2021年05月25日
結婚の予定が無いので写真には写りません……とはいかないようだ
・やりこみゲーマーはなぜ苦行に挑み続けるのか──「普通に辛いです」それでも縛りプレイに身を捧げる理由【おやつの人インタビュー】(ニコニコニュース)
→ けっこうなロングインタビューだった。おやつさんインタビュー受けるの初めてというのはちょっと意外。冒頭にあるように何度かネットニュースになっているが,全て勝手に偉業を讃えられた形であって本人は登場していなかった。
→ 自分の動画の中でも言っていたことではあるが,動画の魅せ方のため,勝利してもやり直すのがおやつさんらしい。動画にすることが主目的でやりこみはサブというのは,他のやりこみゲーマーには見られない傾向で,これがこの人の独特の地位を築いているのだと思う。準備のための下調べや動画の編集時間の方がプレイ時間よりも長いので,視聴者が思っているほどゲームプレイ時間は長くないというのはTwitterでも言っていた。それであるのにあれだけの苦行を耐えられるのはかえって動画に対する熱量に驚く。根がエンターテイナーなのだろう。
→ 「縛り要件は説明しやすいものにする」は重要な要素で,実際に苦行には違いないのだが縛り要件が無駄に厳しすぎて苦行のための苦行になっている動画は苦労の割に伸びない印象がある。これは個人の好みの差もあるだろうが,私は無理ゲーが運ゲーになっていく努力が面白いのであって,その過程で試行回数が伸びるのは仕方がないところだが,苦行そのものは動画で見てもさして面白くない。
→ しれっとニコニコ動画の黎明期に大学生だったとあるので,30代半ばか。ニコ動との出会いがこの人の人生を変えたのだなぁ。
・大学入学者選抜改革推進委託事業 高大接続改革に資する、思考力・判断力・表現力等を問う新たな入学者選抜(地理歴史科・公民科)における評価手法の調査研究成果報告書
→ 2017年度の文部科学省委託事業の報告書。参加した研究者たちによる文科省への提言がまとめられている。p.5に拙著が参考資料的に言及されている。
>入試についても、こうした従来の歴史観を反映した大学教員の分布そのままで、入試の出題委員をその分布に比例して機械的に決め、その研究者としての意識のままの出題委員が中等教育の現場を熟知しないままの片手間仕事で出題するというのが特に難関大学に一般的な状況となっている。そうすると古い歴史像を再生産するだけでなく、自分の専門領域に偏った独りよがりの出題や、逆に満遍なく出題しようとして専門外の領域で不正確な出題をするなどの事態が頻発する。さらに、自分の専門領域だけの部分的な新しさを取り込んだ「意欲的な出題」がかえって混乱を生む場合も珍しくない(cf.稲田義智『絶対に解けない受験世界史』、『絶対に解けない受験世界史2』)。
→ 出題ミス・悪問・過剰な難問が発生する原因の要約としては適切だろう。あの企画の目的の一つ,というよりも大目的は世の中の世界史の入試問題の改良・改善であるので,こうした提言で言及されたのは一つ目的の達成と言える。
・「オタクは人間を写真に撮らない」旅行に行ったオタクたち、誰も人を撮らず旅館の資料写真ばかり撮っていたことが判明(Togetter)
→ これはある。被写体としての自分に全く興味がないので,自分を写すだけ時間と容量の無駄という判断になってしまって,何かしらの契機がないと本当に自撮りをしない。振り返っても自分の人生で自撮りをちゃんとしたのは,ルーヴル美術館の《モナリザ》とのツーショットだけではないだろうか(あそこは自撮りをするのが風習)。同行者もあまり撮らないし,撮られるのも苦手。とにかく被写体になりたくないのだ。現地の風景や面白い被写体を撮りに来たのであって,よく見る人物を撮りに来たわけではないのである。あとは自分や友人が写り込んでいると未加工でTwitterに流せないという問題もある。
→ たまに撮ったかと思ったら後ろ姿だったり。登山中だったらフリードリヒの《雲海の上の旅人》ごっこと称してそういう写真を撮ったりする。そういえば,C.D.フリードリヒは風景の中に後ろ姿の人間という構図が多くて,こういうところでも親近感わくのだよな。
→ 結果的に何が起こるのかというと結婚式の時の「思い出の映像」を流す時に絶望的な素材不足に陥る。全く同じコメントがTogetterのコメント欄にあって笑ってしまったのだが(ということはある程度一般的な現象っぽい),結婚式の時に新郎新婦の幼少期から結婚に至るまでの人生を振り返るムービーがだいたい流されるわけで,高校卒業から一気に結婚相手とのデート写真まで時系列がジャンプしたり,大学・社会人時代はなんとか見つけてきた写真1・2枚で延々と司会のナレーションが流れるというおもしろ事態が発生する。周りで何人もの友人が結婚式を挙げているが,オタクの友人たちは例外少なく「写真がない(絶望)」と騒いでいた。将来的に結婚する予定がある人たち,コンスタントに写真は撮っておきましょう。
→ これもTogetterのコメント欄でもはてブでも指摘されていたが,実際に人間いつ死ぬかわからないもので,遺影で遺族が困る可能性もあるから,1年で1枚くらいは残しておくべきなのだよな。これは自分も肝に銘じておこう。でも遺影も《雲海の上の旅人》ごっこのやつでいいのでは?(ダメです)
