2019年11月25日
2019年九州場所の感想と来年への展望
タイトルを考えるのが面倒になった。今後はこれで行こうと思う。何か思いついたらサブタイトル的につけるかも。
今場所は世代交代という観点から見て停滞した場所だったと評することもできようが,私はそれは白鵬にフォーカスを当てすぎた見方であって,今場所はむしろ一段と世代交代が進んだ場所だと思う。高安を若手と見なすべきかどうかは難しいところだが,鶴竜・豪栄道と栃ノ心が休場して,貴景勝はぱっとしなかったにしてもケガの影響を見せず,阿炎と朝乃山が活躍したのだから,成果はあったと思われる。改めてその波に飲まれない白鵬の別格ぶりが際立ったとも言えよう。
ここ4・5年の白鵬は4日目くらいまでで2敗するか,勝っていてもどこか故障しかけたらすぱっと休場する(2015年9月・2017年春・2018年初と名,2019年9月)傾向にあるところ,2日目で"そういう負け方”をしたのに休場しなかったのを見るに,今場所は大丈夫という勝算が彼の中にあったのだろう。なので割と安心して見ていたところ,終盤は余裕がかなり無さそうな態度であった。白鵬の中の全盛期と現在のズレはかなり修正されてきたように思われ,だからこそ「皆勤すれば優勝する」という形が作れたのが2019年の白鵬だったと思うのだが,まだズレが残っているらしきことが観察できたのがこの九州場所であった。とはいえ,「皆勤すれば優勝する」を達成したのはお見事。14日目の御嶽海戦で,張り差しとかち上げエルボーのコンボを解禁したことだけがいただけなかった。これも思っていたよりも自分に余裕が無かったことが発覚し,それが露出したということだろう。
もはや毎場所話題になる休場の多さと誤審・立ち合いの正常化であるが,今場所は誤審らしい誤審がなく,また立ち合いの手付き不十分で行司が止める基準が概ね一致していたから,行司・審判団は及第点といえる。止められた立ち合い自体は多数見られたものの,基準の不統一でいらっとすることはほとんど無かった。行司の待ったで不可解だったのは中日の炎鵬・豊山戦だけである。あれは両者立ったがその場で立ち上がって当たらなかったのを見て行司が仕切り直しを命じたが,立ち合いの成立要件に身体的接触は無いので,止める方がおかしい。実際,全く同じ展開であったのに三回目の立ち合いは成立と見なされている。相撲協会は何かしらの見解を示すべきだろう。残りの休場は本当に何とかしてくれんかね……これだけ内外から批判されているのに協会が全く何の動きも起こさないのは不可解というべき段階になってきた。現状維持であっても,これも見解を示してほしいところ。
個別評,今場所と年間を兼ねて。白鵬は前述の通り。「出場すれば優勝する」ないし少なくとも優勝争いはする,ができるうちは引退すると思われず,横綱として五輪に臨むという夢は達成されたと見ていいだろう。鶴竜は今場所休場で,年間評は前回に同じ。白鵬と同じく,出場すれば優勝争いに絡む限りは寿命があろう。短くても7月くらいまでは引退ということはないのではないか。
一方,大関はあわや貴景勝を残して消滅という情勢で,来場所以降もしばらく心配である。貴景勝は今場所は勝ち越しただけで及第点で,左胸の負傷を忘れさせる程度には実力を示した。高安はまさかの陥落で,来場所10勝はちょっと不安である。致命傷には見えないので,仮に来場所を逃してもしばらく三役や幕内上位では取りそうだし,何なら二度目の大関取りもありうる。あまりそういうイメージがないが,高安の大関在位中の勝率は.679で,これは横綱に昇進しうる水準である。豪栄道の方は何とか来場所8勝ならできそうだが,2020年いっぱいもつかという話になると高安より危うい。高安は落ちても取りそうだが,豪栄道は大関陥落したらすぱっと辞めそうな雰囲気もある。
