2023年06月06日
語感もすばらしい>ナイスセーヌ
・海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都移転で人々はどうなる?(ナショナルジオグラフィック)
→ 首都移転は人口過密だけが理由だと思っていたが,地盤沈下の方が理由として重そうな様子である。とはいえ地下水の組み上げを無対策では悪化する一方で,人口過密とは無関係ではない。また,バタヴィアの頃から洪水が頻発していたのは知らなかった。海岸に47kmの壁を作っているところは,完成前から一時しのぎと見られている天まで含めていかにも新興国的な解決方法だが,その状況では首都移転を計画するのも当然と言えよう。
→ 新首都ヌサンタラはカリマンタン島の東部で,インドネシアも洪水の他に火山や地震等の自然災害が多い国であるから,比較的災害の少ない場所を選んだとのこと。高校世界史の観点から言えばインドネシア史はほぼジャワ島とスマトラ島(とモルッカ諸島)しか登場しないから,これで初めてカリマンタン島が登場することになるかもしれない。どこまで建設が進んでいるのか気になってググってみたが,まだまだ更地だった。2024年中の遷都に向けて急ピッチで建設するのだろうか。
→ なお,最近勘違いしている人に会ったので一応書いておくと,マレーシア側の呼称がボルネオ島でインドネシア側のカリマンタン島である。日本の教育課程では,冷戦中にはマレーシア・インドネシアとの関係性から(特にインドネシアは九・三〇事件後に突然西側陣営に入ったため)どちらの呼称を優先するか切り替わっていたという話を効いたことがあるし,現行課程でも併記するとしても優先するか意外と混乱している印象である。理由を知らない人からすると,政治的立場による呼称の違いではなく,学術的な理由等による呼称変更のように見えてしまっても,やむを得ないかもしれない。以下の帝国書院の説明がわかりやすい。
・カリマンタン島とボルネオ島、2つの名前があるのはなぜですか。(帝国書院)
・“若者のお酒離れ”に若者たちが本音回答「おじさんもフラペチーノ飲まないでしょ?」(マネーポストWEB)
→ 過去に,二度ほど扱っているが,「酔っ払って思考力が落ちると、ゲームや読書など、したいことができなくなってしまう」というのは自分も常飲の習慣が無い理由として過去一しっくり来る。酒にしかない味や面白さがあるので飲酒自体は好きだけども,その後の活動に支障をきたすことを考えると,今日はもう酒を飲んで終わりという覚悟が無いと楽しめない娯楽になってしまっていて自由度が低い。ついでに言うと最近は安酒に与える余分な肝臓は無いよなとかいうことも考え始めてしまったので,ますます娯楽としてのハードルが高いなと。
→ 「若者の酒離れ」は若年層ほど飲酒率が低いから間違いではないのだろうが,酒の消費量のピークが1992年でそこからほぼ一貫して下がっている。長期的にずっと続いているという意味では「日本社会の酒離れ」と言った方が正しそう。
・食べたことのある珍しい食材を教えて(増田)
→ ブコメ欄を見ると,多種多様な食べ物が挙がっていて驚いた。ダチョウ・ワニ・ウサギ・ウツボ・蜂程度では全然勝てない。カバ,トナカイ,アザラシ,アルマジロ,アルパカあたりはうらやましい。『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』を追っている身としてはもう少しいろいろ食べてみたいが,なかなか機会がない。
・RTA in Japanインタビュー ゲームのクリア時間を競う「学会とオフ会のような晴れ舞台」(KAI-YOU)
→ RTA in Japanは,RTAよりTAS派の私でさえ見るようになってしまったので,視聴者への訴求能力が非常に高く,継続的なイベントとして成功しているように思う。応募が多数ある中で,メジャーなゲームなら盛り上がりそうなレギュレーションや最近革新的な攻略法が見つかったものを選ぶのは当然として,マイナーなゲームでも紹介次第で盛り上がりそうなものを選ぶセンスが良い。RTAは試行回数を重ねた方が良い記録が出やすいから一発撮りのRTA in Japanでは記録狙いというよりもお祭り騒ぎであり新たな戦友の勧誘の場であり,「学会とオフ会のような晴れ舞台」という表現が非常にしっくり来る(もちろん,そういう環境なのでテンションが上がって良い記録を出す走者もいるが)。面白い発表をして盛り上がったゲームが勝ちなのだ。その上で走者が増えればなおのこと良いのだろう。記事中にある通り,チャリティーイベントにしたのも英断で,このために余計に緩いお祭りに徹することができているという側面はありそう。
・【ナイスセーヌ!】RTA in Japan Summer 2022で「Paris Chase」を走った振り返りと裏話(kamia,note)
→ 2022年夏のRTA in Japanで盛り上がったゲームの一つといえばこれで,実際に非常に面白かった。「ナイスセーヌ」はRTA in Japanの中ですっかり定着した言葉になった……どころかTwitterで検索すると毎日誰かしらが「ナイスセーヌ」と言っているので,インターネットミームとして定着した感すらある。。それだけインパクトのある走りであったし,これは間違いなく盛り上がると考えて応募から拾った運営は慧眼である。未視聴の方は是非。
