2022年08月09日

せめて豊根村には食べに行ってみるべきか

・「漫画村」を“ほう助”した広告代理店「エムエムラボ」「グローバルネット」に1100万円の賠償判決、『魔法先生ネギま!』の赤松健さんが提訴(ねとらぼ)
→ 先日参議院議員となった赤松健氏だが,立候補前にはこういう活動もしていた。ネット広告は広告代理店が複雑に仲介していて責任の所在を追及するのが難しいとされていたが,それゆえに本件は漫画村と直接つながっていない広告代理店を訴えて勝訴している点が画期的な成果だろうと思う。氏は政治家としても海賊版に絡むネット広告の問題にかかわっていくのだろうか。


・平成元年発売のテトリスの世界大会が 今大変なことになっている(slappin' Notes)
→ 展開が予想外すぎて面白い。レトロゲームが近年に革新的な技術が発見されて突然盛り上がるという現象としてはFF6やDQ3を彷彿とさせる。それがコントローラーの持ち方に発展するところはパズルゲームっぽいなと思ったが,DQ3のRTA何でもありも現実世界での行動速度が重要な戦いの領域に入ってたな。ゲーム内の速度なりハイスコアなりを突き詰めると,どうしても(コントローラーの直接操作以外での)出力する実空間の側に戦いが移っていくというのは一定の割合のゲームで発生しそう。


・ソ連は娯楽少なく…声優ジェーニャ「アニメは二つ。チェブラーシカとヌー・パガジー」(朝日新聞GLOBE+)
→ 良い記事だった。ご年齢を全然知らなかったのだが,思っていたよりも年上であった。ソ連崩壊時に10歳くらいなら,かなり記憶があろう。共産趣味に対する苦言は別の媒体で見覚えがある。単純にロシア人だからかなと思ったが,体験があるならそれは一言申さずにはいられまい。
→ 今は日本人男性とご結婚されていて,長女がもう5歳,育児と声優業を両立させていた。『ガルパン』は早いところ次の作品を出してクラーラの出番を……


・キャビアって本当においしいの? 宮崎の「国産キャビア」を食べて、社長に話を聞いたらめちゃ面白いことが発覚した(ソレドコ)
→ 私の地元の近く,愛知県豊根村でも2012年からチョウザメの養殖を進めていて,2018年以降には「チョウザメが村の人口を超えました」と宣伝されるようになった。そしてチョウザメ料理で観光を盛り上げようとしているのだが,キャビアの生産は今年2022年になってやっと始まったところであった。ひどく時間がかかったのは技術的に難しいのかなと思っていたところだったので,キャビアがとれるまでに約10年,完全養殖には約20年かかるというのを知って納得した。その10年ジャストでキャビアがとれただけ豊根村はがんばっていると言えるのかもしれない。完全養殖まではまだ10年かかる。
→ 豊根村の他にもいくつかの自治体でチョウザメの養殖を始めたというニュースをちらほら聞くようになっていて,2003年の岩手県がキャビア生産の最初というのはなんとなく不思議な感じはしない。ちょっと調べてみると日本全国の山間部でチョウザメが養殖されていて,遠くない未来にかなり競合しそうで怖い。