2020年02月06日

牛肉の生産量・輸出量はよく出題される印象がある

・飼料用コーンを食べよう(歯ごたえのある虚無)(Togetter)
・飼料用コーンを食べよう(歯ごたえのある虚無2)(Togetter)
→ こういう「消化できるんだったら食えるよな!」系の調理ネタ,面白いから好き。ざざむしとか平坂寛さんとかのと同じ系統に並べられる。
→ 味の虚無性については,ペット・フードを人間が食べると虚無の味がするという話をよく聞くので,飼料用コーンも虚無と言われると説得力は高い。じゃあ味をつければいいのでは,というのは正論なのだが,それってまんまデンプンを無理やり食べていることになるわけで,それはそれで悲しいオチという気も。
→ その点で,ちゃんと素材の味が活かせるようになる圧力鍋は偉大。次点が水で煮ただけのやつ,それ以上に加工すると虚無になるということは調理の過程で味が消えていくのか。不思議だ。


・寄稿=成長し続けるパ国牛肉輸出=世界第6位の生産国に躍進=亜国は輸入国に転落の危機?
→ 確かに,いまだにアルゼンチンが牛肉の輸出国上位のイメージはある。この記事が2015年のデータなのでもうちょっと最近のものを参照すると,2019年ではブラジル・インド・オーストラリア・USA・ニュージーランド・カナダ・アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ・EUの順になっていて,アルゼンチンはこの2015年を底に急回復したようだ。記事中にある農業政策が転換されて,大豆から牛肉に回帰したのだろうか。
→ インドが上位にいることに驚くブコメがあったが,これは高校地理の範囲で解答が可能だ。インドはヒンドゥー教徒が多数派だがムスリムや他の諸宗教も少数ながら住んでいる……というイメージがあろうと思うが,そもそもの人口が約13億人であるので,その他の信徒だけでも軽く1億人超が住んでいる。しかも,他国と異なって国内需要が少ないため,生産量の多くを輸出に回せる(これは人口の少ないオーストラリアやニュージーランド,カナダ辺りも同じ)。しかも近隣諸国は別にヒンドゥー教徒が多数派というわけでもないので輸出しやすい。結果的に生産量でもそこそこ上位なのだが,輸出量だと2位にランクアップする。


・「酒を飲まない人」をバカにする人たちは「大きな勘違い」をしている(現代ビジネス,藤野 英人)
→ 私自身は体質的に飲めるしお酒は割と好きだが,飲み会でなければ飲まない(日常的にはほぼ一滴も飲んでいない)くらいの立ち位置なので,こういう下戸の人の感覚はわかるつもり。
→ 紹介されている統計の通り,社会の変化は確実に来ていて,同年代か若い世代は飲み会でも本当に酒を飲まない。飲み屋の一杯目が酒よりノンアルコールの方が多い飲み会も普通にある。ブコメにもあったが,アルハラも含めて飲酒にかかわる文化自体が陋習に見えるので嫌いという人もかなりいる印象はある。


・フランシスコ法王が祈祷に異例の遅刻、エレベーターに閉じ込められ(AFP)
→ このニュースに対し「新手のバビロン捕囚かな?」「ヴァチカンの囚人かな?」という大喜利が日本で局所的に行われていたのだが,英語圏でも盛り上がっていると思いきやぐぐってみるとそんなことも無かった残念。


・富士登山の「頂上ご来光」を見直す時期なのではないか(経営と登山のあいだ)
→ 二度富士山に登頂しているが,確かにご来光目当ての登山に人が集中しすぎているように思うし,富士山にはそれに耐えうるだけの設備がない。明らかなキャパオーバーである。ただ,前にも指摘したが,あの渋滞や危険な事故の原因は吉田ルートの道が狭すぎることなので,拡張すればかなり解決すると思うし,それほど難度の高い工事とは思われず,やらない理由がよくわからない。財源が無いなら入山料を値上げして確保すべきだろう。
→ あとは本記事で指摘されている通り,シャトルバスの吉田口五合目への入構自体を規制してしまえば混雑緩和は可能である。夜間弾丸を全面禁止するところまではしないにせよ,そもそもご来光目当てで吉田口五合目まで来る人の数を減らすべきだろう。シャトルバスもなぜあんなに吉田口に集中させず,富士宮や御殿場は無理にしても須走口五合目にもっと人を集めてもいいはずである。須走ルートの山小屋が少ないからということなのか。富士山は全体的に観光資源としての売り方を再考した方がいい。