三役。御嶽海は三日目の明生戦で右眉が深く切れたことで運命が大きく狂ってしまった。「そのくらい痛みに耐えるのが関取では」と言うのは易いが,こればっかりは実際に相撲をとっていない素人が言うのはさすがにはばかられる。とはいえ,親方衆からの評価は散々で,誰しもが「あのくらいの痛みで萎縮しているようでは……」と言っていたのは印象的であった。大関取りは完全に振り出しに戻ったが,来年に再チャンスはありそう。栃ノ心はどう見ても身体が限界だったので,仕方ないと思われる。今の琴奨菊のような感じでまだしばらく幕内で取るのではないか。
さて,やっと活躍した力士について書ける。阿炎は年間全場所勝ち越しで進境著しい。今年を通じて立ち合いの諸手突きから小気味よく突き続け,よければそのまま突き出し,引き技を食うことが少なかった。本人自身に引き癖があったが徐々に改善されていき,守勢に回った時を除けば引く場面は少なくなっていった。一方でその引き技の切れも悪くなく,これで逆転という場面もけっこうあった。来年大関取りになるかと言われると疑問だが,再来年まで見通せば可能性はあると思う。もう一人,朝乃山は完全に右四つに自信をつけた取り口で,特に右下手よりも左上手をとった時に強い。先場所の段階ですでに右四つになる技術の向上が見られていたが,今場所はさらにかなり対策されていても形を作れるようになっていた。技能賞は納得の受賞である。今場所11勝,年間最多勝をとっているボーナスと優勝経験というボーナス,御嶽海の大関取り失敗に大関が貴景勝一人になりそうな危惧まで加味すると,状況があまりにも朝乃山に味方していて大関取りラインが恐ろしく下がりそうな予感がしている。32勝まではほぼ確実に下がると思われる。遠藤と北勝富士は負け越したとはいえ7勝,こんなもんだろう。
前頭上位。大栄翔は7・9月は目立たなかったが,今年の上半期に急激に実力をつけていた。そうして今場所とうとう前頭筆頭で勝ち越し,白鵬を破っての殊勲賞であるから,阿炎・朝乃山の次に躍進した力士ということになろう。今場所の大栄翔は北勝富士・明生・阿武咲・妙義龍との押し合いを制して勝っている。確実に押す力を身に着けており,貴景勝や阿炎が突く相撲,朝乃山が四つ相撲なのでタイプが異なる。近いのは御嶽海で,四つでも取れるところも近い。阿炎や朝乃山に比べるとまだそこまで信用できないが,来年注目の力士には違いない。唯一,突きの間合いには弱く,阿炎と玉鷲には押し負けていた。そこが課題か。
明生は善戦するけど最終的に負け越す人という印象がどんどん強く。まだまだエレベーターである。友風の休場は残念だが,あまりにも下がる相撲が多かったので危ないとは思っていた。琴勇輝は「ミトン」と言われているテーピングの巻き方,相手は擦れた時に切れるらしく,であれば凶器になっているので大相撲の規定から言ってアウトなのでは……? 竜電は動きがもっさりしていて,不調時の魁聖を見ているかのようだった。
前頭中盤。炎鵬は勝ち越したら毎場所技能賞でもいい。今年一番面白かった大賞をあげたい。先場所までは気負いすぎた自滅や,潜って左下手をとったところで二の矢が無いという負け方が見られたが,今場所は攻め方にバリエーションがあって落ち着いていた。潜られない対策がとられるようになってきているので,そこが課題。炎鵬は次が上位挑戦の場所になるが,白鵬に当たらないだけ圧倒的に有利。そのアドバンテージを活かしてほしい。今年の松鳳山はAbemaTVのインタビューが面白すぎて新たなキャラが立った。何アレ,面白すぎるでしょ。NHKのインタビューでもあれくらいかましてほしい。取り口はベテランらしく,細々技を仕掛けているうちにいつの間にか勝っている感じで,あれはあれで面白い。正代は11勝したが,まあ上りエレベーター。番付運が良く,ものすごく上がりそう。
