2023年06月13日
細長く飛び出ているのはよく見るが,ちぎれそうな区画は珍しい
・エリザベス女王死去 世界から追悼の声相次ぐ【詳しく】(NHK)
→ 2022年9月8日に死去。ルイ14世の記録を抜くと思っていたし,記録を更新してほしかったなと。ルイ14世は幼少期に即位しているアドバンテージがあり,現代医療のアドバンテージでは覆せなかった。
→ エリザベス2世の在位中に政権を握った首相は計14人に登る。最初の首相が(二度目の)チャーチルで,この時にイギリスは核保有国となった。その後はイーデン政権の第二次中東戦争,マクミラン政権のEFTA創設・「アフリカの年」,ウィルソン政権のスエズ以東撤兵,ヒース政権のEC加盟,サッチャー政権の新自由主義制作・フォークランド紛争・冷戦終結,ブレア政権の香港返還・ベルファスト合意・イラク戦争,キャメロン政権以降のBrexit……と遭遇した歴史的事件を並べるだけでも,その治世の長さも濃さもうかがいしれよう。最後の首相はリズ・トラスとなったわけだが,まさかチャールズ3世の即位式までに辞任するとは。女王の同じ名前の女性が最後の首相という偶然は面白かったのだが。
・植民地支配の歴史、アフリカでエリザベス女王の遺産に影(CNN)
→ 昭和天皇も当てはまるところがあるが,在位年の長い立憲君主はこういう「統治の雰囲気」の変化の扱いが難しい。1950年代当時にはすでに植民地帝国は過去の遺物と化していたが,まだ消滅したわけではなかったから,当然こういう話が出てくる。「君臨すれども統治せず」であって当時の彼女に閲兵を拒否できたかは疑わしく,それが将来的な汚点になることがわかっていてもやらざるをえなかった。その後もナイジェリア内戦への干渉もそうだが,とはいえやられた側は覚えているし,彼らにとってはイギリス=エリザベス女王なのだ。そこにいかに責任が無かろうとも,一人の人物に長期間に渡って国家を代表させることの20世紀以降の世界における困難さを最も体現した立憲君主だったという評価もまたエリザベス女王には適切かもしれない。適当に年数を区切って元首を交代させる権力を持たない大統領制はこの点で言えば賢い。
・日本一ちぎれそうな町、長野県立科町のいちばんちぎれそうな場所に行く(デイリーポータルZ)
→ 一昨年の秋に蓼科山に登ったときに,蓼科山を覆っていそうな市町村名なのにそうでもない,どころか異常な縦長で,事情が気になっていた。藩領の段階ですでに細長く,山の尾根線に沿って開発が進み,周囲の同様に細長かった自治体は合併していったが立科町だけ細長いまま残ったと。昭和の大合併前の北佐久郡の地図がなかなかすごい。これを見ると逆に立科町はよく合併しなかったもので,調べてみるとやはり佐久市との合併案はあったようだ。なお,名前の漢字の違いは「当用漢字に「蓼」の字がないことと、蓼科山は古代立科山と呼ばれていたことから「立科村」に異議なく決定されました」とのことである。
→ 途中で突然「鳴石」なる謎の巨石が登場するあたりがものすごく長野県っぽい。茅野駅のアレのインパクトが強すぎてね……
・Google画像検索で千束(せんぞく)が千束(ちさと)に侵食されるまで(まだへいき!)
