2024年05月26日
今場所は完全な史上初
先場所は新入幕の尊富士が優勝した。今場所は大の里が優勝し,初土俵から7場所で,これまでの輪島の15場所を大きく塗り替える史上最速である。しかし,大の里は場所前から優勝候補の一人に挙げられていて,尊富士ほどのインパクトはない。そもそも大の里は小結であるから,平幕優勝とは違う。それでも史上初と言ってもいい現象が2場所続いたのは驚くべきことで,先場所の評に「学生出身が増えているのとアマチュアのレベルが上がっていることの相乗効果で,これからも新入幕で大活躍して一気に番付を駆け上がるパターンはよく出てくると思われる」に書いた通りの現象ではあるものの,これほど劇的に出てくるとは思わなかった。
大の里は今場所の完全な上位挑戦でやっと取り口が見えてきた。前頭下位・中位では立ち合いの当たりで相撲が決まってしまっていて,少なくとも私にはよく見えていなかった。ともかく,立ち合いの当たりの強さは絶品で,そのまま突き込んでも勝てるが,本人が自分の型と考えているのは右四つだろう。右差しが入れば相手は引くしかなくなる。したがって攻略法は当たり負けないことか,左上手の良い位置を引いて右差しを封じ込むかいずれかになるが,言うは易しで,今場所で前者ができたのは高安だけ,後者は平戸海と豊昇龍だけである。立ち合いが強い割に変化にもよく対応し,横への揺さぶりもあまり効かず,隙が少ない。あと見てないのは長期戦くらいか。来場所は上位の力士がどちらの手段で対策を取ってくるか,あるいは第三の手を用意するか見ものである。
個別評。照ノ富士は稽古中に左の脇腹を痛めたとのことで,新たな負傷が増えて不安である。NHKの解説に来ていた伊勢ケ浜は脇腹自体は軽傷と言っていたが,来場所への調整は間に合うか不安だ。琴ノ若改め琴櫻は受け将棋ならぬ受け相撲である。それで勝てているのだからよいと思うのだが,各所からもっと攻めろと責められ,14日目に自ら攻め込んでみたら黒星を喫した。責めていた人たちは責任をとってほしい。恵まれた体格と培ってきた技能があるのだから,慣れないことはしないでよい。豊昇龍は安定感がすごい。現時点では大関としては非常に優秀な部類に入る。大の里を真正面から撃破しており仕事は果たした。どうも日馬富士を彷彿とさせる場所序盤のスロースターターらしいことと,時折立ち合い当たり負けて相撲にならないことが綱取りへのネックか。霧島はボタンの掛け違いとでも言うような相撲のリズムの狂いが悪化し,とうとう休場・陥落に至った。本調子に戻れば10勝は固い。修正を期待したい。
関脇・小結。阿炎は豊昇龍・琴櫻を破っており,不戦勝2つとトリックスター的な大活躍だった。千秋楽に優勝決定戦をかけて大の里と闘い,敗れたところも含めて助演男優賞だろう。安定感十分で関脇での10勝であるから,ハードル低めの大関取り起点ということになるが,どうなるか。大関取りという点はもちろん大の里もそうだが,いかんせんキャリアが短すぎる点は考慮されるだろう。上で書きそびれたが,大の里の美点は師匠とは全く似ないメンタルの強さもある。場所前に弟弟子に飲酒を強要して厳重注意にあったという報道もあったので,あまりふてぶてしくなりすぎず注意してほしい。若元春は六日目に不運なケガで休場,終盤に再出場した。調子は悪くなさそうであったので,フル出場していれば上位陣の星取が少し違っていたかもしれない。
前頭上位。熱海富士は少し研究されてきて苦戦した。初場所・三月と同様に鈍重さを徹底して攻められている。体格の割には動ける方であるが,その点でも大の里が上位互換になってしまっているのがつらい。平戸海は今場所も左前まわしをとる相撲が冴え渡っていた。技能賞を受賞していないのは嘘だろう。来場所は新小結で厳しい番付になるが,引っ掻き回してほしい。豪ノ山は上位陣による研究が進んでいて,出足を止められると二の矢を継げないまま負けてしまうことが多かった。本人も自覚があるのか,立ち合いにつっかけることが多かった。とはいえ6−9,上位定着しつつあると言っていい。高安は場所途中の腰痛再発で7−3−5という成績となった。大の里・豊昇龍・琴櫻に勝っており,若元春と同様にフル出場していればと思うと悲しい。高安はこれからもこういうことがありそう。明生は10勝,これだけ好調な明生は久々に見た。相変わらず器用で,明生は左からのいなしが上手く,押し相撲か左四つになれば左のいなしを挟んで何かしらの技巧が出る。