前頭下位。隆の勝は押し相撲が活きて10勝。右四つやもろ差しでもいい形で,来場所も活躍するかも。輝も10勝。実は敢闘賞をあげていいのではというくらい,今場所の輝の相撲は面白かった。巨体の割に窮屈な相撲をとる,腰高,もろ差しにこだわりすぎて自滅するというのが輝の欠点であったが,今場所は腰が低く,丸い前傾姿勢でぶつかって懐の深さを生かした深いもろ差し,そのまま一気に寄るという必勝パターンが完成していて,勝った相撲だけ見ればむしろ10勝止まりだったのが不思議なくらいである。動きが軽快なわけではないので小兵に弱いのと,もろ差しか右四つならいいが左四つや離れて取る相撲は苦手らしい。最後に若隆景。新入幕で素早い動きによる押し相撲による4連勝,嘉風の系譜で期待が持たれたが残念ながら5日目から休場となった。もったいない。また上ってくるのを期待して待ちたい。
今場所は世代交代という観点から見て停滞した場所だったと評することもできようが,私はそれは白鵬にフォーカスを当てすぎた見方であって,今場所はむしろ一段と世代交代が進んだ場所だと思う。高安を若手と見なすべきかどうかは難しいところだが,鶴竜・豪栄道と栃ノ心が休場して,貴景勝はぱっとしなかったにしてもケガの影響を見せず,阿炎と朝乃山が活躍したのだから,成果はあったと思われる。改めてその波に飲まれない白鵬の別格ぶりが際立ったとも言えよう。
ここ4・5年の白鵬は4日目くらいまでで2敗するか,勝っていてもどこか故障しかけたらすぱっと休場する(2015年9月・2017年春・2018年初と名,2019年9月)傾向にあるところ,2日目で"そういう負け方”をしたのに休場しなかったのを見るに,今場所は大丈夫という勝算が彼の中にあったのだろう。なので割と安心して見ていたところ,終盤は余裕がかなり無さそうな態度であった。白鵬の中の全盛期と現在のズレはかなり修正されてきたように思われ,だからこそ「皆勤すれば優勝する」という形が作れたのが2019年の白鵬だったと思うのだが,まだズレが残っているらしきことが観察できたのがこの九州場所であった。とはいえ,「皆勤すれば優勝する」を達成したのはお見事。14日目の御嶽海戦で,張り差しとかち上げエルボーのコンボを解禁したことだけがいただけなかった。これも思っていたよりも自分に余裕が無かったことが発覚し,それが露出したということだろう。
もはや毎場所話題になる休場の多さと誤審・立ち合いの正常化であるが,今場所は誤審らしい誤審がなく,また立ち合いの手付き不十分で行司が止める基準が概ね一致していたから,行司・審判団は及第点といえる。止められた立ち合い自体は多数見られたものの,基準の不統一でいらっとすることはほとんど無かった。行司の待ったで不可解だったのは中日の炎鵬・豊山戦だけである。あれは両者立ったがその場で立ち上がって当たらなかったのを見て行司が仕切り直しを命じたが,立ち合いの成立要件に身体的接触は無いので,止める方がおかしい。実際,全く同じ展開であったのに三回目の立ち合いは成立と見なされている。相撲協会は何かしらの見解を示すべきだろう。残りの休場は本当に何とかしてくれんかね……これだけ内外から批判されているのに協会が全く何の動きも起こさないのは不可解というべき段階になってきた。現状維持であっても,これも見解を示してほしいところ。
個別評,今場所と年間を兼ねて。白鵬は前述の通り。「出場すれば優勝する」ないし少なくとも優勝争いはする,ができるうちは引退すると思われず,横綱として五輪に臨むという夢は達成されたと見ていいだろう。鶴竜は今場所休場で,年間評は前回に同じ。白鵬と同じく,出場すれば優勝争いに絡む限りは寿命があろう。短くても7月くらいまでは引退ということはないのではないか。
