2017年09月25日
異常事態に異例が重なった低調な場所
横綱・大関陣７人中５人が休場するという異例の場所であった。三役以下の幕内（途中出場も含む）も含めると８人まで増える。３横綱２大関が休場となったのは1918年夏場所以来，99年ぶりとのことだが，そこまでさかのぼらなくても，休場者８人は野球賭博事件に絡む謹慎処分者６人を出した2010年の７月場所以来になると言えば，どれだけの異常事態かわかろう。これだけケガが多いのは本場所６場所だけで予定が詰まっているところに，地方巡業が隙間なく詰め込まれる過密スケジュールに加えて，ケガを保障する制度が一切ない点にある。公傷制度の復活に対する議論は結局のところ協会内では扱われないままここまで来ているが，それが無理ならさすがに巡業を減らすべきではないか。本場所を年５場所にするのは無理であろうから。
優勝争いも実に混沌としたものであった。しかし，あえて言ってしまえば，本来であれば日馬富士の圧勝で終わっていた場所であったと思う。前半の３日目からの３連敗は３日目の不可解な敗戦を引きずってのものであり，不運である。日馬富士自身も悪いのだが，あの場面で悪くない人はいない。
・琴奨菊：手付き不十分であるにもかかわらず立った。現在の基準で言えば明らかに止められる水準であるのは本人もわかっているであろうところ，そのまま相撲を続行した。
・日馬富士：手付きに関しての判断は行司と審判に委ねられているところ，セルフジャッジで立ち合い不成立とみなした。
・行司＆審判：手付き不十分で琴奨菊を止めるべきところ，その判断を日馬富士に委ねた挙句，成立とみなして続行させた。
それぞれ過失はあるものの，責任を取るべきは明らかに行司と審判であって，日馬富士の黒星で決着をつけてしまったのは今場所最大の汚点である。昨今の相撲人気はとどまるところを知らず，今場所も15日間満員札止めであった。しかし，上述の過密スケジュールにケガの問題，加えて手付き基準の不統一と実のところ協会には問題が山積しており，少なくとも今場所に限って言えば協会の場所運営は完全に落第点である。
これで相撲内容がおもしろければ「上位陣が軒並み休場でも何とかなるもんだなぁ」と書けたところだったが，何人かの気を吐いた若手を除けば白けムードの漂う土俵であった。無論，周期的にこういう場所が出現してしまうのは仕方がない。しかし，その要因の一部が人災というのはやりきれない。
暗い気分を振り払っての個別評。優勝した日馬富士は前述の通り。序盤の余分な３連敗がなければ気力充実の場所だったと言えよう。大関以下とはさすがに隔絶した地力の差がある。なお，最大で３差ついたところからの逆転は1949年以降で史上初とのこと。ついでに言うと，同一場所に金星を４つ配給しておきながらの優勝も史上初っぽいが，こちらは確証がない。
豪栄道は昨年の９月の精神力があれば優勝できていたかもしれないが，今場所はメンタルが弱かった。３差を覆された史上初の力士という変な記録が残ってしまったが，大丈夫だ。こういうのは大体負けた側の力士は何年か経つと誰も覚えていないものだから。ヴァレンティンに56本目のホームランを打たれた投手の名前を，もう誰も覚えていないのと同じである。ただし，豪栄道の調子が良かったかというと疑問である。単に上位陣のほとんどが不在でかつ日馬富士が序盤に３連敗したから優勝争い先頭に立って目立ってしまっただけで，序盤から引きの相撲が多く，彼自身は並の調子だったのではないかと思う。照ノ富士は最近相撲が変わりつつあり，膝も手術をして治りつつあるところだったと聞いていただけに残念であるが，来場所の10勝を期待したい。高安はちょっとなんとも言えない。
関脇・小結。御嶽海はさほど印象がないが，関脇で８勝しておきながら印象がないあたり，かえって地力が付いた証拠なのかもしれない。しいて言うと，今場所は意外と組んで勝ってたかなと。嘉風は日によって出来が違いすぎた。玉鷲は序盤に右足首を捻ってから攻撃力が如実に落ちて，それでも食いしばっての７勝という様相。この人が元気なら，今場所の評価ももう少し上向いたかもしれない。栃煌山は全然ダメだった。これだけ横綱・大関がいない場所くらい大勝してほしかった気も。