前頭中盤。翠富士は今場所真っ向勝負の押し相撲にこだわり,それに殉じて5−10となった。挑戦は買いたいが,やはり肩透かしが必要なのでは。湘南乃海は途中まで9−2と優勝争いの先頭に立っていたが,終盤に上位陣に当てられて4連敗,9−6で終戦となった。これまでは巨漢ながら今ひとつ体格を活かせていなかったが,今場所は受け止めてからの豪快な相撲が増えた。来場所も期待できそう。
前頭下位。佐田の海は場所中に左足首と右膝を痛めて満身創痍であったが,右四つからの持ち味の速攻が光った。9−6で終わったが,ケガがなければ11勝まで伸びていたのではないか。欧勝馬は新入幕で10勝。モンゴル人らしく器用で投げ技が強い。あといなしやはたき込みが上手い。公式サイトのプロフィールに「いなし」と書いているだけのことはある。同じく新入幕の時疾風は6−9と跳ね返されたが,序盤は幕内の立ち合いの速さについていけず,フィットするのに時間がかかっていただけのように見えた。再入幕ではやれそうである。横の動きと低い動きはよく,こちらはプロフィールに「左四つ」とあるが,そこまで左四つの動きが良かったようには見えなかった。動き回って撹乱してほしい。
琴恵光が引退した。小柄ながら小兵と言い切るには大きいという,やや中途半端な体格ながら筋骨隆々,そのままボディビルダーに転向できそうな筋肉であった。それだけに相撲の取り口も体格を考えるとパワフルであったが,それだけに右四つかもろ差しの真っ当な相撲と,小兵らしい相撲の間で中途半端になっていたところも否めない。上手くハイブリッドさせられれば,今の宇良のようにもっと上位で取れていただろう。休場が少なく頑健な肉体であり,32歳とまだ若いからまだまだできそうであったが,幕下に落ちたのを契機にすぱっと引退した。親方株を取得できた影響もあるかもしれない。お疲れ様でした。
大の里は今場所の完全な上位挑戦でやっと取り口が見えてきた。前頭下位・中位では立ち合いの当たりで相撲が決まってしまっていて,少なくとも私にはよく見えていなかった。ともかく,立ち合いの当たりの強さは絶品で,そのまま突き込んでも勝てるが,本人が自分の型と考えているのは右四つだろう。右差しが入れば相手は引くしかなくなる。したがって攻略法は当たり負けないことか,左上手の良い位置を引いて右差しを封じ込むかいずれかになるが,言うは易しで,今場所で前者ができたのは高安だけ,後者は平戸海と豊昇龍だけである。立ち合いが強い割に変化にもよく対応し,横への揺さぶりもあまり効かず,隙が少ない。あと見てないのは長期戦くらいか。来場所は上位の力士がどちらの手段で対策を取ってくるか,あるいは第三の手を用意するか見ものである。
個別評。照ノ富士は稽古中に左の脇腹を痛めたとのことで,新たな負傷が増えて不安である。NHKの解説に来ていた伊勢ケ浜は脇腹自体は軽傷と言っていたが,来場所への調整は間に合うか不安だ。琴ノ若改め琴櫻は受け将棋ならぬ受け相撲である。それで勝てているのだからよいと思うのだが,各所からもっと攻めろと責められ,14日目に自ら攻め込んでみたら黒星を喫した。責めていた人たちは責任をとってほしい。恵まれた体格と培ってきた技能があるのだから,慣れないことはしないでよい。豊昇龍は安定感がすごい。現時点では大関としては非常に優秀な部類に入る。大の里を真正面から撃破しており仕事は果たした。どうも日馬富士を彷彿とさせる場所序盤のスロースターターらしいことと,時折立ち合い当たり負けて相撲にならないことが綱取りへのネックか。霧島はボタンの掛け違いとでも言うような相撲のリズムの狂いが悪化し,とうとう休場・陥落に至った。本調子に戻れば10勝は固い。修正を期待したい。
関脇・小結。阿炎は豊昇龍・琴櫻を破っており,不戦勝2つとトリックスター的な大活躍だった。千秋楽に優勝決定戦をかけて大の里と闘い,敗れたところも含めて助演男優賞だろう。安定感十分で関脇での10勝であるから,ハードル低めの大関取り起点ということになるが,どうなるか。大関取りという点はもちろん大の里もそうだが,いかんせんキャリアが短すぎる点は考慮されるだろう。上で書きそびれたが,大の里の美点は師匠とは全く似ないメンタルの強さもある。場所前に弟弟子に飲酒を強要して厳重注意にあったという報道もあったので,あまりふてぶてしくなりすぎず注意してほしい。若元春は六日目に不運なケガで休場,終盤に再出場した。調子は悪くなさそうであったので,フル出場していれば上位陣の星取が少し違っていたかもしれない。
