2017年02月16日

目立たない公式グッズ欲しい

・ミドリムシ(ユーグレナ)は本当に健康食品?効果、栄養、関連技術を客観的に解説してみる(レコメンタンク)
→ 東大ベンチャーの(比較的評判の悪い)代表例であるユーグレナであるが,世間的にそこまで流行しているわけでもなく,実際に売っているところを見るのはほとんど文京区と台東区だけである。この販売範囲を見るとまさに東大本郷ベンチャー(笑)感が強い。バイオ燃料等で実用化されれば脱健康食品もできるのだろうけど,その可能性も現在のところ薄そう。
→ ただ,それでただの健康食品詐欺であって全く意味がない食料と言ってしまうとちょっと早計である。記事中にもある通りミドリムシ自体は味がほとんどなく,緑色が強いため,物珍しさ+緑色という付加価値というだけでもてはやされていて,販売範囲の狭さもあって,詐欺的健康食品ではなく単なる文京区・台東区名物として受容されているとは言ってよいと思う,とは地元住民として証言しておく。ラーメン山手本郷のミドリムシラーメンは美味いので,本郷にふらっと立ち寄ってラーメンが食べたい気分だったら食べてみてもいいかも(もっとも,ラーメン屋は何軒もあるしラーメン山手の他のメニューも美味しいので,その中であえてミドリムシラーメンをチョイスする意味もあまりないのだが……)


・「2000年問題って大したことなかったですね!」と当時小学生だった自分の感想を述べたらSE陣がざわつき始めた(Togetter)
→ 自分も当時そうしたことに全く実感のわかない年頃だったので,あ,やっぱり裏ではめちゃくちゃ大変だったんだなというのを今頃知る。当時は今ほどコンピュータが社会に定着していなかったというか,IT革命真っ只中だったので,当時の大人でも「よくわからんままに何事もなく終わった」という感触の人は多かったのではないか。


・研究者の皆様へ (衆議院議員 河野太郎公式サイト)
→ これはシリーズ化していて,すごい勢いで大学関連のあれこれに手が入っていっているのが,半ば他人事ながらおもしろい。特に科研費に関するローカルルールの問題と,アカハラの問題はかなり明るみになっていて進展を期待してもよさそう。科研費の各大学のローカルルールは,当然不正会計は厳にして取り締まるべきではあるので手続きが厳格になるのは当然なのだけれども,教育・研究分野となると煩雑すぎてはいけないのでバランスが難しい,という極めて基本的な話に帰着するのだろうなと。
→ 一方,科研費自体の問題は,結局のところやはり,諸外国の研究費との相対的な問題,競争的資金による偏り,一時代前の博士課程増員の悪影響という根の深い問題にぶち当たっていて,今回でも何ともならなそうなのがつらい。


・「キモオタがCHANELのリップバーム買ってんじゃねーぞ!!」と言ってる人達に見て欲しい、シャネルJP代表の言葉(Togetter)
→ 他のブランドならともかく,よりによってシャネルとは。日本法人代表の言葉を持ち出さずとも,女性解放にかかわるシャネルの歴史を知っていればそんな暴言ははけないはずで,創業者が化けて出てきそうな話である。
→ それはそれとして,末尾の「グッズ会社さんへ」は完全に同感。見る人が見たら完全にファングッズとわかる(同好の士吸引力が高い)けど,知らない人が見たらただの柄物という程度の物体が一番使いやすい。「作中でキャラが使っていた,しかしキャラグッズではないもの」にファンが集まる理由は,自然と上述のような“同好の士しかわからないファングッズ”になっていてカモフラージュできるからという点は大きいと思う。これは男も女もオタクなら変わらない心理だろう。

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この記事へのコメント
緑色のラーメンというとヤクルトラーメン(麵許皆伝)が有名かと…。
これも今は違うけど以前はクロレラを使用していたわけで…。
(今の麵許皆伝は青汁を混ぜているらしい)

ちなみにクロレラ時代のヤクルトラーメンは食べたことが結構あり結構おいしかったり…。
Posted by hts at 2017年02月17日 23:30
なんすかそのラーメン,と思ってぐぐると確かにこれも緑色ですね……w
しかもクロレラを使っていた時期もあるんですね。

見つけたら食ってみます……と言いたいところですが,自炊しないので多分食べる機会がないですね。
Posted by DG-Law at 2017年02月18日 12:58