昧よりは地元の人は関心が無いかと思われます。


・なぜか日本ではエロ推しに… #文芸エロ映画 として売られている映画は元はこんな感じです(Togetter)
→ これはツタヤで本当にたまに見かけるからなぁw。私はこういう文芸映画自体をほとんど見ないので,直接被害に遭ったことはないが,憤りはよくわかる。
→ この宣伝手法で,本当にエロ方向に“釣れている”のだろうか,というところからして疑問。


・『君の名は。』ってただのエロゲなのでは(※ネタバレ有)(増田)
→ 言われてみると「互いが好きになった描写が無いのにいつの間にか両思いになっている」「女性側に何かしらの問題があって,主人公(男性)がそれを救う」「微妙に性的な描写を含んだラブコメな前半と,急激にシリアスが介入する後半に綺麗に分かれる」「伝奇要素があったりもする」あたりの特徴は,確かに90年代末から00年代半ばあたりによく見た感じの学園物エロゲ・ギャルゲであるなと思う。『みずいろ』なり『はにはに』なり『はぴねす』なり『明日君』なり。「エロゲ(全体)」と言ってしまうと主語が大きいが,時代とジャンルを区切れば,この増田はそう変なことを言っているわけではないと思う。
→ しかし,じゃあ新海さんがそれを意識して執筆したかとか,具体的に影響を受けてるだとか,『君の名は。』が世間に受けた要素であるとかという意見に関しては相当に疑問で,まあ偶然として共通する要素が見いだせてしまっただけなのではないかと思う。あえて言うなら,むしろその辺が旧来のファンにも受けた理由にはなるのかもしれないが(それも弱かろうとは思うし)。


・これまでの作品と完全に逆転してるじゃねえか!『君の名は。』感想(17.5歳のセックスか戦争を知ったガキのモード)
→ 今まで読んだ中で一番納得した『君の名は。』評。そして『君の名は。』の直接の元はやっぱり『クロスロード』と『言の葉の庭』であって,それぞれ別の意味で『君の名は。』につながったのだよなぁという感想を改めて抱いた次第。


・いつの間にか、日本が「いらすとや」だらけになってる(Jタウンネット東京都)
→ こんなに流行するとは全く思っていなかった。というか極初期はこんなにシュールなものが流行するのははてな村だけだろうくらいに思ってました。あれよあれよという間にはてな村にとどまらないネット中に拡散し,現実をも侵食し,もう普通にいたるところで見かけるという……。そして初期のはてな村でのシュールなもの扱いだった時の記憶が残っているので,町中で見かけると本当に現実が侵食されている感覚になってひきつった笑いがこらえきれない。困った。

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