前頭上位。熱海富士は少し研究されてきて苦戦した。初場所・三月と同様に鈍重さを徹底して攻められている。体格の割には動ける方であるが,その点でも大の里が上位互換になってしまっているのがつらい。平戸海は今場所も左前まわしをとる相撲が冴え渡っていた。技能賞を受賞していないのは嘘だろう。来場所は新小結で厳しい番付になるが,引っ掻き回してほしい。豪ノ山は上位陣による研究が進んでいて,出足を止められると二の矢を継げないまま負けてしまうことが多かった。本人も自覚があるのか,立ち合いにつっかけることが多かった。とはいえ6−9,上位定着しつつあると言っていい。高安は場所途中の腰痛再発で7−3−5という成績となった。大の里・豊昇龍・琴櫻に勝っており,若元春と同様にフル出場していればと思うと悲しい。高安はこれからもこういうことがありそう。明生は10勝,これだけ好調な明生は久々に見た。相変わらず器用で,明生は左からのいなしが上手く,押し相撲か左四つになれば左のいなしを挟んで何かしらの技巧が出る。
前頭中盤。翠富士は今場所真っ向勝負の押し相撲にこだわり,それに殉じて5−10となった。挑戦は買いたいが,やはり肩透かしが必要なのでは。湘南乃海は途中まで9−2と優勝争いの先頭に立っていたが,終盤に上位陣に当てられて4連敗,9−6で終戦となった。これまでは巨漢ながら今ひとつ体格を活かせていなかったが,今場所は受け止めてからの豪快な相撲が増えた。来場所も期待できそう。
前頭下位。佐田の海は場所中に左足首と右膝を痛めて満身創痍であったが,右四つからの持ち味の速攻が光った。9−6で終わったが,ケガがなければ11勝まで伸びていたのではないか。欧勝馬は新入幕で10勝。モンゴル人らしく器用で投げ技が強い。あといなしやはたき込みが上手い。公式サイトのプロフィールに「いなし」と書いているだけのことはある。同じく新入幕の時疾風は6−9と跳ね返されたが,序盤は幕内の立ち合いの速さについていけず,フィットするのに時間がかかっていただけのように見えた。再入幕ではやれそうである。横の動きと低い動きはよく,こちらはプロフィールに「左四つ」とあるが,そこまで左四つの動きが良かったようには見えなかった。動き回って撹乱してほしい。
琴恵光が引退した。小柄ながら小兵と言い切るには大きいという,やや中途半端な体格ながら筋骨隆々,そのままボディビルダーに転向できそうな筋肉であった。それだけに相撲の取り口も体格を考えるとパワフルであったが,それだけに右四つかもろ差しの真っ当な相撲と,小兵らしい相撲の間で中途半端になっていたところも否めない。上手くハイブリッドさせられれば,今の宇良のようにもっと上位で取れていただろう。休場が少なく頑健な肉体であり,32歳とまだ若いからまだまだできそうであったが,幕下に落ちたのを契機にすぱっと引退した。親方株を取得できた影響もあるかもしれない。お疲れ様でした。
霧島が関脇に下がるが,張り出しにすると予想する。幕内と十両の入れ替えは,幕内の大敗者と十両の大勝ちが多いので5人ずつ,しかも豪快な入れ替えになりそう。十両と幕下の入れ替えは,十両から下がるのが欧勝海・千代丸・風賢央の3人しかいないのに対し,幕下から上がれる成績の人が多くて激戦である。上げないわけにいかないのが東11枚目で全勝優勝の藤青雲。あとは西筆頭で5−2の嘉陽,西2枚目で5−2の生田目が強い。となると東3枚目で5−2の木竜皇は上げられないということになるが,非常に不運である。
Posted by dg_law at 23:50│Comments(5)
この記事へのコメント
長文失礼します。
* 大の里。琴錦の平幕優勝のときに“関脇スルーで大関昇進”案は出たし、もし14勝とかなら関脇1場所通過で大関でいいよ(大関にすべきだよ)。
* 戦後相撲の歴史は千代の富士を偉大な例外として、大鵬、北の湖、貴乃花、朝青龍、白鵬と、“最速”“最年少”記録を持った怪童・神童達の歴史であった。白鵬以降その系譜は途切れている(本来なら照ノ富士がそれに連なる予定だったが、怪我に苦しめられてしまった)が、今(ここ一年で)、ついに一気にその時が来たのではないか。
* 俺は現役力士では宝生流、競走馬ではテイエムオペラオー、棋士では渡辺明が好きなんだけど、オペラオーはいまだに口の悪いファンに
98世代>テイエムオペラオー<01世代
みたいに言われるし、渡辺は実績から仕方ないとはいえ
羽生世代>渡辺<藤井
みたいに言われてまじむかつく!このままだと宝生流も照ノ富士に全く勝てない朝乃山霧馬山御嶽海琴櫻若隆景ともども谷間扱いされちゃうぞ!宝生流は平戸海と熱海富士に負けなけりゃ優勝できてた!がんばれ!
