2017年01月25日

学者のどなたか,しっかりした入門書を書いてください>中国絵画史

・中国の絵画(Wikipedia)
・中国の陶磁器(Wikipedia)
→ 秀逸なWikipediaの記事があったので紹介しておく。実際の書籍で探すと,陶磁器はともかく,中国絵画史の入門書は数が少なく,貴重である。しいて言えば『中国絵画入門』(岩波新書)が2014年に出たけれど,これはちょっと美術史というより美学史に偏っている上に,新書サイズという限界があって図版は見づらい。それよりさかのぼろうとすると,意外なことに本当に無い。ゆえに,このWikipediaは非常に役に立つ。この2記事は執筆者が同じなようで……何者ですか。
→ 若干話はそれるが,中国絵画史をそれなりにしっかり勉強する気力があるなら,小学館の『世界美術大全集 東洋編』(1〜9巻)を読むことを勧める。『西洋編』も良いものだが,あちらは別にこれに限らなくても良い全集がいくらでもあるのに対し,『東洋編』は本当に小学館のものくらいしかない。当然ながら入門書には全くならないし,図書館でしか読めない代物だが。
→ ちなみに,中国の書道史もすごい分量だった。こちらは読んでも質は私には判断できないが,ぱっと見で良いものなんだと思う。中国の文化史系の記事は熱いな。


・若者の“酒離れ” 20代の半数近くが「月に1度も酒を飲まない」(ITMedia)
→ 若者に飲みに行く金が無いからというよりも,下戸や味が嫌いな人が無理して飲まなくてもよい,いわゆるアルハラを許容しない社会になりつつあるという話ではないかと思う。これは大変に良いことである。
→ 実はもう1つ理由として考えられるものがある。私自身,お酒は好きだけど,「味として好き」「たまの宴会で飲むのが好き」なだけで,日常的には飲んでいない。仕事終わりにビールだとか,晩酌として日本酒だとかいう感覚は全く無くて,ストレス解消目的の一人飲みはほとんど(全く?)したことがない。40・50代の人に「お酒好き?」と聞かれて「好きです」と答えた後に「日常的には飲みませんね」と言うと,かなり驚かれるので,おそらく年配の人にはない感覚なのではないか。しかし,同世代の人間に聞くと,私と同じような飲み方・楽しみ方の人はかなり多く,「好きだけど常飲はしない層」もかなり増えているのではないかと思う。


・地元の萌えキャラ紹介ページが完全に触手エロゲのキャラ紹介ページにしか見えない…(Togetter)
→ これは指摘されているように巫女服と背景と塗りの問題で,塗りがエロゲ塗りに近く,巫女服から連想されるシチュエーション,背景色が暗めなので,そういうように見えるという……巫女服なのは題材上仕方がないし,キャラ自体は普通にかわいいので原画に罪は無いパターン。ご本人のpixivを見ても,明らかにその道の人ではなく,どうしてこうなった……熊野交通に乗る機会があって現場にグッズがあったら何か買います。あるのかどうかは知らんけど。


・「琵琶湖の水止めたろか!」を実際にやったらどうなるかシミュレーションしてみた結果(Togetter)
→ つまりそれはメガンテなのであった。しかも「そないに止めたかったら止めなはれ」とか言い出す京都民こわい。
→ コメ欄に出ているが,鶴賀方面/名古屋方面に放水するとどうなるかというのはちょっと興味深い。水没せずになんとかなるのだろうか。

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この記事へのコメント
萌えキャラ紹介ページはフォントも触手陵辱ゲーっぽさを出してますね
和風な名前と衣装から残酷な風習が残る田舎が舞台の触手ゲーですね(確信)
Posted by 通りすがり at 2017年01月27日 00:42
伝奇要素があって,そのせいで触手が出てくる感じですね。
実際の熊野とは似ても似つかぬ感じに……
Posted by DG-Law at 2017年01月27日 23:53