2017年06月13日

最近読んだもの・買ったもの(東方関連他)

・『異議ガール!』1巻。法律物で,14歳の天才少女(弁護士資格取得済)が,幼馴染の19歳の女性を影武者に立てて事件を解決していく。14歳でなんで法曹になれるんだよというのは第1話で「司法制度改革」で押し切られているのでつっこんだら負け。
→ 連載開始時には「漫画:春河もえ 協力:オーガスト」という異色の制作陣が立てられていたが,いつの間にかどこを見てもオーガストの文字が消えていて,1巻にも書かれていなかった。本当は参加しているけどエロゲメーカーということで伏せているのか,本当に制作協力から抜けたのか,何らかの事情があったのかはわからない。少なくともエロゲメーカーだから伏せるなんてことは,角川もオーガストもやらなさそうだが。
→ 絵は春河もえ氏ということで文句の無い出来。話は……法律物ならもうちょっと法律を活かしてがんばろう,という出来。弁護士がちゃんと監修しているということだったが,1巻で扱われた事件の3つとも,大して法律が関係ないという。なにせこの1巻で一度も裁判所まで行っておらず,全部その手前で解決してしまっている。どういう読者層を狙っているのかよくわからないけど,もうちょっと本格的な法律物が読みたいところ。春河もえ絵が好きなので,2巻が出れば2巻も買うと思うけども。





・『東方鈴奈庵』6巻。
→ 幻想郷の本格ミステリ作家,アガサクリスQさん誕生。まさかこの設定,他作品(『東方文果真報』)で再利用されるとは思わなかった。
→ 百物語の話で,八雲紫が久々に登場していて嬉しかった。いろいろと幻想郷を揺るがす騒動があったのに,ここ数年いなくなってたから。同様に『東方茨歌仙』の方でも再登場していて,神主の考えからして明確に紫の再登場が必要になったということなのだろう。とはいえ『茨歌仙』の方は確かに紫がいないと始まらない話だったが,『鈴奈庵』の方はまだとりあえずの再登場という感じで,この先どういう出番があるのかわからない。


・『東方茨歌仙』7巻。
→ 華扇ちゃんが「道寿の壺」なる油が無限に湧くマジックアイテムを登場させていたが,元ネタが全くわからない。
→ 第34話で霊夢が長編小説を読んでて寝不足という話が出て来るが,読んでいたのはひょっとしてアガサクリスQの作品? とすると『鈴奈庵』と話がリンクするが。
→ そしてこちらでも八雲紫が再登場。紫様のいう「こちら側」,華扇の言う「私は貴方側の人ではない」「私は天道とともにある」とは一体何を指しているのか。単純に妖怪と人間というわけではなさそう。


・『東方外來韋編』3巻。
→ 巻頭は『東方文果真報』に向けた書籍特集で,めちゃくちゃおもしろいので古参の東方ファンなら必読。以下,ちょっと長くなるが要点をしぼって要約する。最初に『香霖堂』の話。そういったもののオファーは意外にも紅魔郷の直後から来ていたそうだ。しかし,使い物になる企画がなく,断っていたとのこと。頼みに行く方も練った企画を頼むというよりは受けてくれれば儲けものという感覚だったのだろう,時期を考えても。結局その中で受けることになったのがビブロスの持ってきた企画で,これが後に香霖堂となって表に出てきた。このときのビブロスの編集がシナリオライター・美少女ゲーム批評家の佐藤心氏で,だから連載誌が『カラフルピュアガール』になった,という裏話が披露されている。そこで神主が当時の風潮について「東方も葉鍵とジャンル的には同じと思われていたかもしれない」と触れ,「昔は「東方って何のエロゲ?」ってよく言われたしね」と語っている……神主そのフレーズ認識してたのね。そこから何度も雑誌が死んで掲載媒体が変わる話もちゃんと触れられている。
→ 次が『文花帖』。話を持ってきたのは一迅社(当時はまだスタジオDNA)の側で,第1回例大祭の時だったとのこと。設定資料集という形が嫌だったから文花帖という形になったというのは有名な話だが,これについて神主が「当時なんであんなに嫌だったんだろう」と言っていて,わかんなくなってのかよというw。記者役は当初天狗ではなくカワウソの妖怪だったとのこと。天狗にして正解である。
→ そして『求聞史紀』。文花帖が出た後,設定資料集の要望がやっぱり多かったので神主が折れたようだ。帯が重版のたびに変わっていて,帯を見ると第何刷かわかるようになっているが,これはスペカのイメージらしい。『求聞史紀』をクリアするには重版するたびに買って帯を保存しておかないといけないということか。実は東方諸作品で一番難易度が高いのでは……? 
→ 問題の『儚月抄』。世間の不評について,神主は「最後に誰かを倒して終わるストーリーじゃなかったこと」と受け止めている模様。全然違うと誰か教えてやって。ちなみに『儚月抄』を振り返る章だけめちゃくちゃ短く,割りと触れられたくないのかも。
→ 『Grimoire of Marisa』。神主本人は楽だったけど,スペカのスクショ(7000枚!)を撮る人が異常に大変だったらしい。というか,画像提供神主じゃなかったのね。
→ 『求聞口授』。「これからの幻想郷の話をしよう」と時事ネタをサブタイトルにしたのは,時事ネタは時代を感じられるものだからとのこと。なるほど幻想入りである。そう考えると『文果真報』が週刊誌ネタでオルタナファクトがテーマというのも理解できるところ。
→ 巻頭企画以外についてはいつも通り。過去作紹介は萃夢想・花映塚・文花帖。幻想郷人妖図鑑はプリズムリバー三姉妹・メディスン・リグル・ミスティア・ルーミア・レティ・チルノ・伊吹萃香・風見幽香・小野塚小町・四季映姫・射命丸文。

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