2019年06月17日

慶應大は入試改革しないらしいよ

・2021年度 学部一般入学試験の新制度決定(上智大学)
→ これは私大文系入試にとってはかなり大きなニュースで,一言で言えば既存のマーク式・科目別の一般入試は全廃になる。新たな受験型は3パターン。
1.上智大が運営している英語4技能試験TEAPの成績と,筆記(論述)の科目別試験で決まるパターン。これは現行ですでに実施されている。
2.大学入学共通テストと民間英語4技能試験の結果,さらに総合型の記述試験の3つを使うパターン。
3.大学入学共通テストと民間英語4技能試験の結果だけで決まるパターン。
→ これが当ブログにどう影響するかといえば,例年大量の悪問・難問を排出してきた上智大の世界史が2020年を最後に事実上消滅するということになる。厳密に言えば上述1のパターンで科目別試験が残るが,あれは割と良質な論述問題が課されているので,大きな方向転換でも無い限り,あの企画に収録されることはないだろう。
→ 切り替わる年度は大学入学共通テストの初年度,つまり早稲田大の政経学部・国際教養学部と同タイミングである。世の中の方向性であるなぁ。しかし,早稲田大は9学部中2学部のみであるが,上智は全学部全日程であるから,規模が違う。何十年分かの伝統をすべて投げ捨てたのであるから,非常に大きな改革である。
→ そういうわけで早稲田大の政経学部・国際教養学部の時と全く同じコメントをしておくが,「ああいう質で続行するならこういう結末になるのも仕方がない」。今年度の例の企画で,粛々と最後の年度を見守ろうと思う。


・世界最古の水稲栽培文明を滅ぼした急激な寒冷化イベント(東京大学 大学院理学系研究科・理学部)
→ ちょうど良渚文化が滅亡した頃であるので,その滅亡要因が明かされつつあるのかもしれない。玉器の生産と豚の飼育で有名な文化であり,新石器時代最後の文化であるから,その空白の300年間に玉器や豚の飼育が拡散し,逆に青銅器が入ってきたとすると,なかなかの時代の変わり目である。


・【高山病】ロキソニンとかも頭痛に効くって書いてあるから試しに飲んで見たんだけどやっぱ意味ないの?(登山ちゃんねる)
→ 自分が富士山に登ったときの経験で言えば頬付からもらった解熱鎮痛剤がよく効いていたが,あれは高山病だったのか,劣悪な環境による睡眠不足だったのか,区別がつかない。その後なんともなかったことを考えると,睡眠不足だったように思う。今年登る際には,お守りとしてイブクイックデラックスを持参したい。


・【衝撃】炎上当事者が激白! エイベックスのまネコ騒動の裏側「毎日が地獄だった」(バズプラスニュース)
→ 非常に懐かしい話。無駄に盛大に燃えたのはかわいそうだと思うけど,いまだもって「ネットのキャラクターを盗作したわけでもない」から俺は悪くないと思っているのはすごい。法律的には盗作じゃなくても,キャラが誕生した経緯を考えると誰しもが盗作って考えるから燃えたんやで……そこまで考えて炎上させないのがビジネスなので,あれは失敗ビジネスだよ。