2021年12月19日
まとめると思ってた以上にウニは何でも食っていた
・三角関数や微分積分の教育は本当に必要か。(山本 一成🌤Ponanza|note)
→ タイトルは釣り気味……なのだがはてブの人気コメントの大半は釣られていて,記事をちゃんと読んでなさそうである。そういう人はタイトルを忘れて読んでほしい。大学教育の無制限の拡充は本当に社会に貢献するかという話をしている。
→ この話題は確かに生涯賃金が上がるので個人単位では大学に行くべしという話で終わることが多いイメージで,この反論は少なくとも私は初見である。大卒の賃金が高いのはシープスキン効果に過ぎず,必ずしも生産性が上がっているだけではないと言われてしまうと反論は難しそうだ。社会が大学を維持・拡充するコストや多くの若者を4年以上正業につかせない機会損失が,向上させる生産性の総和よりも大きいなら,大学はコストカットの対象になってしまう。とりわけ日本は入試におけるボーダーフリーの大学に対する社会の視線が厳しい。
→ 無論のことながら,大学は教育機関であると同時に研究機関であるし,教育の成果は経済的な生産性にのみ帰するものではない。そこで得られた学識はその人の人生を豊かにするものであろう。ゆえに経済的合理性のみでこの議論をすること自体が誤りではあるのだが,とはいえ経済的合理性の議論は「個人の生涯賃金が上がるので良いのでは」で思考を止めずにちゃんとすべきなのだろう。
・クジラにのみ込まれたロブスター漁師、驚きの体験を語る 米(AFP)
→ 『旧約聖書』のヨナを思い出した。ググってみたら同反応多数で,英語記事だとModern-day JonahとかA Jonah Experienceとか言われていた。多分,調べると大概の言語で同じこと言われてそう。聖書ネタは鉄板だなぁ。
・ウニに廃棄されるブロッコリーを食べさせる取り組み「ウニッコリー」が面白い(Togetter)
→ 昔似たような記事を読んだなと思って調べてみたら,むしろたくさん出てきた。
・キャベツウニ、厄介者をブランドへ 神奈川県が商標登録(朝日新聞)
・野菜残渣を餌としたムラサキウニ養殖について(神奈川県水産技術センター研究報告)
・四つ葉クローバーでウニ養殖 研究者「幸せ運びます」(朝日新聞)
・ウニ養殖、エサはタケノコ 荒れる竹林対策との一石二鳥(朝日新聞)
→ まとめるとブロッコリー・キャベツ・白菜・ミカン・トマト・アスパラガス・クローバー・タケノコ。養殖対象外だとススキ・おから・大根・ほうれん草も食ってた。ウニの雑食性がすごい。陸生の植物を躊躇なく食べられるのはウニの特性なんだろうか。タケノコにしろブロッコリーにしろそこそこ固いが,アゴの力が強いから応用が効くのだろう。論文を読むとニンジン・春菊・ミント・ヨモギ・じゃがいも・さつまいもはダメだったようなので,匂いが強いものと芋はダメなのかもしれない。大根が大丈夫でニンジンがダメなのはよくわからないが。どれかは採算がとれて商用利用まで持っていけるとよい。
・元横綱・鶴竜親方インタビュー「やめたらすごく楽になった」引退から3カ月の胸中(飯塚さき)(個人 - Yahoo!ニュース)
→ 良いインタビュー。「ありのままの自分でいいじゃないかと思えるようになって、それからすごく気が楽になりました」というのは,確か連続優勝で締めた2018年五月の千秋楽翌朝のインタビューでも言っていた覚えがある。引き技をよく決めて優勝をもぎ取っただけに確信を得られたのだろう。自分の土俵人生に120点をつけているところには,本当に入門前に思っていたよりもよくやれたのだろうなというのが出ていて,気持ちが伝わってきた。あわせて,これらの境地に立てたところに彼の土俵人生の完成があったのだろう。
→ タイトルは釣り気味……なのだがはてブの人気コメントの大半は釣られていて,記事をちゃんと読んでなさそうである。そういう人はタイトルを忘れて読んでほしい。大学教育の無制限の拡充は本当に社会に貢献するかという話をしている。
→ この話題は確かに生涯賃金が上がるので個人単位では大学に行くべしという話で終わることが多いイメージで,この反論は少なくとも私は初見である。大卒の賃金が高いのはシープスキン効果に過ぎず,必ずしも生産性が上がっているだけではないと言われてしまうと反論は難しそうだ。社会が大学を維持・拡充するコストや多くの若者を4年以上正業につかせない機会損失が,向上させる生産性の総和よりも大きいなら,大学はコストカットの対象になってしまう。とりわけ日本は入試におけるボーダーフリーの大学に対する社会の視線が厳しい。