→ けっこうなロングインタビューだった。おやつさんインタビュー受けるの初めてというのはちょっと意外。冒頭にあるように何度かネットニュースになっているが,全て勝手に偉業を讃えられた形であって本人は登場していなかった。
→ 自分の動画の中でも言っていたことではあるが,動画の魅せ方のため,勝利してもやり直すのがおやつさんらしい。動画にすることが主目的でやりこみはサブというのは,他のやりこみゲーマーには見られない傾向で,これがこの人の独特の地位を築いているのだと思う。準備のための下調べや動画の編集時間の方がプレイ時間よりも長いので,視聴者が思っているほどゲームプレイ時間は長くないというのはTwitterでも言っていた。それであるのにあれだけの苦行を耐えられるのはかえって動画に対する熱量に驚く。根がエンターテイナーなのだろう。
→ 「縛り要件は説明しやすいものにする」は重要な要素で,実際に苦行には違いないのだが縛り要件が無駄に厳しすぎて苦行のための苦行になっている動画は苦労の割に伸びない印象がある。これは個人の好みの差もあるだろうが,私は無理ゲーが運ゲーになっていく努力が面白いのであって,その過程で試行回数が伸びるのは仕方がないところだが,苦行そのものは動画で見てもさして面白くない。
→ しれっとニコニコ動画の黎明期に大学生だったとあるので,30代半ばか。ニコ動との出会いがこの人の人生を変えたのだなぁ。
・大学入学者選抜改革推進委託事業 高大接続改革に資する、思考力・判断力・表現力等を問う新たな入学者選抜(地理歴史科・公民科)における評価手法の調査研究成果報告書
→ 2017年度の文部科学省委託事業の報告書。参加した研究者たちによる文科省への提言がまとめられている。p.5に拙著が参考資料的に言及されている。
>入試についても、こうした従来の歴史観を反映した大学教員の分布そのままで、入試の出題委員をその分布に比例して機械的に決め、その研究者としての意識のままの出題委員が中等教育の現場を熟知しないままの片手間仕事で出題するというのが特に難関大学に一般的な状況となっている。そうすると古い歴史像を再生産するだけでなく、自分の専門領域に偏った独りよがりの出題や、逆に満遍なく出題しようとして専門外の領域で不正確な出題をするなどの事態が頻発する。さらに、自分の専門領域だけの部分的な新しさを取り込んだ「意欲的な出題」がかえって混乱を生む場合も珍しくない(cf.稲田義智『絶対に解けない受験世界史』、『絶対に解けない受験世界史2』)。
→ 出題ミス・悪問・過剰な難問が発生する原因の要約としては適切だろう。あの企画の目的の一つ,というよりも大目的は世の中の世界史の入試問題の改良・改善であるので,こうした提言で言及されたのは一つ目的の達成と言える。
・「オタクは人間を写真に撮らない」旅行に行ったオタクたち、誰も人を撮らず旅館の資料写真ばかり撮っていたことが判明(Togetter)
→ これはある。被写体としての自分に全く興味がないので,自分を写すだけ時間と容量の無駄という判断になってしまって,何かしらの契機がないと本当に自撮りをしない。振り返っても自分の人生で自撮りをちゃんとしたのは,ルーヴル美術館の《モナリザ》とのツーショットだけではないだろうか(あそこは自撮りをするのが風習)。同行者もあまり撮らないし,撮られるのも苦手。とにかく被写体になりたくないのだ。現地の風景や面白い被写体を撮りに来たのであって,よく見る人物を撮りに来たわけではないのである。あとは自分や友人が写り込んでいると未加工でTwitterに流せないという問題もある。
→ たまに撮ったかと思ったら後ろ姿だったり。登山中だったらフリードリヒの《雲海の上の旅人》ごっこと称してそういう写真を撮ったりする。そういえば,C.D.フリードリヒは風景の中に後ろ姿の人間という構図が多くて,こういうところでも親近感わくのだよな。
→ 結果的に何が起こるのかというと結婚式の時の「思い出の映像」を流す時に絶望的な素材不足に陥る。全く同じコメントがTogetterのコメント欄にあって笑ってしまったのだが(ということはある程度一般的な現象っぽい),結婚式の時に新郎新婦の幼少期から結婚に至るまでの人生を振り返るムービーがだいたい流されるわけで,高校卒業から一気に結婚相手とのデート写真まで時系列がジャンプしたり,大学・社会人時代はなんとか見つけてきた写真1・2枚で延々と司会のナレーションが流れるというおもしろ事態が発生する。周りで何人もの友人が結婚式を挙げているが,オタクの友人たちは例外少なく「写真がない(絶望)」と騒いでいた。将来的に結婚する予定がある人たち,コンスタントに写真は撮っておきましょう。
→ これもTogetterのコメント欄でもはてブでも指摘されていたが,実際に人間いつ死ぬかわからないもので,遺影で遺族が困る可能性もあるから,1年で1枚くらいは残しておくべきなのだよな。これは自分も肝に銘じておこう。でも遺影も《雲海の上の旅人》ごっこのやつでいいのでは?(ダメです)
Posted by dg_law at 12:00│Comments(0)