2019年07月22日
小兵力士活躍の場所,とまとめておきたい
大関4人全員休場という珍事をはじめとして,今ひとつ盛り上がりに欠けてしまった名古屋場所であった。大関4人は,事前に貴景勝が休場を届け出ていて,栃ノ心が休場するのはケガの状態から言ってわかるところ,豪栄道もともかくとして,高安まで休場したのはなにか呪われていたのでは。それよりは,9勝にケチをつけるのもなんだが御嶽海が9勝止まり,あとは遠藤が10勝したくらいで,関脇以下の前頭上位陣がぱっとしなかったのが今場所が中途半端だった最大の要因であろう。世代交代が叫ばれる昨今の大相撲ながら,今場所に限れば時が止まったか戻ったか。相撲自体も全体的に淡白であった。見応えがあったのは三賞を受賞した4人(炎鵬・遠藤・照強・友風)くらいで,今場所の三賞は妥当も妥当である。
それでも両横綱に罪はなく,ある種の「つまらなさ」をするのが横綱の役目であるから,見事に果たしたとは言える。鶴竜が7場所ぶりに優勝したのは好材料で,素直に喜ばしい。完全な不覚により1敗したが,今場所の鶴竜は白鵬を差し置いて完全に一人だけ別格の強さであった。それだけに全勝優勝してほしかったところで,返す返すもあの1敗が惜しい。いや,あれは友風を褒めるべきではあるのだが。これで鶴竜の力士寿命は大きく延びた。休場を挟みつつもあと1年はとれるだろう。東京五輪にたどり着きそうである。白鵬はどうなるか。
個別評。優勝した鶴竜は白鵬を彷彿とさせる省エネ相撲で前半をやり過ごしていたが,これは意図的だったという報道を読んだ。年齢的にどうしてもスタミナ不足との問題には直面してしまい,腰のケガもあって,そうせざるをえなかった。しかし,かえって吹っ切れて動きが軽快で,この人になまくら四つという言葉は通用せず,右四つだろうが左四つだろうがかまわず寄っていき,ここぞで投げるという判断も的確であった。要所で引いて呼び込む悪癖が見られず,決まるタイミングでしか引いていなかった。残したスタミナで千秋楽は白鵬と長い相撲をとっての完勝,見事な15日間戦略としか言いようがない。白鵬は休場明けであったが,この人に休場明けのブランク云々というのはかえって失礼な気がする。調子は近年の好調ではないときの白鵬という様子で,鶴竜とは対照的に前半の相撲で省エネ相撲に失敗し,長い相撲がそこそこあってスタミナを使い切った。高安休場の不戦勝が無ければもっと崩れていたかもしれない。その不戦勝の翌日12日目,御嶽海相手に長い相撲になったのも影響した。千秋楽の鶴竜戦が熱戦だったが,それ以外にはあまり見どころがない。
大関陣……は高安以外に論評しようがない。高安は本当に不運で,7勝目というタイミングだったのが不幸中の小さな幸いだっただったか。奇しくも左腕で,これが使えない中の戦い方は稀勢の里の先例があって乗り越えられたのかもしれない。勝ち越したその日に休場したのでほっとした。
三役。御嶽海は二桁に乗せてほしかった。ようやく初場所のケガが癒えてきた様子ではある。押しているうちは強いのだが,守勢に回るとどうしようもない相撲になるので,勝った時の相撲ばかり印象に残り,終わってみると9勝という数字は「こんなに負けてたっけ」と印象とのズレが強い。阿炎は勝ち越し。こんなに早く上位定着するとは予想外だった。先場所評に「思っていたよりもかなり早く上位に定着しそう。」とは書いたが,むしろ1場所で小結勝ち越しとなるとは。変な引き癖が修正されつつあり,諸手突きから一気の出足で押し込んでしまう場面が増えたのは好材料。竜電の大敗は意外だった。ケガの様子はなく圧力が減じた印象もないが,頭を付けてもろ差しか左差しという得意の形にさせてもらえず,突き放されて負けるパターンが多かった。対策されている。
前頭上位。朝乃山は負け越したが,平幕優勝翌場所によくあるパターンからして大敗する可能性もそれなりに高かったので,7勝にまとめたのはむしろ好印象である。やはり右四つになれば強いのだが,なかなかそうさせてもらえないのが上位陣の相撲といったところ。遠藤はいつもながらに見事な技巧。毎場所勝ち越しさえすれば技能賞をあげたいくらい。そしてやっとその技巧に身体が追いついてきた感じもする。明生は4勝止まりの大敗ながら悪い印象がなく,理由を考えながら今場所の相撲を振り返ってみると,前に出る相撲が多くよく攻めていた。引かれたり土俵際で投げられたりの逆転負けを喫していて,詰めを厳しくしてほしい。琴奨菊は14日目に会心の相撲で白鵬を2敗とする活躍を見せたが,むしろ今場所はそれ以外の相撲は光ったものがなかった。