前頭上位陣，今場所はここだけ書くところが多い。琴奨菊は中盤の４連敗が謎。序盤を見ていると「これは大関琴奨菊」と思ったのだが，中盤見るからに不調で「平幕琴奨菊」，終盤は再び戻ってきて「大関」だった。調子の良い時の琴奨菊は馬力もさることながら，左四つで寄っているように見えて右から突き落とし・小手投げが出る。今場所は４・10・15日目にこれで勝っているが，間の期間はすっぽりとこの動きがなくなったので顕著。北勝富士は７勝ながら高安戦の不戦勝を含み，動きは鈍かった。３月以降では最も不調だったのではないか。
阿武咲は新入幕から３場所連続の二桁勝利が史上初とのこと。とんでもない記録が生まれたものだ。先場所の段階での私は「来場所の成績は５勝と予想」なんて書いていたので，阿武咲の方向に土下座しておきたい。ただ，上位陣不在の中だったのも事実で，幸運の10勝ではあるかなと。また，９〜11日目で３連敗したときにはスタミナが切れていて，残りも全部落とすのではないかと思っていたのだが，見事に盛り返した。これが若さか。突き押しの人に思われがちだが，もろ差しで勝つことも多く，突き押しの中でも栃煌山寄りのタイプかもしれない。要経過観察。千代大龍は中盤まで明月院スペシャルことMSPがよく決まっていたが，終盤ははたきのタイミングが読まれて失速した。宇良は初日から休むべきだった，とだけ。貴景勝はまずまずの動き。
前頭中盤。逸ノ城は先場所に引き続き，やる気のある日と無い日の差が極端で，明らかに相手を見て変えている。あれはよくない。輝は惨敗。取り口を完全に研究されている感じ。あとは勢も惨敗していた。生命線の右腕が痛いのではないか。残りは可も不可もなく，特に書くことがない。
前頭下位。千代丸は突き押しから四つ相撲への転換が功を奏している様子。あの腹を使わないのは確かにもったいない。大翔丸は10勝しているが，決まり手の多くが突き落としで，引いて勝ち星を拾っていた。必ずしもそれが悪いわけではないが，うーん。遠藤と魁聖は上りエレベーター。一方，登れなかったのが隠岐の海で，彼もどうも逸ノ城と同じに見える。新入幕の朝乃山は幕内で通用しての10勝。右四つになると滅法強く，そこだけ取ればすでに前頭下位の力士ではない。押し相撲になってもそれなりに取れるのも長所で，差し負けるくらいなら離れて取ったほうが具合が良さそうである。前頭中盤に上がってどうなるかが非常に楽しみ。一方でどうも通用しないのが豊山。立ち合いの瞬発力の差，かなぁ。
優勝争いも実に混沌としたものであった。しかし，あえて言ってしまえば，本来であれば日馬富士の圧勝で終わっていた場所であったと思う。前半の３日目からの３連敗は３日目の不可解な敗戦を引きずってのものであり，不運である。日馬富士自身も悪いのだが，あの場面で悪くない人はいない。
・琴奨菊：手付き不十分であるにもかかわらず立った。現在の基準で言えば明らかに止められる水準であるのは本人もわかっているであろうところ，そのまま相撲を続行した。
・日馬富士：手付きに関しての判断は行司と審判に委ねられているところ，セルフジャッジで立ち合い不成立とみなした。
・行司＆審判：手付き不十分で琴奨菊を止めるべきところ，その判断を日馬富士に委ねた挙句，成立とみなして続行させた。
それぞれ過失はあるものの，責任を取るべきは明らかに行司と審判であって，日馬富士の黒星で決着をつけてしまったのは今場所最大の汚点である。昨今の相撲人気はとどまるところを知らず，今場所も15日間満員札止めであった。しかし，上述の過密スケジュールにケガの問題，加えて手付き基準の不統一と実のところ協会には問題が山積しており，少なくとも今場所に限って言えば協会の場所運営は完全に落第点である。
これで相撲内容がおもしろければ「上位陣が軒並み休場でも何とかなるもんだなぁ」と書けたところだったが，何人かの気を吐いた若手を除けば白けムードの漂う土俵であった。無論，周期的にこういう場所が出現してしまうのは仕方がない。しかし，その要因の一部が人災というのはやりきれない。
