2017年03月05日
最近読んだもの・買ったもの
・『八雲さんは餌づけがしたい。』1・2巻。
→ 「お前ら料理の上手な未亡人とか年の差カップルとか好きだよな?」という一言で全部語れてしまう漫画。はい。
→ 八雲さんは大和くんに恋愛感情がなく,子供としか考えてないので無防備丸出しながら,大和くんは思春期らしく初々しいドキドキがあって,ギャップが大変にすばらしい。
→ ところで,男子高校生ってなんであんなに常にお腹減ってるんでしょうね。いやもちろん成長期だからなんでしょうけど,そういう論理的な解答が欲しい問いではなくて。別に運動部でなかった自分でもそうだったし,我が身を振り返っても不思議だ。
・『魔法少女まどか☆マギカ 魔獣編』3巻(完結)。
→ 予想された通り,設定がごちゃごちゃと後付でついたせいで収拾がつかない形に。最後は無理やり叛逆に話をつなげたけれど,本当に「話をつなげた」だけで,結局のところ本編と叛逆の補完する内容,意味のある設定の追加にはならなかった。あってもなくても良かったスピンオフになってしまっていて,非常に残念である。まだ全く読んでいない人に言うなら,1〜3巻まとめて読まなくていいです。
・『乙嫁語り』9巻。皆待望のパリヤ編の後編。
→ ウマルくんイケメンすぎて泣く。基本的に『乙嫁語り』の主人公側の男性は皆イケメンだけど,ウマルくん本作屈指のいい子では。超有能な上にメンタルもイケメンとは完璧すぎる。こんな子がパリヤさんの夫になるなら安心だ。口下手で裁縫も下手なパリヤさんだったが,性格があう男の子が見つかって本当に良かった。おまけに友達も増えて言うことなし……とか何か完全に親目線で読んでた。
→ 次巻はアゼルたちがメインだそうで。登場してからずっとろくな目にあってないアミルさんの実家勢だが,いよいよ好転する時が来るのだろうか。
・『狼の口』8巻(完結)。
→ 7巻の感想に「モルガルテンの戦いは遠そう」と書いた通り,一気に完結するとは思ってなかった。だが,モルガルテンの戦い自体は過不足なく終わったと思う。主人公ヴァルターの物語としては,やや唐突に終わってしまった気もするが。
→ 本作は,8巻で完結した作品とはいえ1〜3巻,4〜6巻,7・8巻で全く物語が異なる作品である。1〜3巻は関所の代官ヴォルフラムが関所を通ろうとする反乱分子をことごとく見破り,通行を阻止する話で,短編集に近い。ヴォルフラムの残忍な処刑方法のバリエーションが見もの。ただし,スイス人たちは自らの関所通過には失敗しても,文字通り死命をとして任務を達成していく。4〜6巻はいよいよ反乱軍が立ち上がっての関所落とし。双方の工夫が熱く火花を散らす攻防戦である。ヴォルフラムの悪魔的な予知能力に対し,スイス人側は時には人海戦術,時には14世紀らしい新兵器で対抗していく。中世西欧の守る側が圧倒的に有利な攻城戦がよく描かれている。7・8巻は領土奪還に来たハプスブルク家の本隊との決戦であるモルガルテンの戦いである。
→ よくこれだけ趣きの違う漫画を1つの作品にまとめたものだと思うが,それが歴史物というジャンルであるかもしれない。局面が変われば,当然描かれるべき物語も変わるからである。ただまあ,「狼の口」というタイトルの通りから連想するのは1〜3巻のようなストーリーであるし,もうちょっとこれが長く続いてから関所攻めが始まるのかなと思っていたので,意外と短く終わってしまったのは拍子抜けしたのも事実である。ヴォルフラムという良キャラを活かしきれなかったのでは。全体を通してまずまずおもしろかったが,歴史漫画の傑作というところまで届いたかと言われると,そこまではいってないかな。
