2022年04月05日

『へうげもの』は愛されてるよなぁ

・文化人類学者さんの驚き「モンゴルで日本式の暴走族や特攻服が輸入されていた」→実はあの漫画の影響で、世界各地で特攻服を着る人が出てきていた模様(Togetter)
→  『東京卍リベンジャーズ』は始まったときに,マガジンのヤンキー漫画まで波及するとはループ物の広がりはすごいなとは思っていた。雑誌で目を通すだけでそんなに真面目に読んでいるわけではないが,主人公だけタイムリープするタイプの王道だから,話が面白いとは思う。しかし,アニメ化してここまで国際的にも人気爆発するとは全く予想してなかった。ついでに『東大リベンジャーズ』とかいうパロディ漫画が派生するなんて予想してなかった。
→ そういう雑な読み方をしているので今が何回目のループなのかもう覚えていないが,さすがに今のループで終わりかな。けっこう引き伸ばした印象。
→ そういえばこの間に東京タワーに階段で上ったときに,ちょうどコスプレデーと重なっていたというのを上り始めてから知ったのだが,女性による『東卍』コスが一番多かった。モンゴルに特攻服を来た若者がいるのもなかなか新鮮だが,東京タワーに大量のマイキー君がたむろっていたのもけっこう面白い光景だった。


・途上国で調査をしてる方が語る「自動車の燃料の不足と、ヒャッハー系山岳少数民族による略奪と転売」の話が変わらず壮絶(Togetter)
→ この人の話は低開発国のすごい話がどんどん出てくる。はてブされているものでかなりたどれる。福音キャバクラの話が先進国のアレな人たちを巻き込んでて割りと好き。
→ しかし,地域がけっこうわからない。些末な部分でのフェイクが入っていると思われるので特定は難しいだろう。伏せる意味はわかるので特定に執着するのも良くないのでやめよう。

(コメント欄参照)

・ほぼ全身の骨格出土 千々石ミゲルとみて鑑定へ 諫早・4次発掘調査(長崎新聞)
→ 天正遣欧使節に対する私の興味関心は正直薄いのだが,彼らのニュースが不思議と入ってくる気がする(伊東マンショの肖像画とか19世紀後半のフレスコ画発見とか)。ともあれ,確かに千々石ミゲルの棄教が偽装だったと実証されたら高校日本史の教科書……ではなく用語集が書き換わるレベルの学説の切り替わりになるのは確かである。続報は少し気になる。


・細川忠興が記した書物の裏に石田三成らの自筆書状(NHK)
→ 登場人物が『へうげもの』オールスターズでテンション上がる人が多数。かく言う私も書状を読んでいて,完全にあの漫画の絵とセリフで再生された。古田織部の「忠興に対して「刀を貸してほしい」という趣旨に続いて、「あまり大きいものは困る」と細かい要望を記しています」という言動があまりにも漫画のそれ。どうせならNHKは山田芳裕氏にコメントを取りに行ってもよかったかもしれない。なお,後陽成天皇の即位式は『へうげもの』で描かれていない。
→ 前近代の日本は紙が貴重だったので,けっこう重要そうな記録であっても再利用されて裏側が私的な手紙だったりするというのはよくある話で,ほとんどの文献は裏側まで調べられていそうなものだが,東京大学史料編纂所永青文庫が持っている細川忠興の自筆の能に関する史料のレベルでも,まだ裏側はきっちり調査が行き届いてなかったりするものなのかというところが個人的には最大のニュースバリューだった。それも戦国時代の割りと世間の人気が高い武将が多い分野で。

この記事へのコメント
面白がるのも結構ですが、まみさんと同じTUFS出身で本人をよく知る者からすると、言語畑の調査で聞き齧った武勇伝ホラ話を嘘大袈裟紛らわしく粉飾していいね稼ぎに使っていることに荷担するのはあまり愉快ではありませんね。たくさんの人が迷惑しているのに本人がやめないので仕方がありませんけど。
有名なロシアガス止めて少数民族虐殺とかで皆さん気付いたものと思っていましたが。
Posted by 知人 at 2022年04月05日 18:49
「ほとんど残っていない織部の若い頃の書状」でこれなので、もう少し年をとったら、借りてから文句を言うようになるのかしら、とか思ってしまいましたw

件の書物は永青文庫蔵みたいですね ttps://readyfor.jp/projects/eiseibunko_01/announcements/184017
Posted by 砂屋 at 2022年04月05日 23:18
感情的な文章、失礼いたしました。それでも表示下さったブログ主のdg_lawさんありがとうございます。
上記の通り、まみさん(仮称)の問題は、知人間で何とかすべきところだったのですが、私も「バズり」に邪魔だと思われたのか本人から一方的に絶縁されてしまい歯がゆく思っております。
まみさんの「体験談」「調査地」と称したツイートのネタにされた複数の関係者が非常に苦々しく思っていることを少しでも知っていただければと思い、感情的に反応してしまいました。すみません。

「ロシアの行政は限界集落へガスを引かずに少数民族を「安楽死」させることがある→眉唾な一面もあるが、否定しきれない側面も」
https://togetter.com/li/1801484
こちらも「元ネタ」にされた情報源の方々が「嘘八百に勝手に名前を出さないで欲しい」と立腹失望しています。本人に言っても聞き入れてもらえないので非常に残念ですが。
Posted by 知人 at 2022年04月06日 10:28
>知人さん
実は昨晩にそのコメントを表示にして,自分の「ご指摘ありがとうございます。そうなんですね。「ロシアガス止めて少数民族虐殺」の件は知らなかったので今調べました。であればその部分は撤回して,本日中に取り消し線を引いてコメント欄を参照にするか,そもそも記事からまるっと消すか,何か考えます。」という返信をつけていたのですが,自分のコメントの方を表示に変え損ねていました。おかげで表示にしておきながら放置した感じに……togetterも張ってもらってすみません。

こういうのを安直に信用してはダメだなと勉強になりました。感情的になるお気持ちはわかります。重ねてお礼申し上げます。
Posted by DG-Law at 2022年04月06日 20:13
>砂屋さん
永青文庫なんですね。記事中に永青文庫と史料編纂所で調査と書いてあったのですが,なぜかうっかり後者の所有物だと思いこんでました。いずれにせよ,まだそこから新史料が出てくるのかという驚きはあります。

1586年頃なので確かにまだまだ若い頃ですね。それこそ「左助」ですものね。
Posted by DG-Law at 2022年04月06日 20:21
ダアロ!というへうげ忠興と左介の声が聞こえてきそうな資料でわくわくしますね。
山田芳裕先生はキャラを個性豊かに描くのがホント上手いです。
Posted by N at 2022年04月13日 08:00
これだけ漫画通りの肉声が聞こえてきそうな史料も珍しいですね。
山田芳裕先生は今『モーニング』で連載してる「望郷太郎」も面白いですし(こちらは完全にフィクションのポストアポカリプスものですが),すごいですね。
Posted by DG-Law at 2022年04月13日 23:46