2019年12月22日
逆に選挙カーを見ると投票意欲が薄れる
・フランス新聞「ル・モンド」が発表「日本の傑作漫画20選」 | 「ジャパンエキスポ」もいまや巨大イベント(クーリエ・ジャポン)
→ 最も新しいもので『DEATH NOTE』なのでけっこう古い20選。『ラブひな』が入っていたので驚いた。いろんな意味であんなに日本固有の文脈に基づいていそうな作品なのに,少なくとも一部の日本の漫画好きにはちゃんと伝わっているのだな。
→ 今振り返っても,浪人生というモラトリアムオブモラトリアムに,温泉旅館という巨大和風建築にモラトリアムを許容する住人たち,世代交代による繰り返しと,単なるちょっとエッチなラブコメにとどまらない批評性のある楽園を用意した点で,あれはやはり傑作だったと思う。
・選挙カーうるさいんですけど。名前ばっかり連呼して何か意味あるんですか?(Buzzfeed)
→ 公職選挙法の制限が強すぎて結局選挙カーで名前連呼が主要な戦術になってしまう,ということは前からちらほら聞いていたが,はっきり読んだのはこれが初めてかも。であれば公職選挙法を改正してほしいところだが,それが選挙の争点になる気配もなさそうで難しい。
→ 選挙カーが来ないと無視された気分になるという感覚は価値観の断絶を感じる。選挙カーが自分の町内を回ったということは,その候補者が自分たちを軽んじていない,ひいては自分たちの方を向いて政治をしてくれるという判断になるというのはやはり短絡的に思えるし,それが日本の政治風土を形作ってきたのは害悪であったと思う。末尾にある通り,
>現状の低投票率下の選挙戦においては、候補者側が一定の「押し売り」をすることで有権者の関心を高め、投票へ向かわせているという側面もある
→ という政治風土が変わってくれないものか。
・水に落ちたとき「服を着ていたら溺れる」という考えを捨てるべき理由 (ダイヤモンド・オンライン)
→ 目からウロコだった。一応着衣水泳までしつつも逆のことを教えられた記憶があり,常識は変わっていくなぁ。ちゃんと子供の生存率が上がっていて,むしろ逆のことを教えられていた大人の方が生存率が低いとまで結果が出ているのにも驚いた。
・『薔薇戦争 イングランド絶対王政を生んだ骨肉の内乱』陶山 昇平 著(Call of History)
→ ランカスター朝は一度安定したと見るべきで,薔薇戦争の勃発を1399年までさかのぼらせるのは無理があるように思う。歴史学あるあるではあり,英仏百年戦争の終戦年や十字軍の終焉年代等でもそうだが,むやみに概念を拡張するのはかえって議論が拡散するのでよくないと思う。一方で,たとえば鎌倉幕府の開始年の議論なら幕府とは何かという本質的な議論になるのでよいと思うので,そこは見極めて議論したい。
→ 応仁の乱との比較で言えば薔薇戦争は勝者1名を除く全滅エンドでその後のテューダー朝が安定しているので,雨降って地固まるの感がある。応仁の乱は明応の政変と合わせて将軍権威自体が吹っ飛んでしまったし,地方勢力の自立につながってしまった点で長期的な戦乱の起点になった。やはり乱の勃発までの段階での王権(将軍権力)の安定性や地方の状況が内乱後の状況にダイレクトに現れているように思え,けっこう面白い。日本が細長すぎて応仁の乱の前から東国は別の国状態だったのに対して,イングランドは割と真四角で地方が自立しづらいのではないか,とかも考えられる。けっこう良い比較のお題かもしれない。
→ 最も新しいもので『DEATH NOTE』なのでけっこう古い20選。『ラブひな』が入っていたので驚いた。いろんな意味であんなに日本固有の文脈に基づいていそうな作品なのに,少なくとも一部の日本の漫画好きにはちゃんと伝わっているのだな。
→ 今振り返っても,浪人生というモラトリアムオブモラトリアムに,温泉旅館という巨大和風建築にモラトリアムを許容する住人たち,世代交代による繰り返しと,単なるちょっとエッチなラブコメにとどまらない批評性のある楽園を用意した点で,あれはやはり傑作だったと思う。
・選挙カーうるさいんですけど。名前ばっかり連呼して何か意味あるんですか?(Buzzfeed)
→ 公職選挙法の制限が強すぎて結局選挙カーで名前連呼が主要な戦術になってしまう,ということは前からちらほら聞いていたが,はっきり読んだのはこれが初めてかも。であれば公職選挙法を改正してほしいところだが,それが選挙の争点になる気配もなさそうで難しい。
→ 選挙カーが来ないと無視された気分になるという感覚は価値観の断絶を感じる。選挙カーが自分の町内を回ったということは,その候補者が自分たちを軽んじていない,ひいては自分たちの方を向いて政治をしてくれるという判断になるというのはやはり短絡的に思えるし,それが日本の政治風土を形作ってきたのは害悪であったと思う。末尾にある通り,
>現状の低投票率下の選挙戦においては、候補者側が一定の「押し売り」をすることで有権者の関心を高め、投票へ向かわせているという側面もある
→ という政治風土が変わってくれないものか。
・水に落ちたとき「服を着ていたら溺れる」という考えを捨てるべき理由 (ダイヤモンド・オンライン)
→ 目からウロコだった。一応着衣水泳までしつつも逆のことを教えられた記憶があり,常識は変わっていくなぁ。ちゃんと子供の生存率が上がっていて,むしろ逆のことを教えられていた大人の方が生存率が低いとまで結果が出ているのにも驚いた。
・『薔薇戦争 イングランド絶対王政を生んだ骨肉の内乱』陶山 昇平 著(Call of History)
→ ランカスター朝は一度安定したと見るべきで,薔薇戦争の勃発を1399年までさかのぼらせるのは無理があるように思う。歴史学あるあるではあり,英仏百年戦争の終戦年や十字軍の終焉年代等でもそうだが,むやみに概念を拡張するのはかえって議論が拡散するのでよくないと思う。一方で,たとえば鎌倉幕府の開始年の議論なら幕府とは何かという本質的な議論になるのでよいと思うので,そこは見極めて議論したい。
→ 応仁の乱との比較で言えば薔薇戦争は勝者1名を除く全滅エンドでその後のテューダー朝が安定しているので,雨降って地固まるの感がある。応仁の乱は明応の政変と合わせて将軍権威自体が吹っ飛んでしまったし,地方勢力の自立につながってしまった点で長期的な戦乱の起点になった。やはり乱の勃発までの段階での王権(将軍権力)の安定性や地方の状況が内乱後の状況にダイレクトに現れているように思え,けっこう面白い。日本が細長すぎて応仁の乱の前から東国は別の国状態だったのに対して,イングランドは割と真四角で地方が自立しづらいのではないか,とかも考えられる。けっこう良い比較のお題かもしれない。
Posted by dg_law at 19:26│Comments(0)