→ 定番のネタではあるのだが,ある方のブコメにもある通り,こういう記録を残しておくのは大事。個人的には意外と地名が粘ってたんだなという感想。地名の方が復権するのは何年後になるか。
→ 名字の「錦木」の方は植物が元ネタで同名の関取がいるが,70%くらいが関取という様相で,こちらは関取が侵略者か。錦木千束さんは30番目くらいでやっと登場した。作中であまり名字で呼ばれなかったことが敗因かもしれない。関取がけっこう検索されていて強いのかもしれないが。錦木は32歳でベテラン力士ではあるがまだまだ引退しそうにないし,逆に『リコリコ』は次の展開が遠そうなので,こちらも検索結果は当面このままになりそう。
→ 2022年9月8日に死去。ルイ14世の記録を抜くと思っていたし,記録を更新してほしかったなと。ルイ14世は幼少期に即位しているアドバンテージがあり,現代医療のアドバンテージでは覆せなかった。
→ エリザベス2世の在位中に政権を握った首相は計14人に登る。最初の首相が(二度目の)チャーチルで,この時にイギリスは核保有国となった。その後はイーデン政権の第二次中東戦争,マクミラン政権のEFTA創設・「アフリカの年」,ウィルソン政権のスエズ以東撤兵,ヒース政権のEC加盟,サッチャー政権の新自由主義制作・フォークランド紛争・冷戦終結,ブレア政権の香港返還・ベルファスト合意・イラク戦争,キャメロン政権以降のBrexit……と遭遇した歴史的事件を並べるだけでも,その治世の長さも濃さもうかがいしれよう。最後の首相はリズ・トラスとなったわけだが,まさかチャールズ3世の即位式までに辞任するとは。女王の同じ名前の女性が最後の首相という偶然は面白かったのだが。
・植民地支配の歴史、アフリカでエリザベス女王の遺産に影(CNN)
→ 昭和天皇も当てはまるところがあるが,在位年の長い立憲君主はこういう「統治の雰囲気」の変化の扱いが難しい。1950年代当時にはすでに植民地帝国は過去の遺物と化していたが,まだ消滅したわけではなかったから,当然こういう話が出てくる。「君臨すれども統治せず」であって当時の彼女に閲兵を拒否できたかは疑わしく,それが将来的な汚点になることがわかっていてもやらざるをえなかった。その後もナイジェリア内戦への干渉もそうだが,とはいえやられた側は覚えているし,彼らにとってはイギリス=エリザベス女王なのだ。そこにいかに責任が無かろうとも,一人の人物に長期間に渡って国家を代表させることの20世紀以降の世界における困難さを最も体現した立憲君主だったという評価もまたエリザベス女王には適切かもしれない。適当に年数を区切って元首を交代させる権力を持たない大統領制はこの点で言えば賢い。
・日本一ちぎれそうな町、長野県立科町のいちばんちぎれそうな場所に行く(デイリーポータルZ)
→ 一昨年の秋に蓼科山に登ったときに,蓼科山を覆っていそうな市町村名なのにそうでもない,どころか異常な縦長で,事情が気になっていた。藩領の段階ですでに細長く,山の尾根線に沿って開発が進み,周囲の同様に細長かった自治体は合併していったが立科町だけ細長いまま残ったと。昭和の大合併前の北佐久郡の地図がなかなかすごい。これを見ると逆に立科町はよく合併しなかったもので,調べてみるとやはり佐久市との合併案はあったようだ。なお,名前の漢字の違いは「当用漢字に「蓼」の字がないことと、蓼科山は古代立科山と呼ばれていたことから「立科村」に異議なく決定されました」とのことである。
→ 途中で突然「鳴石」なる謎の巨石が登場するあたりがものすごく長野県っぽい。茅野駅のアレのインパクトが強すぎてね……
・Google画像検索で千束(せんぞく)が千束(ちさと)に侵食されるまで(まだへいき!)
→ 定番のネタではあるのだが,ある方のブコメにもある通り,こういう記録を残しておくのは大事。個人的には意外と地名が粘ってたんだなという感想。地名の方が復権するのは何年後になるか。
→ 名字の「錦木」の方は植物が元ネタで同名の関取がいるが,70%くらいが関取という様相で,こちらは関取が侵略者か。錦木千束さんは30番目くらいでやっと登場した。作中であまり名字で呼ばれなかったことが敗因かもしれない。関取がけっこう検索されていて強いのかもしれないが。錦木は32歳でベテラン力士ではあるがまだまだ引退しそうにないし,逆に『リコリコ』は次の展開が遠そうなので,こちらも検索結果は当面このままになりそう。
Posted by dg_law at 12:00│Comments(0)