2020年06月08日
今更ながらに実写版『ゆるキャン△』の感想を書いておく
実写版『ゆるキャン△』は,『咲-Saki-』の実写版が巷で言われているほど成功しているか? と思っている私でも,これは認めざるをえないほどの実写成功例だったと思う。無理に髪の色などを再現せず,逆にストーリーラインはあまりいじらずに雰囲気を重視したのが大変良かった。私は指摘されないとなでしこの髪の色がピンクじゃなかったのに気づかなかった。そのくらい演者が作品世界にマッチしていたと思う。
「原作再現度が異常に高い大垣」「油断すると美人になる大垣」のようなネタがコンスタントに投入されたのも好材料で,福原遥の志摩リンも主人公故にかえって注目されないが見事な陰キャ再現度だった。逆になでしこはそのままだと漫画的表現すぎるので,1話はそのきらいがあったが,2話以降は実はちょいちょい改変が入っていて自然な形になっていたのも良い調整。実写化失敗の最大の原因はキャストミス,次点でこういう調整であるので(『咲-Saki-』の実写版は私は後者のリアリティラインのミスがけっこうあったと思っている),どちらもミス無く通過したのは幸福なことであるし,制作陣の努力を評価していいだろう。なお,大垣については制作陣としても想定外の出来だったようだ。確かに,あれは予想したキャスティングだったという方がおかしい。
・『ゆるキャン△』キャスティングの妙、渾身の野外ロケで“化けた”実写ドラマ版。制作陣がこだわった「原作再現」の方法論とは?(エムオンプレス)
ただし,リアリティラインのミスについて一点だけ指摘すると,鳥羽先生の妹の「男と間違えられる」ネタをそのまま実写化したのは明らかにリアリティが無く,あれは声がなくて容姿もぼやける漫画だからこそのネタであるので,原作を踏襲しなくてよかっただろう。忠実な再現を期待する原作ファンの批判を気にしたのかもしれないが,そこは大胆にいってほしかった。
『ゆるキャン△』特有の要素で言えば,実写で見たいもの,美しい風景やキャンプめしをちゃんと再現できていたのも良い。ただし,これは順当に実写化すれば実現容易な部類のものであるので,制作陣の努力というよりかは『ゆるキャン△』が実写化向きの素材だったと評価した方が自然だろう。一方で原作には全く無かった要素ながら,入れて大正解だったのは「しれっと入り込むキャンプ系YouTuberひろし」ネタで,これは良改変だったと思う。『ゆるキャン△』が漫画ではなく実写の世界だったからこそ入れられたネタで,野クルの面々なら当然知っているというのはリアリティがあり,ひろし自身の「ゆるさ」も作品世界にマッチしていた。これもちょっと間違えると一気に世界観が崩壊する系統の改変であったので,お見事という他ない。
「原作再現度が異常に高い大垣」「油断すると美人になる大垣」のようなネタがコンスタントに投入されたのも好材料で,福原遥の志摩リンも主人公故にかえって注目されないが見事な陰キャ再現度だった。逆になでしこはそのままだと漫画的表現すぎるので,1話はそのきらいがあったが,2話以降は実はちょいちょい改変が入っていて自然な形になっていたのも良い調整。実写化失敗の最大の原因はキャストミス,次点でこういう調整であるので(『咲-Saki-』の実写版は私は後者のリアリティラインのミスがけっこうあったと思っている),どちらもミス無く通過したのは幸福なことであるし,制作陣の努力を評価していいだろう。なお,大垣については制作陣としても想定外の出来だったようだ。確かに,あれは予想したキャスティングだったという方がおかしい。
・『ゆるキャン△』キャスティングの妙、渾身の野外ロケで“化けた”実写ドラマ版。制作陣がこだわった「原作再現」の方法論とは?(エムオンプレス)
ただし,リアリティラインのミスについて一点だけ指摘すると,鳥羽先生の妹の「男と間違えられる」ネタをそのまま実写化したのは明らかにリアリティが無く,あれは声がなくて容姿もぼやける漫画だからこそのネタであるので,原作を踏襲しなくてよかっただろう。忠実な再現を期待する原作ファンの批判を気にしたのかもしれないが,そこは大胆にいってほしかった。
『ゆるキャン△』特有の要素で言えば,実写で見たいもの,美しい風景やキャンプめしをちゃんと再現できていたのも良い。ただし,これは順当に実写化すれば実現容易な部類のものであるので,制作陣の努力というよりかは『ゆるキャン△』が実写化向きの素材だったと評価した方が自然だろう。一方で原作には全く無かった要素ながら,入れて大正解だったのは「しれっと入り込むキャンプ系YouTuberひろし」ネタで,これは良改変だったと思う。『ゆるキャン△』が漫画ではなく実写の世界だったからこそ入れられたネタで,野クルの面々なら当然知っているというのはリアリティがあり,ひろし自身の「ゆるさ」も作品世界にマッチしていた。これもちょっと間違えると一気に世界観が崩壊する系統の改変であったので,お見事という他ない。
Posted by dg_law at 10:00│Comments(0)