前頭中盤。友風の謎の勝ち越し力。いまだにデビュー以来負け越しを知らない。かなりの勝ち星をはたき込みで稼いでおり,押し引きのセンスは抜群に良い。13日目の鶴竜戦は特に見事で,横綱初挑戦,しかも押し込まれていながら隙をついてはたきを決めた強心臓も素晴らしい。インタビューを見ていると,彼の場合はビッグマウスというよりも物怖じしない性格なのではないかと思う。問題は上位陣は引いてもなかなか落ちないので,そこに対応できるかどうか。来場所がいよいよ上位初挑戦になるので,まだ勝負の女神が微笑んでくれるか。阿武咲は場所ごとにパワーが落ちているような。大きなケガではないのならかえって心配である。
前頭下位。負け越し力士ばかりが目立ったので,以下は概ねその批評になる。錦木はまさかの負け越しで,今年の初場所あたりまでの覚醒状態はなんだったのか。引っ張り込む力は強いのだが,小手投げをうてる状況になる前に土俵を割っていた相撲が多かった。栃煌山もこの番付で大敗。寄る年波に勝てないか。輝も一時期修正されていた腰高が戻ってきてしまい,脆かった。千代丸も腰高で,せっかくの太鼓腹が死んでいた。
なんかもう散々な状態の前頭下位で光っていたのは小兵2名で,しかも対照的な取り口である。炎鵬は小兵らしい小兵で,とにかく動き回って撹乱して潜り,深めに差して相手の動きを止めるか前みつをとって寄っていく。ただし,気負いすぎて往時の日馬富士のような自滅や,形を作ったはいいが非力で攻めきれず逆転を食う場面があり,その辺りが課題。もう一人の照強は小兵らしい低さに小兵らしからぬ前進力を兼ね備えた取り口で,今場所これが開花した。あの低さであんなに押し込まれると対処が難しいだろうし,小兵らしい脆さもないのでこれは手強い。それでも先場所までは潜らせなければ何とかなったが,今場所は潜れなくてもそのまま押し込んでくるし,引いても落ちないので勝ち星が12まで伸びた。来場所はまだ上位までいかず中盤あたりの地位に留まりそうなので,来場所もまた大勝してもおかしくない。炎鵬・照強・石浦の小兵勢では(琴恵光も入れてもいいかもしれない),現状なら照強が見ていて思わぬ相撲になって一番面白い。
安美錦が引退した。頭から当たって一気に押していく相撲と,変化といなしを多用して何とかまとめてしまう相撲の二系統があり,しかも押し相撲に対しては土俵際で絶妙ないなして逆転する「土俵際の魔術師」でもあったから,対戦相手からすると大変に苦労する”曲者”であった。取材に対するコメントも面白いものが多く,土俵外ではあるがこれも曲者感が増す理由であったと思う。安美錦が苦手という力士は多く,上位では琴欧洲が有名で,琴欧洲は何度安美錦に優勝のチャンスをつぶされたことか。稀勢の里も大関昇進前はカモにされていた。良い壁だったと思う。一方で真正面から押し負けたり,策士策に溺れる場面もあり,また捕まるとわりとどうしようもなくなるという欠点もあった(一応右四つならとれたが,左四つは完全にどうにもならなかった)。この辺が上位定着はできても大関とりとは一度も言われずに終わった要因と言えよう。
非常に長命な力士で,貴乃花の現役最後の取組相手となったことは有名。驚くべきことにまず右膝,やや時間があいて左膝を負傷し,両膝を故障してからが長かった。2015年頃になると加齢もあってさすがに押し込む力はかなり落ちていたが,土俵際の魔術師っぷりは衰えることなく,そこから4年も取るとは思っていなかった。普通は引き技を多用すれば力士寿命が縮むものだが,それは失敗した際に不自然に土俵から落ちるためであって,成功が続きさえすればそんなこともないのだというレアケースと言えよう。両膝が故障しているはずなのに土俵際で強いので,魔術としか言いようがなかった。記録としては,関取在位117場所は史上最多タイ(魁皇と並ぶ)。年長関取は引退時点の40歳7ヶ月で史上2位。あと3ヶ月で旭天鵬を抜いて1位になっていた。通算出場1805回で史上3位。幕内在位97場所でこれも史上3位タイ。幕内出場回数1399回で史上4位。錚々たる記録である。しかし何より,倒した横綱は11人,倒した大関は64人というのが,最も偉大な記録かもしれない。お疲れ様でした。
