2020年06月20日

『こち亀』も80巻くらいまでは後追いかな

・しゃべる剣がでてくるやつ好き(増田)
→ 『YAIBA』のしゃべる玉(「当」の玉)と,『ゼロ魔』のデルフの印象が強いかな。『リリカルなのは』のレイジングハートになってくると,自発的に話しているかどうかと語彙の少なさが気になって,しゃべる武器に入れるのはちょっと気が引ける。『ダンジョン飯』のケン助は知性はあるがしゃべらない。そうして例を挙げてみると意外とバリエーションがあるジャンルなのかも。
→ 関連して,インテリジェンスソードというジャンルがあることを初めて知った。前述のケン助はしゃべる剣には該当しないがこちらには間違いなく入るように,微妙にずれるのが面白い。


・令和になってドラゴンボールを初めて読む人のリアクションまとめ(Togetter)
→ 新鮮な感想であり,自分もリアルタイムで追っていたのはブウ編だけで十数年前に一気読みした勢なのでけっこう共感もあった。ナメック星編の駆け引きは『ドラゴンボール』作中では特異なんだけどめちゃくちゃ面白いというところとか,後追いで一気読みすると「ブウ編って『ドラゴンボール』が終わるために必要だったんだな。蛇足じゃないじゃん」というのがよくわかるのは本当に共感する。主人公交代を図るも失敗してずるずると大人が出張ってきてしまう展開は,鳥山明本人が孫悟空に重なって見えてしまうのもわかる。
・「ドラゴンボールはフリーザ編で終わってたら名作だった」とかのたまう輩に鉄槌を下しブウ編がいかに最終章として素晴らしいかを力説するための覚え書き(銀河孤児亭)
→ Togetter中に出てくるこの記事も良い。ブウ編の悟空は大人になってしまった世界に対して取り残された子供だったとも言えるし,無理やり大人にさせられて一気に老いたようにも見える。確かにブウを倒した後の悟空に代表されるように,ブウ編の悟空はところどころ疲れているように見えて,こんな形で老いを描写する鳥山明はやはり天才。


・医学部入試での女性・浪人への"一律の差別的取扱い"を認定した、聖マリアンナ医科大学の『第三者委員会調査報告書』は必読(ただし印刷・ダウンロード・テキスト選択すべて不可)(斗比主閲子の姑日記)
→ 恐ろしく明白な差別の証拠で,あまりにも機械的な点数差に笑ってしまう。
→ しかしまあ,こういうのが出てくるから調査書や面接が信用されない日本の入試の風潮がいつまでも消えないのだろう。それでも世の流れは総合選抜型を重視していくことになるらしいので,なんだかな。


・立憲民主党の残念過ぎる入試改革イベントについて(Togetter)
→ 実際にこんな事件もあったわけで。AO義塾の胡散臭さもさることながら,民間団体への利益誘導ありきの入試を批判するイベントで,中高生自らに考えてもらおうという趣旨を掲げておきながら,明らかに総合選抜型入試の拡大を志向する民間団体とイベントを開催するセンスのなさ。もっと言えば,そこで総合選抜型入試を持ってくるなら考えていることは自民党と同じであって,政治家さんたち面接好きですねという感想しかわかない。
→ 立憲民主党は党是は好きだが,こういう浮ついたところがいかにも悪い意味でのバラモン左翼で,やっぱり旧民主党の悪いところを反省できていないと思われ,このままだと支持しかねる。


この記事へのコメント
もし良ければ、以下の動画も見てみてください。https://youtu.be/rmeI_Qk1rrk

いつもブログを楽しく拝見させてもらっています。
今年は受験生にとって大変な年ですが、頑張ってきた方々が報われると良いなと思っています。受験世界史シリーズは毎年の楽しみなので、ぜひ今年度もお願い致します。
Posted by 青いかさ at 2020年06月21日 18:55
コメントありがとうございます。動画も見ました。
今年は共通テストへの切り替えに新型コロナウイルスが重なって非常に苦しいですね。よりによって重ならなくてもと思います。
せめて不正くらいは,本当になくなってほしいですね。

受験世界史シリーズは今後も気力と時間の限りは続けていく予定です。
Posted by DG-Law at 2020年06月22日 22:06