→ 無論のことながら,大学は教育機関であると同時に研究機関であるし,教育の成果は経済的な生産性にのみ帰するものではない。そこで得られた学識はその人の人生を豊かにするものであろう。ゆえに経済的合理性のみでこの議論をすること自体が誤りではあるのだが,とはいえ経済的合理性の議論は「個人の生涯賃金が上がるので良いのでは」で思考を止めずにちゃんとすべきなのだろう。
・クジラにのみ込まれたロブスター漁師、驚きの体験を語る 米(AFP)
→ 『旧約聖書』のヨナを思い出した。ググってみたら同反応多数で,英語記事だとModern-day JonahとかA Jonah Experienceとか言われていた。多分,調べると大概の言語で同じこと言われてそう。聖書ネタは鉄板だなぁ。
・ウニに廃棄されるブロッコリーを食べさせる取り組み「ウニッコリー」が面白い(Togetter)
→ 昔似たような記事を読んだなと思って調べてみたら,むしろたくさん出てきた。
・キャベツウニ、厄介者をブランドへ 神奈川県が商標登録(朝日新聞)
・野菜残渣を餌としたムラサキウニ養殖について(神奈川県水産技術センター研究報告)
・四つ葉クローバーでウニ養殖 研究者「幸せ運びます」(朝日新聞)
・ウニ養殖、エサはタケノコ 荒れる竹林対策との一石二鳥(朝日新聞)
→ まとめるとブロッコリー・キャベツ・白菜・ミカン・トマト・アスパラガス・クローバー・タケノコ。養殖対象外だとススキ・おから・大根・ほうれん草も食ってた。ウニの雑食性がすごい。陸生の植物を躊躇なく食べられるのはウニの特性なんだろうか。タケノコにしろブロッコリーにしろそこそこ固いが,アゴの力が強いから応用が効くのだろう。論文を読むとニンジン・春菊・ミント・ヨモギ・じゃがいも・さつまいもはダメだったようなので,匂いが強いものと芋はダメなのかもしれない。大根が大丈夫でニンジンがダメなのはよくわからないが。どれかは採算がとれて商用利用まで持っていけるとよい。
・元横綱・鶴竜親方インタビュー「やめたらすごく楽になった」引退から3カ月の胸中(飯塚さき)(個人 - Yahoo!ニュース)
→ 良いインタビュー。「ありのままの自分でいいじゃないかと思えるようになって、それからすごく気が楽になりました」というのは,確か連続優勝で締めた2018年五月の千秋楽翌朝のインタビューでも言っていた覚えがある。引き技をよく決めて優勝をもぎ取っただけに確信を得られたのだろう。自分の土俵人生に120点をつけているところには,本当に入門前に思っていたよりもよくやれたのだろうなというのが出ていて,気持ちが伝わってきた。あわせて,これらの境地に立てたところに彼の土俵人生の完成があったのだろう。
Posted by dg_law at 12:00│Comments(4)
この記事へのコメント
ウニの商用利用目的での養殖を個人で実際にやってみた方の動画がおもしろいので是非見ていただきたいです。
https://youtu.be/zbunXGRw2HE
https://youtu.be/zbunXGRw2HE
Posted by ななし at 2021年12月20日 05:37
動画紹介ありがとうございます。現実的にはこういう障壁が出てくるよな,と思うところがだいたい出てくる感じでしたね。
ただまあ,スタートラインが廃棄野菜と駆除ウニをなんとかできないかというところなので,税金の入った駆除活動は採算に入れていいと思うのですよね。
それを抜きにまっとうな商用ベースに乗せようとするのは少し目的がずれているとは思いました。
ただまあ,スタートラインが廃棄野菜と駆除ウニをなんとかできないかというところなので,税金の入った駆除活動は採算に入れていいと思うのですよね。
それを抜きにまっとうな商用ベースに乗せようとするのは少し目的がずれているとは思いました。
Posted by DG-Law at 2021年12月21日 21:00
ウニの嫌いなものって、かの「子ランチ」に入ってそうなのばっかり(笑)(さつまいもはあったかな)
Posted by たつ at 2022年01月24日 03:19
「子ランチ」は知らなかったです。サツマイモは入ってました。ただ,ニンジンじゃなくて大根葉でした。
Posted by DG-Law at 2022年01月27日 09:14