暗い気分を振り払っての個別評。優勝した日馬富士は前述の通り。序盤の余分な３連敗がなければ気力充実の場所だったと言えよう。大関以下とはさすがに隔絶した地力の差がある。なお，最大で３差ついたところからの逆転は1949年以降で史上初とのこと。ついでに言うと，同一場所に金星を４つ配給しておきながらの優勝も史上初っぽいが，こちらは確証がない。
豪栄道は昨年の９月の精神力があれば優勝できていたかもしれないが，今場所はメンタルが弱かった。３差を覆された史上初の力士という変な記録が残ってしまったが，大丈夫だ。こういうのは大体負けた側の力士は何年か経つと誰も覚えていないものだから。ヴァレンティンに56本目のホームランを打たれた投手の名前を，もう誰も覚えていないのと同じである。ただし，豪栄道の調子が良かったかというと疑問である。単に上位陣のほとんどが不在でかつ日馬富士が序盤に３連敗したから優勝争い先頭に立って目立ってしまっただけで，序盤から引きの相撲が多く，彼自身は並の調子だったのではないかと思う。照ノ富士は最近相撲が変わりつつあり，膝も手術をして治りつつあるところだったと聞いていただけに残念であるが，来場所の10勝を期待したい。高安はちょっとなんとも言えない。
関脇・小結。御嶽海はさほど印象がないが，関脇で８勝しておきながら印象がないあたり，かえって地力が付いた証拠なのかもしれない。しいて言うと，今場所は意外と組んで勝ってたかなと。嘉風は日によって出来が違いすぎた。玉鷲は序盤に右足首を捻ってから攻撃力が如実に落ちて，それでも食いしばっての７勝という様相。この人が元気なら，今場所の評価ももう少し上向いたかもしれない。栃煌山は全然ダメだった。これだけ横綱・大関がいない場所くらい大勝してほしかった気も。
前頭上位陣，今場所はここだけ書くところが多い。琴奨菊は中盤の４連敗が謎。序盤を見ていると「これは大関琴奨菊」と思ったのだが，中盤見るからに不調で「平幕琴奨菊」，終盤は再び戻ってきて「大関」だった。調子の良い時の琴奨菊は馬力もさることながら，左四つで寄っているように見えて右から突き落とし・小手投げが出る。今場所は４・10・15日目にこれで勝っているが，間の期間はすっぽりとこの動きがなくなったので顕著。北勝富士は７勝ながら高安戦の不戦勝を含み，動きは鈍かった。３月以降では最も不調だったのではないか。
阿武咲は新入幕から３場所連続の二桁勝利が史上初とのこと。とんでもない記録が生まれたものだ。先場所の段階での私は「来場所の成績は５勝と予想」なんて書いていたので，阿武咲の方向に土下座しておきたい。ただ，上位陣不在の中だったのも事実で，幸運の10勝ではあるかなと。また，９〜11日目で３連敗したときにはスタミナが切れていて，残りも全部落とすのではないかと思っていたのだが，見事に盛り返した。これが若さか。突き押しの人に思われがちだが，もろ差しで勝つことも多く，突き押しの中でも栃煌山寄りのタイプかもしれない。要経過観察。千代大龍は中盤まで明月院スペシャルことMSPがよく決まっていたが，終盤ははたきのタイミングが読まれて失速した。宇良は初日から休むべきだった，とだけ。貴景勝はまずまずの動き。
前頭中盤。逸ノ城は先場所に引き続き，やる気のある日と無い日の差が極端で，明らかに相手を見て変えている。あれはよくない。輝は惨敗。取り口を完全に研究されている感じ。あとは勢も惨敗していた。生命線の右腕が痛いのではないか。残りは可も不可もなく，特に書くことがない。
前頭下位。千代丸は突き押しから四つ相撲への転換が功を奏している様子。あの腹を使わないのは確かにもったいない。大翔丸は10勝しているが，決まり手の多くが突き落としで，引いて勝ち星を拾っていた。必ずしもそれが悪いわけではないが，うーん。遠藤と魁聖は上りエレベーター。一方，登れなかったのが隠岐の海で，彼もどうも逸ノ城と同じに見える。新入幕の朝乃山は幕内で通用しての10勝。右四つになると滅法強く，そこだけ取ればすでに前頭下位の力士ではない。押し相撲になってもそれなりに取れるのも長所で，差し負けるくらいなら離れて取ったほうが具合が良さそうである。前頭中盤に上がってどうなるかが非常に楽しみ。一方でどうも通用しないのが豊山。立ち合いの瞬発力の差，かなぁ。