一方,大関はあわや貴景勝を残して消滅という情勢で,来場所以降もしばらく心配である。貴景勝は今場所は勝ち越しただけで及第点で,左胸の負傷を忘れさせる程度には実力を示した。高安はまさかの陥落で,来場所10勝はちょっと不安である。致命傷には見えないので,仮に来場所を逃してもしばらく三役や幕内上位では取りそうだし,何なら二度目の大関取りもありうる。あまりそういうイメージがないが,高安の大関在位中の勝率は.679で,これは横綱に昇進しうる水準である。豪栄道の方は何とか来場所8勝ならできそうだが,2020年いっぱいもつかという話になると高安より危うい。高安は落ちても取りそうだが,豪栄道は大関陥落したらすぱっと辞めそうな雰囲気もある。
三役。御嶽海は三日目の明生戦で右眉が深く切れたことで運命が大きく狂ってしまった。「そのくらい痛みに耐えるのが関取では」と言うのは易いが,こればっかりは実際に相撲をとっていない素人が言うのはさすがにはばかられる。とはいえ,親方衆からの評価は散々で,誰しもが「あのくらいの痛みで萎縮しているようでは……」と言っていたのは印象的であった。大関取りは完全に振り出しに戻ったが,来年に再チャンスはありそう。栃ノ心はどう見ても身体が限界だったので,仕方ないと思われる。今の琴奨菊のような感じでまだしばらく幕内で取るのではないか。
さて,やっと活躍した力士について書ける。阿炎は年間全場所勝ち越しで進境著しい。今年を通じて立ち合いの諸手突きから小気味よく突き続け,よければそのまま突き出し,引き技を食うことが少なかった。本人自身に引き癖があったが徐々に改善されていき,守勢に回った時を除けば引く場面は少なくなっていった。一方でその引き技の切れも悪くなく,これで逆転という場面もけっこうあった。来年大関取りになるかと言われると疑問だが,再来年まで見通せば可能性はあると思う。もう一人,朝乃山は完全に右四つに自信をつけた取り口で,特に右下手よりも左上手をとった時に強い。先場所の段階ですでに右四つになる技術の向上が見られていたが,今場所はさらにかなり対策されていても形を作れるようになっていた。技能賞は納得の受賞である。今場所11勝,年間最多勝をとっているボーナスと優勝経験というボーナス,御嶽海の大関取り失敗に大関が貴景勝一人になりそうな危惧まで加味すると,状況があまりにも朝乃山に味方していて大関取りラインが恐ろしく下がりそうな予感がしている。32勝まではほぼ確実に下がると思われる。遠藤と北勝富士は負け越したとはいえ7勝,こんなもんだろう。
前頭上位。大栄翔は7・9月は目立たなかったが,今年の上半期に急激に実力をつけていた。そうして今場所とうとう前頭筆頭で勝ち越し,白鵬を破っての殊勲賞であるから,阿炎・朝乃山の次に躍進した力士ということになろう。今場所の大栄翔は北勝富士・明生・阿武咲・妙義龍との押し合いを制して勝っている。確実に押す力を身に着けており,貴景勝や阿炎が突く相撲,朝乃山が四つ相撲なのでタイプが異なる。近いのは御嶽海で,四つでも取れるところも近い。阿炎や朝乃山に比べるとまだそこまで信用できないが,来年注目の力士には違いない。唯一,突きの間合いには弱く,阿炎と玉鷲には押し負けていた。そこが課題か。
明生は善戦するけど最終的に負け越す人という印象がどんどん強く。まだまだエレベーターである。友風の休場は残念だが,あまりにも下がる相撲が多かったので危ないとは思っていた。琴勇輝は「ミトン」と言われているテーピングの巻き方,相手は擦れた時に切れるらしく,であれば凶器になっているので大相撲の規定から言ってアウトなのでは……? 竜電は動きがもっさりしていて,不調時の魁聖を見ているかのようだった。