→ 首都移転は人口過密だけが理由だと思っていたが,地盤沈下の方が理由として重そうな様子である。とはいえ地下水の組み上げを無対策では悪化する一方で,人口過密とは無関係ではない。また,バタヴィアの頃から洪水が頻発していたのは知らなかった。海岸に47kmの壁を作っているところは,完成前から一時しのぎと見られている天まで含めていかにも新興国的な解決方法だが,その状況では首都移転を計画するのも当然と言えよう。
→ 新首都ヌサンタラはカリマンタン島の東部で,インドネシアも洪水の他に火山や地震等の自然災害が多い国であるから,比較的災害の少ない場所を選んだとのこと。高校世界史の観点から言えばインドネシア史はほぼジャワ島とスマトラ島(とモルッカ諸島)しか登場しないから,これで初めてカリマンタン島が登場することになるかもしれない。どこまで建設が進んでいるのか気になってググってみたが,まだまだ更地だった。2024年中の遷都に向けて急ピッチで建設するのだろうか。
→ なお,最近勘違いしている人に会ったので一応書いておくと,マレーシア側の呼称がボルネオ島でインドネシア側のカリマンタン島である。日本の教育課程では,冷戦中にはマレーシア・インドネシアとの関係性から(特にインドネシアは九・三〇事件後に突然西側陣営に入ったため)どちらの呼称を優先するか切り替わっていたという話を効いたことがあるし,現行課程でも併記するとしても優先するか意外と混乱している印象である。理由を知らない人からすると,政治的立場による呼称の違いではなく,学術的な理由等による呼称変更のように見えてしまっても,やむを得ないかもしれない。以下の帝国書院の説明がわかりやすい。
・カリマンタン島とボルネオ島、2つの名前があるのはなぜですか。(帝国書院)
・“若者のお酒離れ”に若者たちが本音回答「おじさんもフラペチーノ飲まないでしょ?」(マネーポストWEB)
→ 過去に,二度ほど扱っているが,「酔っ払って思考力が落ちると、ゲームや読書など、したいことができなくなってしまう」というのは自分も常飲の習慣が無い理由として過去一しっくり来る。酒にしかない味や面白さがあるので飲酒自体は好きだけども,その後の活動に支障をきたすことを考えると,今日はもう酒を飲んで終わりという覚悟が無いと楽しめない娯楽になってしまっていて自由度が低い。ついでに言うと最近は安酒に与える余分な肝臓は無いよなとかいうことも考え始めてしまったので,ますます娯楽としてのハードルが高いなと。
→ 「若者の酒離れ」は若年層ほど飲酒率が低いから間違いではないのだろうが,酒の消費量のピークが1992年でそこからほぼ一貫して下がっている。長期的にずっと続いているという意味では「日本社会の酒離れ」と言った方が正しそう。
・食べたことのある珍しい食材を教えて(増田)
→ ブコメ欄を見ると,多種多様な食べ物が挙がっていて驚いた。ダチョウ・ワニ・ウサギ・ウツボ・蜂程度では全然勝てない。カバ,トナカイ,アザラシ,アルマジロ,アルパカあたりはうらやましい。『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』を追っている身としてはもう少しいろいろ食べてみたいが,なかなか機会がない。
・RTA in Japanインタビュー ゲームのクリア時間を競う「学会とオフ会のような晴れ舞台」(KAI-YOU)
→ RTA in Japanは,RTAよりTAS派の私でさえ見るようになってしまったので,視聴者への訴求能力が非常に高く,継続的なイベントとして成功しているように思う。応募が多数ある中で,メジャーなゲームなら盛り上がりそうなレギュレーションや最近革新的な攻略法が見つかったものを選ぶのは当然として,マイナーなゲームでも紹介次第で盛り上がりそうなものを選ぶセンスが良い。RTAは試行回数を重ねた方が良い記録が出やすいから一発撮りのRTA in Japanでは記録狙いというよりもお祭り騒ぎであり新たな戦友の勧誘の場であり,「学会とオフ会のような晴れ舞台」という表現が非常にしっくり来る(もちろん,そういう環境なのでテンションが上がって良い記録を出す走者もいるが)。面白い発表をして盛り上がったゲームが勝ちなのだ。その上で走者が増えればなおのこと良いのだろう。記事中にある通り,チャリティーイベントにしたのも英断で,このために余計に緩いお祭りに徹することができているという側面はありそう。
・【ナイスセーヌ!】RTA in Japan Summer 2022で「Paris Chase」を走った振り返りと裏話(kamia,note)
→ 2022年夏のRTA in Japanで盛り上がったゲームの一つといえばこれで,実際に非常に面白かった。「ナイスセーヌ」はRTA in Japanの中ですっかり定着した言葉になった……どころかTwitterで検索すると毎日誰かしらが「ナイスセーヌ」と言っているので,インターネットミームとして定着した感すらある。。それだけインパクトのある走りであったし,これは間違いなく盛り上がると考えて応募から拾った運営は慧眼である。未視聴の方は是非。
Posted by dg_law at 12:00│Comments(0)