全体的にそれほど悩まずすんなりと。関脇二人が勝ち越したので，照ノ富士は張り出しとした。宇良も星勘定で言えば十両だが，十両上位の勝ち越し者が少なく残留。誉富士は星があと１つ足りず。十両に落ちるのは石浦・徳勝龍・佐田の海・豊山の４人か。
Posted by dg_law at 00:38│Comments(7)
この記事へのコメント
上位陣の休場の多さで団子状態。中盤まで日馬富士が4敗した時は、平幕優勝が見られるかと思ったのですが、なかなか期待通りにいかない場所でした。千秋楽の豪栄道は、きっと泣くのをこらえていたのでしょう。
貴ノ岩は、病気らしい先場所を除けば、後半まで優勝争いに絡んでくるので、三役まで上がって欲しい。遠藤は二桁勝ちましたが、番付を考えると不思議はなく、踏み込みの鋭さが取り戻せればと。琴奨菊は、序盤は強くてこのまま行くのかと思わせてくれました。嘉風は今場所も流血、奮闘しました。
新十両では、勝ち越した大成道と負け越しの矢後とに明暗が別れました。来場所の十両昇進が舛ノ勝と貴源治の2人なので、矢後は十両残留？ 幕下西筆頭で4勝だった北太樹と東2枚目で5勝だった翔猿が番付運に泣かされる形でしょうか。
いろいろあって、5日目くらいで既に長いなあと思った場所でした。来場所は休場が減って、怪我が減ると良いのですが・・・
貴ノ岩は、病気らしい先場所を除けば、後半まで優勝争いに絡んでくるので、三役まで上がって欲しい。遠藤は二桁勝ちましたが、番付を考えると不思議はなく、踏み込みの鋭さが取り戻せればと。琴奨菊は、序盤は強くてこのまま行くのかと思わせてくれました。嘉風は今場所も流血、奮闘しました。
新十両では、勝ち越した大成道と負け越しの矢後とに明暗が別れました。来場所の十両昇進が舛ノ勝と貴源治の2人なので、矢後は十両残留？ 幕下西筆頭で4勝だった北太樹と東2枚目で5勝だった翔猿が番付運に泣かされる形でしょうか。
いろいろあって、5日目くらいで既に長いなあと思った場所でした。来場所は休場が減って、怪我が減ると良いのですが・・・
Posted by EN at 2017年09月27日 14:56
今場所もお疲れさまでした。
色々と意見はあるものの、正直名古屋より面白かｔ（ｒｙ
ところで地方巡業と怪我の関連性については量より質の問題だと思ってて、私は決して巡業が多すぎるという事も無いと思うんですよ。
力士と観客の距離が近くなったせいか、巡業の本分である稽古の時間がファンサービスに充てられてる実態の方が問題な気がしますね。無論ファンサはそれはそれで重要なものですから完全撤廃は有り得ませんが、例えば握手会の担当力士を事前に決めその日はファンサに専心させ取組だけの参加にし、それ以外は力士専用通路や場所を確保し交通整理や入場制限を徹底するとか（先発親方と勧進元の協力が不可欠ですが）。私が見てると肉体的なものより精神的な負担の方が重いような気がするんですよね。そもそもあまりに怪我が酷い力士は元から離脱してるわけで、夏巡業の数が０だろうが１０だろうが結局宇良なんかは同じ運命だっただろうし。
あと移動のバスも台数を増やして相撲協会主導でバスを作ってみるとか（駐車場の確保は・・・頑張る）。
今、ホテル感覚の快適高速バスもありますし、そういうのを参考に力士の為の力士による力士のバスも作れるんじゃない？かと。よく言われるのが長時間移動の負担だと聞きますからそのあたりも改善していかねばなりません。
色々と意見はあるものの、正直名古屋より面白かｔ（ｒｙ
ところで地方巡業と怪我の関連性については量より質の問題だと思ってて、私は決して巡業が多すぎるという事も無いと思うんですよ。
力士と観客の距離が近くなったせいか、巡業の本分である稽古の時間がファンサービスに充てられてる実態の方が問題な気がしますね。無論ファンサはそれはそれで重要なものですから完全撤廃は有り得ませんが、例えば握手会の担当力士を事前に決めその日はファンサに専心させ取組だけの参加にし、それ以外は力士専用通路や場所を確保し交通整理や入場制限を徹底するとか（先発親方と勧進元の協力が不可欠ですが）。私が見てると肉体的なものより精神的な負担の方が重いような気がするんですよね。そもそもあまりに怪我が酷い力士は元から離脱してるわけで、夏巡業の数が０だろうが１０だろうが結局宇良なんかは同じ運命だっただろうし。