前頭中盤。炎鵬は勝ち越したら毎場所技能賞でもいい。今年一番面白かった大賞をあげたい。先場所までは気負いすぎた自滅や,潜って左下手をとったところで二の矢が無いという負け方が見られたが,今場所は攻め方にバリエーションがあって落ち着いていた。潜られない対策がとられるようになってきているので,そこが課題。炎鵬は次が上位挑戦の場所になるが,白鵬に当たらないだけ圧倒的に有利。そのアドバンテージを活かしてほしい。今年の松鳳山はAbemaTVのインタビューが面白すぎて新たなキャラが立った。何アレ,面白すぎるでしょ。NHKのインタビューでもあれくらいかましてほしい。取り口はベテランらしく,細々技を仕掛けているうちにいつの間にか勝っている感じで,あれはあれで面白い。正代は11勝したが,まあ上りエレベーター。番付運が良く,ものすごく上がりそう。
前頭下位。隆の勝は押し相撲が活きて10勝。右四つやもろ差しでもいい形で,来場所も活躍するかも。輝も10勝。実は敢闘賞をあげていいのではというくらい,今場所の輝の相撲は面白かった。巨体の割に窮屈な相撲をとる,腰高,もろ差しにこだわりすぎて自滅するというのが輝の欠点であったが,今場所は腰が低く,丸い前傾姿勢でぶつかって懐の深さを生かした深いもろ差し,そのまま一気に寄るという必勝パターンが完成していて,勝った相撲だけ見ればむしろ10勝止まりだったのが不思議なくらいである。動きが軽快なわけではないので小兵に弱いのと,もろ差しか右四つならいいが左四つや離れて取る相撲は苦手らしい。最後に若隆景。新入幕で素早い動きによる押し相撲による4連勝,嘉風の系譜で期待が持たれたが残念ながら5日目から休場となった。もったいない。また上ってくるのを期待して待ちたい。
来場所の予想番付。論点がいくつかあって,今場所はまさかの小結4人体制だったが,来場所も三役が張り出されるのかどうかということ。ここではとりあえず高安だけ張り出してみた。次に,前頭8枚目付近で大渋滞するので,誰を優先して上げるか,または下げるかということ。ここではある程度相撲内容に鑑みて決めてみた。一方,今回の幕内・十両の入れ替えはかなり明瞭で,番付はともかく人員はこれで間違いないと思う。幕下と十両の入れ替えもはっきりしていて,4人の入れ替えということになるのではないか。
Posted by dg_law at 07:00│Comments(3)
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しております。
今場所の白鵬に関して、乱暴なかちあげに関しは褒められませんが、もろ差しを許してもなお力強さを見せる姿が印象的でした。
今場所の白鵬に関して、乱暴なかちあげに関しは褒められませんが、もろ差しを許してもなお力強さを見せる姿が印象的でした。
Posted by 三十郎 at 2019年11月26日 12:34
序盤は毎日のように関取が休場していくという危険な場所でした。それでも満員御礼が続いたのは、相撲人気が高まっているからでしょうが……。友風の膝は長引きそうで残念。栃ノ心や臥牙丸は、コメントでは続けるつもり十分だそうですが、さて。豪栄道は、年寄名跡を持っていますからねえ。
白鵬は、かち上げ張り手を両方とも外されて諦めた一番以外はまだまだ強かった。朝乃山はもう大関陣よりも強そうで、この先の白鵬の休場するタイミング次第ではあっけなく横綱に昇進するかも、とすら思えます。