それでも両横綱に罪はなく,ある種の「つまらなさ」をするのが横綱の役目であるから,見事に果たしたとは言える。鶴竜が7場所ぶりに優勝したのは好材料で,素直に喜ばしい。完全な不覚により1敗したが,今場所の鶴竜は白鵬を差し置いて完全に一人だけ別格の強さであった。それだけに全勝優勝してほしかったところで,返す返すもあの1敗が惜しい。いや,あれは友風を褒めるべきではあるのだが。これで鶴竜の力士寿命は大きく延びた。休場を挟みつつもあと1年はとれるだろう。東京五輪にたどり着きそうである。白鵬はどうなるか。
個別評。優勝した鶴竜は白鵬を彷彿とさせる省エネ相撲で前半をやり過ごしていたが,これは意図的だったという報道を読んだ。年齢的にどうしてもスタミナ不足との問題には直面してしまい,腰のケガもあって,そうせざるをえなかった。しかし,かえって吹っ切れて動きが軽快で,この人になまくら四つという言葉は通用せず,右四つだろうが左四つだろうがかまわず寄っていき,ここぞで投げるという判断も的確であった。要所で引いて呼び込む悪癖が見られず,決まるタイミングでしか引いていなかった。残したスタミナで千秋楽は白鵬と長い相撲をとっての完勝,見事な15日間戦略としか言いようがない。白鵬は休場明けであったが,この人に休場明けのブランク云々というのはかえって失礼な気がする。調子は近年の好調ではないときの白鵬という様子で,鶴竜とは対照的に前半の相撲で省エネ相撲に失敗し,長い相撲がそこそこあってスタミナを使い切った。高安休場の不戦勝が無ければもっと崩れていたかもしれない。その不戦勝の翌日12日目,御嶽海相手に長い相撲になったのも影響した。千秋楽の鶴竜戦が熱戦だったが,それ以外にはあまり見どころがない。
大関陣……は高安以外に論評しようがない。高安は本当に不運で,7勝目というタイミングだったのが不幸中の小さな幸いだっただったか。奇しくも左腕で,これが使えない中の戦い方は稀勢の里の先例があって乗り越えられたのかもしれない。勝ち越したその日に休場したのでほっとした。
三役。御嶽海は二桁に乗せてほしかった。ようやく初場所のケガが癒えてきた様子ではある。押しているうちは強いのだが,守勢に回るとどうしようもない相撲になるので,勝った時の相撲ばかり印象に残り,終わってみると9勝という数字は「こんなに負けてたっけ」と印象とのズレが強い。阿炎は勝ち越し。こんなに早く上位定着するとは予想外だった。先場所評に「思っていたよりもかなり早く上位に定着しそう。」とは書いたが,むしろ1場所で小結勝ち越しとなるとは。変な引き癖が修正されつつあり,諸手突きから一気の出足で押し込んでしまう場面が増えたのは好材料。竜電の大敗は意外だった。ケガの様子はなく圧力が減じた印象もないが,頭を付けてもろ差しか左差しという得意の形にさせてもらえず,突き放されて負けるパターンが多かった。対策されている。
前頭上位。朝乃山は負け越したが,平幕優勝翌場所によくあるパターンからして大敗する可能性もそれなりに高かったので,7勝にまとめたのはむしろ好印象である。やはり右四つになれば強いのだが,なかなかそうさせてもらえないのが上位陣の相撲といったところ。遠藤はいつもながらに見事な技巧。毎場所勝ち越しさえすれば技能賞をあげたいくらい。そしてやっとその技巧に身体が追いついてきた感じもする。明生は4勝止まりの大敗ながら悪い印象がなく,理由を考えながら今場所の相撲を振り返ってみると,前に出る相撲が多くよく攻めていた。引かれたり土俵際で投げられたりの逆転負けを喫していて,詰めを厳しくしてほしい。琴奨菊は14日目に会心の相撲で白鵬を2敗とする活躍を見せたが,むしろ今場所はそれ以外の相撲は光ったものがなかった。
前頭中盤。友風の謎の勝ち越し力。いまだにデビュー以来負け越しを知らない。かなりの勝ち星をはたき込みで稼いでおり,押し引きのセンスは抜群に良い。13日目の鶴竜戦は特に見事で,横綱初挑戦,しかも押し込まれていながら隙をついてはたきを決めた強心臓も素晴らしい。インタビューを見ていると,彼の場合はビッグマウスというよりも物怖じしない性格なのではないかと思う。問題は上位陣は引いてもなかなか落ちないので,そこに対応できるかどうか。来場所がいよいよ上位初挑戦になるので,まだ勝負の女神が微笑んでくれるか。阿武咲は場所ごとにパワーが落ちているような。大きなケガではないのならかえって心配である。