→ 「お前ら料理の上手な未亡人とか年の差カップルとか好きだよな?」という一言で全部語れてしまう漫画。はい。
→ 八雲さんは大和くんに恋愛感情がなく,子供としか考えてないので無防備丸出しながら,大和くんは思春期らしく初々しいドキドキがあって,ギャップが大変にすばらしい。
→ ところで,男子高校生ってなんであんなに常にお腹減ってるんでしょうね。いやもちろん成長期だからなんでしょうけど,そういう論理的な解答が欲しい問いではなくて。別に運動部でなかった自分でもそうだったし,我が身を振り返っても不思議だ。
・『魔法少女まどか☆マギカ 魔獣編』3巻(完結)。
→ 予想された通り,設定がごちゃごちゃと後付でついたせいで収拾がつかない形に。最後は無理やり叛逆に話をつなげたけれど,本当に「話をつなげた」だけで,結局のところ本編と叛逆の補完する内容,意味のある設定の追加にはならなかった。あってもなくても良かったスピンオフになってしまっていて,非常に残念である。まだ全く読んでいない人に言うなら,1〜3巻まとめて読まなくていいです。
・『乙嫁語り』9巻。皆待望のパリヤ編の後編。
→ ウマルくんイケメンすぎて泣く。基本的に『乙嫁語り』の主人公側の男性は皆イケメンだけど,ウマルくん本作屈指のいい子では。超有能な上にメンタルもイケメンとは完璧すぎる。こんな子がパリヤさんの夫になるなら安心だ。口下手で裁縫も下手なパリヤさんだったが,性格があう男の子が見つかって本当に良かった。おまけに友達も増えて言うことなし……とか何か完全に親目線で読んでた。
→ 次巻はアゼルたちがメインだそうで。登場してからずっとろくな目にあってないアミルさんの実家勢だが,いよいよ好転する時が来るのだろうか。
・『狼の口』8巻(完結)。
→ 7巻の感想に「モルガルテンの戦いは遠そう」と書いた通り,一気に完結するとは思ってなかった。だが,モルガルテンの戦い自体は過不足なく終わったと思う。主人公ヴァルターの物語としては,やや唐突に終わってしまった気もするが。
→ 本作は,8巻で完結した作品とはいえ1〜3巻,4〜6巻,7・8巻で全く物語が異なる作品である。1〜3巻は関所の代官ヴォルフラムが関所を通ろうとする反乱分子をことごとく見破り,通行を阻止する話で,短編集に近い。ヴォルフラムの残忍な処刑方法のバリエーションが見もの。ただし,スイス人たちは自らの関所通過には失敗しても,文字通り死命をとして任務を達成していく。4〜6巻はいよいよ反乱軍が立ち上がっての関所落とし。双方の工夫が熱く火花を散らす攻防戦である。ヴォルフラムの悪魔的な予知能力に対し,スイス人側は時には人海戦術,時には14世紀らしい新兵器で対抗していく。中世西欧の守る側が圧倒的に有利な攻城戦がよく描かれている。7・8巻は領土奪還に来たハプスブルク家の本隊との決戦であるモルガルテンの戦いである。
→ よくこれだけ趣きの違う漫画を1つの作品にまとめたものだと思うが,それが歴史物というジャンルであるかもしれない。局面が変われば,当然描かれるべき物語も変わるからである。ただまあ,「狼の口」というタイトルの通りから連想するのは1〜3巻のようなストーリーであるし,もうちょっとこれが長く続いてから関所攻めが始まるのかなと思っていたので,意外と短く終わってしまったのは拍子抜けしたのも事実である。ヴォルフラムという良キャラを活かしきれなかったのでは。全体を通してまずまずおもしろかったが,歴史漫画の傑作というところまで届いたかと言われると,そこまではいってないかな。
Posted by dg_law at 00:39│Comments(0)│