貴景勝は、筋断裂と言われた怪我が重くないようで良かった。御嶽海は目の怪我が不運でした。阿炎は、後ろに大きく跳ねて土俵外まで出る負け方だけ、どうにかならないものか。隆の勝は差して寄れるようになり、突き押しから前にバッタリの負けが減って、二桁。でも来場所は苦労しそうです。
休場も含めて、幕の内と十両と、いつも以上に入れ替わりが激しくなりそうです。照ノ富士の十両復帰は喜ばしく、宇良は惜しくも1敗しましたが好調で何より。天風もなんとか勝ち越しました。舛乃山は場所中の怪我で休場したものの復帰して4敗に留めて、本調子が遠い感じ。8敗でなんとか十両残留できそうな豊昇龍は苦しい場所でしたが、もっと強くなってほしいものです。
白鵬は、かち上げ張り手を両方とも外されて諦めた一番以外はまだまだ強かった。朝乃山はもう大関陣よりも強そうで、この先の白鵬の休場するタイミング次第ではあっけなく横綱に昇進するかも、とすら思えます。
貴景勝は、筋断裂と言われた怪我が重くないようで良かった。御嶽海は目の怪我が不運でした。阿炎は、後ろに大きく跳ねて土俵外まで出る負け方だけ、どうにかならないものか。隆の勝は差して寄れるようになり、突き押しから前にバッタリの負けが減って、二桁。でも来場所は苦労しそうです。
休場も含めて、幕の内と十両と、いつも以上に入れ替わりが激しくなりそうです。照ノ富士の十両復帰は喜ばしく、宇良は惜しくも1敗しましたが好調で何より。天風もなんとか勝ち越しました。舛乃山は場所中の怪我で休場したものの復帰して4敗に留めて、本調子が遠い感じ。8敗でなんとか十両残留できそうな豊昇龍は苦しい場所でしたが、もっと強くなってほしいものです。
Posted by EN at 2019年11月26日 14:55
>三十郎さん
白鵬が今場所,外四つにこだわっていましたね。本記事に書き忘れてた。
外四つでも上手が浅ければ不利ではなく,むしろもろ差しになった相手が安心して取りやすい,というのを試したかったのかなとか考えていました。
>ENさん
栃ノ心は本当に続けるだろうと思っていますが,臥牙丸はコメントの通りかちょっとわからないですね。
豪栄道はそれもあるんですよね。
朝乃山もそのパターンもありえますね。白鵬の休場はこれからもコンスタントにありそうですし。右の相四つなので,来年は白鵬との直接対決も見応えありそうです。
阿炎はあの下がり方,自分では注意してやらないようにしているのは見てわかるんですが,それでも出ちゃうのは癖としてこびりついていますよね。隆の勝は来場所,ぎりぎり上位総当たりにはならなさそうなので,まだ勝ってほしいですね。
豊昇龍はぎりぎり残留ですね。来場所は15日制になれて本領発揮となるか注目しています。あとはもちろん照ノ富士ですね。
白鵬が今場所,外四つにこだわっていましたね。本記事に書き忘れてた。
外四つでも上手が浅ければ不利ではなく,むしろもろ差しになった相手が安心して取りやすい,というのを試したかったのかなとか考えていました。
>ENさん
栃ノ心は本当に続けるだろうと思っていますが,臥牙丸はコメントの通りかちょっとわからないですね。
豪栄道はそれもあるんですよね。
朝乃山もそのパターンもありえますね。白鵬の休場はこれからもコンスタントにありそうですし。右の相四つなので,来年は白鵬との直接対決も見応えありそうです。
阿炎はあの下がり方,自分では注意してやらないようにしているのは見てわかるんですが,それでも出ちゃうのは癖としてこびりついていますよね。隆の勝は来場所,ぎりぎり上位総当たりにはならなさそうなので,まだ勝ってほしいですね。
豊昇龍はぎりぎり残留ですね。来場所は15日制になれて本領発揮となるか注目しています。あとはもちろん照ノ富士ですね。
Posted by DG-Law at 2019年11月27日 23:59