前頭下位。負け越し力士ばかりが目立ったので,以下は概ねその批評になる。錦木はまさかの負け越しで,今年の初場所あたりまでの覚醒状態はなんだったのか。引っ張り込む力は強いのだが,小手投げをうてる状況になる前に土俵を割っていた相撲が多かった。栃煌山もこの番付で大敗。寄る年波に勝てないか。輝も一時期修正されていた腰高が戻ってきてしまい,脆かった。千代丸も腰高で,せっかくの太鼓腹が死んでいた。
なんかもう散々な状態の前頭下位で光っていたのは小兵2名で,しかも対照的な取り口である。炎鵬は小兵らしい小兵で,とにかく動き回って撹乱して潜り,深めに差して相手の動きを止めるか前みつをとって寄っていく。ただし,気負いすぎて往時の日馬富士のような自滅や,形を作ったはいいが非力で攻めきれず逆転を食う場面があり,その辺りが課題。もう一人の照強は小兵らしい低さに小兵らしからぬ前進力を兼ね備えた取り口で,今場所これが開花した。あの低さであんなに押し込まれると対処が難しいだろうし,小兵らしい脆さもないのでこれは手強い。それでも先場所までは潜らせなければ何とかなったが,今場所は潜れなくてもそのまま押し込んでくるし,引いても落ちないので勝ち星が12まで伸びた。来場所はまだ上位までいかず中盤あたりの地位に留まりそうなので,来場所もまた大勝してもおかしくない。炎鵬・照強・石浦の小兵勢では(琴恵光も入れてもいいかもしれない),現状なら照強が見ていて思わぬ相撲になって一番面白い。
安美錦が引退した。頭から当たって一気に押していく相撲と,変化といなしを多用して何とかまとめてしまう相撲の二系統があり,しかも押し相撲に対しては土俵際で絶妙ないなして逆転する「土俵際の魔術師」でもあったから,対戦相手からすると大変に苦労する”曲者”であった。取材に対するコメントも面白いものが多く,土俵外ではあるがこれも曲者感が増す理由であったと思う。安美錦が苦手という力士は多く,上位では琴欧洲が有名で,琴欧洲は何度安美錦に優勝のチャンスをつぶされたことか。稀勢の里も大関昇進前はカモにされていた。良い壁だったと思う。一方で真正面から押し負けたり,策士策に溺れる場面もあり,また捕まるとわりとどうしようもなくなるという欠点もあった(一応右四つならとれたが,左四つは完全にどうにもならなかった)。この辺が上位定着はできても大関とりとは一度も言われずに終わった要因と言えよう。
非常に長命な力士で,貴乃花の現役最後の取組相手となったことは有名。驚くべきことにまず右膝,やや時間があいて左膝を負傷し,両膝を故障してからが長かった。2015年頃になると加齢もあってさすがに押し込む力はかなり落ちていたが,土俵際の魔術師っぷりは衰えることなく,そこから4年も取るとは思っていなかった。普通は引き技を多用すれば力士寿命が縮むものだが,それは失敗した際に不自然に土俵から落ちるためであって,成功が続きさえすればそんなこともないのだというレアケースと言えよう。両膝が故障しているはずなのに土俵際で強いので,魔術としか言いようがなかった。記録としては,関取在位117場所は史上最多タイ(魁皇と並ぶ)。年長関取は引退時点の40歳7ヶ月で史上2位。あと3ヶ月で旭天鵬を抜いて1位になっていた。通算出場1805回で史上3位。幕内在位97場所でこれも史上3位タイ。幕内出場回数1399回で史上4位。錚々たる記録である。しかし何より,倒した横綱は11人,倒した大関は64人というのが,最も偉大な記録かもしれない。お疲れ様でした。
西の小結が焦点で,遠藤・北勝富士・友風が候補。友風はやや弱いか。北勝富士はこれで上がれないなら番付運がなさすぎるが,どうも遠藤になりそうな気はしている。その余波があって,普段はスカスカになりがちな前頭2・3枚目が渋滞を起こした。普段よりも番付運が悪いという結果になる人が多そうな情勢。前頭中盤・下位は落ちそうなくらい負けた人が多かったが,十両情勢も混沌としていたため,入れ替わりは4人で終わりそう。貴源治と栃煌山は本当によく残れた。