あと移動のバスも台数を増やして相撲協会主導でバスを作ってみるとか（駐車場の確保は・・・頑張る）。
今、ホテル感覚の快適高速バスもありますし、そういうのを参考に力士の為の力士による力士のバスも作れるんじゃない？かと。よく言われるのが長時間移動の負担だと聞きますからそのあたりも改善していかねばなりません。
Posted by （ д）゜゜ at 2017年09月29日 16:10
次に公傷制度ですが、まずこれを完全復活させることは絶対反対。大したことが無い怪我でも全治２ヶ月以上の盛り診断書が乱造される事が容易に想像できます。なので「どうせ仮病だろ！」という協会側と「ガチで怪我を治したいんすけど・・・」という力士側との折衷案を考えなくてはならないわけですが、私が考えたのが
【対象】
�ヾ惻茲里�
�∨楙貊蠅任硫�我で全治２ヶ月以上の者
これを前提とし番付の降下に関しては全休と同じ扱いとします。
公傷全休の地位を「起点」とし、復帰の場所で「起点」が幕内の場合、十両の番付であれば１０勝以上、幕下以下であれば７戦全勝で「起点」の最下位に復帰できるシステム（もちろん十両上位であれば普通に昇進できる星ではありますが、昇進は確約する、という事で）。
「起点」が十両であれば幕下以下７戦全勝。
ややこしいので例を出すと今場所の宇良に公傷を認めたとして、３場所休ませたとします。
九：東前頭１６ ０−０−１５ ←「起点」は幕内
初：東十両１２ ０−０−１５
春：東幕下１０ ０−０−７
夏：東幕下５０ ７−０ ←復帰。７戦全勝なので名古屋場所は「起点」の幕内最下位に昇進。仮に６勝以下であれば通常の番付編成に戻り公傷の特典は消滅。
これであれば乱用を最低限に抑えつつ怪我をしてしまった時の救済にもなるんじゃないかなぁと思っております。序ノ口まで落ちて７戦全勝狙う力士もいるでしょうが、その間は給料入らないし万が一負けた時のリスクもありますし、強豪が復帰場所で被るケースも出てくるでしょうから、そんなに易しい道では無いとは思ってます。まぁ相撲協会に言えよって感じですけどねｗ機会があれば、新弟子検査の身長制限撤廃と共に提言しておきますｗ
【対象】
�ヾ惻茲里�
�∨楙貊蠅任硫�我で全治２ヶ月以上の者
これを前提とし番付の降下に関しては全休と同じ扱いとします。
公傷全休の地位を「起点」とし、復帰の場所で「起点」が幕内の場合、十両の番付であれば１０勝以上、幕下以下であれば７戦全勝で「起点」の最下位に復帰できるシステム（もちろん十両上位であれば普通に昇進できる星ではありますが、昇進は確約する、という事で）。
「起点」が十両であれば幕下以下７戦全勝。
ややこしいので例を出すと今場所の宇良に公傷を認めたとして、３場所休ませたとします。
九：東前頭１６ ０−０−１５ ←「起点」は幕内
初：東十両１２ ０−０−１５
春：東幕下１０ ０−０−７
夏：東幕下５０ ７−０ ←復帰。７戦全勝なので名古屋場所は「起点」の幕内最下位に昇進。仮に６勝以下であれば通常の番付編成に戻り公傷の特典は消滅。
これであれば乱用を最低限に抑えつつ怪我をしてしまった時の救済にもなるんじゃないかなぁと思っております。序ノ口まで落ちて７戦全勝狙う力士もいるでしょうが、その間は給料入らないし万が一負けた時のリスクもありますし、強豪が復帰場所で被るケースも出てくるでしょうから、そんなに易しい道では無いとは思ってます。まぁ相撲協会に言えよって感じですけどねｗ機会があれば、新弟子検査の身長制限撤廃と共に提言しておきますｗ
Posted by （ д）゜゜ at 2017年09月29日 16:12
長々と今場所ならではの事について語ってしまいましたが、今場所の中身については若手の頑張りが一層光ってたかなと。正直私個人の意見としては名古屋場所より全然面白かったんですよね。
阿武咲にはちょっとハマりかけてて、ちょっと前まで「豊響の下位互換」とか言っちゃってたんで私も一緒にフル○ンになって土下座しますｗ仰る通り上位不在で流れもあったにはあったんですが、まぁそこは本人のせいじゃないので良しとします。思ったより相撲の幅が広いんですよね。将来的には北勝海みたいな組んで良し離れて良しなタイプになるんじゃないかなぁ・・・楽しみになってきましたね。
あとは・・・
【千代大龍】
１９０キロに乗ったと聞いて今場所大勝ちかぼろ負けのどっちかだろうな、と思ってたんですけど半端に８勝ｗ
ただ中日までは普通に優勝するんじゃないかと言うぐらいの勢いがあったのでインパクトとしては強い。
【千代丸】
本格的に右四つお腹攻撃が様になってきましたね。この体で動きがシャープなのが何とも。
【遠藤】
どうせならあと１勝しとけよｗ
【朝乃山】
右四つ左上手になると本当に強いですね。宝富士なんかも左四つだと鬼の様に強いですが彼には立ち合いからの武器は無いし。
貴乃花の様な本格派の力士になりそうな予感がしますよ。とりあえず来場所は阿武咲に続いて１０勝チャレンジ。
・・・あ、ホントに中位に目立った力士がいないｗ
今場所は何か場所の中身よりも制度の方について語りまくってしまいましたが、とりあえず今場所はこれで失礼いたします。
阿武咲にはちょっとハマりかけてて、ちょっと前まで「豊響の下位互換」とか言っちゃってたんで私も一緒にフル○ンになって土下座しますｗ仰る通り上位不在で流れもあったにはあったんですが、まぁそこは本人のせいじゃないので良しとします。思ったより相撲の幅が広いんですよね。将来的には北勝海みたいな組んで良し離れて良しなタイプになるんじゃないかなぁ・・・楽しみになってきましたね。
あとは・・・
【千代大龍】
１９０キロに乗ったと聞いて今場所大勝ちかぼろ負けのどっちかだろうな、と思ってたんですけど半端に８勝ｗ
ただ中日までは普通に優勝するんじゃないかと言うぐらいの勢いがあったのでインパクトとしては強い。
【千代丸】
本格的に右四つお腹攻撃が様になってきましたね。この体で動きがシャープなのが何とも。
【遠藤】
どうせならあと１勝しとけよｗ
【朝乃山】
右四つ左上手になると本当に強いですね。宝富士なんかも左四つだと鬼の様に強いですが彼には立ち合いからの武器は無いし。
貴乃花の様な本格派の力士になりそうな予感がしますよ。とりあえず来場所は阿武咲に続いて１０勝チャレンジ。
・・・あ、ホントに中位に目立った力士がいないｗ
今場所は何か場所の中身よりも制度の方について語りまくってしまいましたが、とりあえず今場所はこれで失礼いたします。
Posted by （ д）゜゜ at 2017年09月29日 16:14
＞ENさん
どうせなら平幕優勝を見たかった感もなくはなかったですねｗ
貴ノ岩は絶妙なところで勝負弱い感じがして（だからこそいつぞやの白鵬戦が光っているのですが），そこが上位挑戦の鍵なのかなと。
遠藤は本人自身が二桁勝ってても全く嬉しくなさそうなのが印象的でした。
嘉風は毎場所出血してますね。体質的に仕方ないのでしょうが，本人はつらそうです。呼吸が止まるのが……
十両も５敗が優勝ラインで混沌としてましたね。
幕内と十両はそれなりにすんなり入れ替わりそうですが，十両と幕下はいつもにも増して番付運が重要そうな様相ですよね。
来場所のケガ人は，今場所よりもマシという程度になりそうな気がします……
どうせなら平幕優勝を見たかった感もなくはなかったですねｗ
貴ノ岩は絶妙なところで勝負弱い感じがして（だからこそいつぞやの白鵬戦が光っているのですが），そこが上位挑戦の鍵なのかなと。
遠藤は本人自身が二桁勝ってても全く嬉しくなさそうなのが印象的でした。
嘉風は毎場所出血してますね。体質的に仕方ないのでしょうが，本人はつらそうです。呼吸が止まるのが……
十両も５敗が優勝ラインで混沌としてましたね。
幕内と十両はそれなりにすんなり入れ替わりそうですが，十両と幕下はいつもにも増して番付運が重要そうな様相ですよね。
来場所のケガ人は，今場所よりもマシという程度になりそうな気がします……