十両と幕下の入れ替わりは,落ちるのが明瀬山・竜虎・荒鷲,これに引退の安美錦の4人の枠が空き,上ってくるのは青狼・彩までは間違いないとして,残りが難しい。西5枚目で5−2の若本春,東7枚目で6−1の天空海,東3枚目で4−3の玉木の3人から2人というところか。玉木が上がった場合のみ新関取誕生となる。
十両と幕下の入れ替わりは,落ちるのが明瀬山・竜虎・荒鷲,これに引退の安美錦の4人の枠が空き,上ってくるのは青狼・彩までは間違いないとして,残りが難しい。西5枚目で5−2の若本春,東7枚目で6−1の天空海,東3枚目で4−3の玉木の3人から2人というところか。玉木が上がった場合のみ新関取誕生となる。
Posted by dg_law at 00:36│Comments(2)
この記事へのコメント
大関が全員休場したものの、横綱が適度に負けて、千秋楽まで優勝争いが盛り上がった場所でした。白鵬は中盤から相撲がおかしくなって、逸ノ城にまさかの寄り切り。琴奨菊が三賞候補に挙がるなら、逸ノ城も候補になっても良さそうでしたが。どこでだったか、「(大関を避けるようにして)番付をたくみに乗りこなしている」というコメントに笑ってしまいました。
先場所優勝だった朝乃山は、まあ、これくらいならば……大関不在を考えると、勝ち越してほしかったところではありますが。明生は、確かに大きく負け越しはしたもののの、相撲の内容自体は悪くなくて、将来性に期待。友風は、あっという間に強くなってきました。この勢いで三役に定着するかどうか、来場所も楽しみです。
炎鵬は怪我をこらえての勝ち越し。貴源治は両足を怪我したようで、中盤以降は1勝もできないまま。十両だと、勢は後半になって久々に勝ちが拾えるようになりましたが、臥牙丸は骨折のまま出場を続けて負け越し。照ノ富士は強引な相撲が目立ったものの6勝。天風も5勝で勝ち越しでしたか。舛乃山は3連敗の後から休場。宇良や千代の国も来場所あたりから出場できるのでしょうか、心配です。
先場所優勝だった朝乃山は、まあ、これくらいならば……大関不在を考えると、勝ち越してほしかったところではありますが。明生は、確かに大きく負け越しはしたもののの、相撲の内容自体は悪くなくて、将来性に期待。友風は、あっという間に強くなってきました。この勢いで三役に定着するかどうか、来場所も楽しみです。
炎鵬は怪我をこらえての勝ち越し。貴源治は両足を怪我したようで、中盤以降は1勝もできないまま。十両だと、勢は後半になって久々に勝ちが拾えるようになりましたが、臥牙丸は骨折のまま出場を続けて負け越し。照ノ富士は強引な相撲が目立ったものの6勝。天風も5勝で勝ち越しでしたか。舛乃山は3連敗の後から休場。宇良や千代の国も来場所あたりから出場できるのでしょうか、心配です。
Posted by EN at 2019年07月24日 16:37
白鵬はけっこうごまかしながらの相撲で,それ自体はそこまで珍しくないんですが,結局ごまかしきれなかったですね。逸ノ城への負け方はかなりインパクトがありました。
逸ノ城は,正直そう言われても仕方ないと思いますw。負け方をもっと考えてほしいところ。あからさまな手抜きは三賞選考なんかでマイナスですね。
明生,友風はやっぱりそうですよね。
貴源治はケガですか。それならあの成績も納得します。
臥牙丸は休場した方が良かったみたいですね。
照ノ富士・天風は順調に戻ってきていますね。照ノ富士は報道も多くて世間の注目度も高いですね。強引な相撲ではダメという自覚はあるみたいですが,なかなか直らないですね。
宇良はかなり長引いていて,かわいそうになってきました。ケガが再発するとつらいですね。
逸ノ城は,正直そう言われても仕方ないと思いますw。負け方をもっと考えてほしいところ。あからさまな手抜きは三賞選考なんかでマイナスですね。
明生,友風はやっぱりそうですよね。
貴源治はケガですか。それならあの成績も納得します。
臥牙丸は休場した方が良かったみたいですね。
照ノ富士・天風は順調に戻ってきていますね。照ノ富士は報道も多くて世間の注目度も高いですね。強引な相撲ではダメという自覚はあるみたいですが,なかなか直らないですね。
宇良はかなり長引いていて,かわいそうになってきました。ケガが再発するとつらいですね。
Posted by DG-Law at 2019年07月26日 07:02