Posted by DG-Law at 2017年09月30日 14:20
＞（ д）゜゜ さん
今場所もお疲れ様でした。
＞地方巡業と怪我の関連性については量より質の問題だと思ってて〜〜
なるほど。そういう改善も確かにありますね。
特に「長時間移動の負担」はよく聞くところなので，そこを改善すれば，回数を維持したまま力士への負担は減らせそうな気がします。
「地方巡業を，各本場所開催地の近隣に絞れば移動の負担は減る」という意見もtwitterでは見かけました。それはそれで行ける場所が減ってしまうので不公平感が増しますが，これも意図するところは同じですもんね。
＞公傷制度
＞大したことが無い怪我でも全治２ヶ月以上の盛り診断書が乱造される事が容易に想像できます
ですよねー。
それがあるので，完全復活を唱える人をあまり見かけないのだと思います。
復活させるとしても工夫が必要というのはおそらく誰しもが同意するところで，どう工夫するかが本来は議論されるべきところだなぁと。
その案，復帰条件のうち十両で10勝は割りとありだと思うんですが，幕下以下の場合７戦全勝は意外とシビアかもしれません。何かの拍子で負けるリスクはあるので……そこの運も込みで賭けるからこその休場のペナルティと言えるのかもしれませんが。
あるいは，その条件に「�Ｋ覯�16枚目以下には下がらない」と付け加えるとちょうどいい感じかもしれません。全勝すれば（番付運にもよるけど原則）１場所で戻れるので。
＞正直私個人の意見としては名古屋場所より全然面白かったんですよね
そこは割りと個人差があるところかもしれません。
今場所もお疲れ様でした。
＞地方巡業と怪我の関連性については量より質の問題だと思ってて〜〜
なるほど。そういう改善も確かにありますね。
特に「長時間移動の負担」はよく聞くところなので，そこを改善すれば，回数を維持したまま力士への負担は減らせそうな気がします。
「地方巡業を，各本場所開催地の近隣に絞れば移動の負担は減る」という意見もtwitterでは見かけました。それはそれで行ける場所が減ってしまうので不公平感が増しますが，これも意図するところは同じですもんね。
＞公傷制度
＞大したことが無い怪我でも全治２ヶ月以上の盛り診断書が乱造される事が容易に想像できます
ですよねー。
それがあるので，完全復活を唱える人をあまり見かけないのだと思います。
復活させるとしても工夫が必要というのはおそらく誰しもが同意するところで，どう工夫するかが本来は議論されるべきところだなぁと。
その案，復帰条件のうち十両で10勝は割りとありだと思うんですが，幕下以下の場合７戦全勝は意外とシビアかもしれません。何かの拍子で負けるリスクはあるので……そこの運も込みで賭けるからこその休場のペナルティと言えるのかもしれませんが。
あるいは，その条件に「�Ｋ覯�16枚目以下には下がらない」と付け加えるとちょうどいい感じかもしれません。全勝すれば（番付運にもよるけど原則）１場所で戻れるので。
＞正直私個人の意見としては名古屋場所より全然面白かったんですよね
そこは割りと個人差があるところかもしれません。
Posted by DG-Law at 2017年09月30日 14:35
＞阿武咲
一緒に土下座しますかｗ
＞千代大龍
はたきのタイミングが読まれるようになった途端に，あんなに負けが込むとは思ってなかった……あのまま行けば優勝戦線に残ってましたね。
＞朝乃山
来場所も10勝してほしいですね。「真価は３場所目」って来場所の評に書きたい。
来場所もよろしくおねがいします。
九州場所は満場一致で「おもしろかった」と言いたいところで。
一緒に土下座しますかｗ
＞千代大龍
はたきのタイミングが読まれるようになった途端に，あんなに負けが込むとは思ってなかった……あのまま行けば優勝戦線に残ってましたね。
＞朝乃山
来場所も10勝してほしいですね。「真価は３場所目」って来場所の評に書きたい。
来場所もよろしくおねがいします。
九州場所は満場一致で「おもしろかった」と言いたいところで。
Posted by DG-Law at 2017年09月30日 14:37