* 改めて考えると照ノ富士は恐ろしい力士で、“体”は2015年が、“技”は2020年が、“心”は2023年以降がピークだった。先場所“照ノ富士の下位互換”扱いされてしまった琴櫻は、2015年の照ノ富士の“体”を持ったまま、2020年の“技”を持つ力士になれる可能性があるわけで、やっぱりある程度前に出る攻め相撲がいいと思う。
* 貴景勝、霧島はしっかり怪我を直してまた良い相撲を取ってほしい
* 大の里。琴錦の平幕優勝のときに“関脇スルーで大関昇進”案は出たし、もし14勝とかなら関脇1場所通過で大関でいいよ(大関にすべきだよ)。
* 戦後相撲の歴史は千代の富士を偉大な例外として、大鵬、北の湖、貴乃花、朝青龍、白鵬と、“最速”“最年少”記録を持った怪童・神童達の歴史であった。白鵬以降その系譜は途切れている(本来なら照ノ富士がそれに連なる予定だったが、怪我に苦しめられてしまった)が、今(ここ一年で)、ついに一気にその時が来たのではないか。
* 俺は現役力士では宝生流、競走馬ではテイエムオペラオー、棋士では渡辺明が好きなんだけど、オペラオーはいまだに口の悪いファンに
98世代>テイエムオペラオー<01世代
みたいに言われるし、渡辺は実績から仕方ないとはいえ
羽生世代>渡辺<藤井
みたいに言われてまじむかつく!このままだと宝生流も照ノ富士に全く勝てない朝乃山霧馬山御嶽海琴櫻若隆景ともども谷間扱いされちゃうぞ!宝生流は平戸海と熱海富士に負けなけりゃ優勝できてた!がんばれ!
* 改めて考えると照ノ富士は恐ろしい力士で、“体”は2015年が、“技”は2020年が、“心”は2023年以降がピークだった。先場所“照ノ富士の下位互換”扱いされてしまった琴櫻は、2015年の照ノ富士の“体”を持ったまま、2020年の“技”を持つ力士になれる可能性があるわけで、やっぱりある程度前に出る攻め相撲がいいと思う。
* 貴景勝、霧島はしっかり怪我を直してまた良い相撲を取ってほしい
Posted by acsusk at 2024年05月27日 18:35
上位陣に休場力士の多い場所で、全員出場を続けていたら優勝争いも更に面白かっただろうと思われた場所でした。千秋楽の三役揃い踏み、横綱不在で大関半減、小結も1人欠けるのは、これに慣れたらいけないのだろうな、と。
大の里は思ったより早く優勝したというか、先場所に優勝してもおかしくはなかったので、順当かもしれません。取りこぼしがあるのは確かなのですが、他の力士はもっと取りこぼすので、この先の昇進も間違いないでしょう。怪我にだけ気をつけて欲しいです。それから酒ですか。
高安は上位陣をかき回す実力があるだけに、15日実力を出し続けられないのが惜しい。御嶽海は勝ち越した後は気力が持たなかったのが残念。霧島は、首が悪いという話も見かけて、もしそれが本当だとすると命に関わるので、大関復帰は難しいかもしれません。
幕下上位の北播磨が勝ち越しましたが、十両からの陥落が少ないのと幕下上位に好成績が多いのとで、十両復帰は見送られることでしょう。来場所も勝ち越せると良いのですが。今場所の解説で笑ってしまったのは、鳰の湖が花道にある非常口証明を破壊した件でした。新弟子検査の体力測定で、花道を使ったハンドボール投げ(だったかな?)があって、他が10メートルくらいのところを、自信があった鳰の湖は大遠投したのだとか。今場所は負け越してしまいましたが、また関取に戻れると良いですね。
大の里は思ったより早く優勝したというか、先場所に優勝してもおかしくはなかったので、順当かもしれません。取りこぼしがあるのは確かなのですが、他の力士はもっと取りこぼすので、この先の昇進も間違いないでしょう。怪我にだけ気をつけて欲しいです。それから酒ですか。
高安は上位陣をかき回す実力があるだけに、15日実力を出し続けられないのが惜しい。御嶽海は勝ち越した後は気力が持たなかったのが残念。霧島は、首が悪いという話も見かけて、もしそれが本当だとすると命に関わるので、大関復帰は難しいかもしれません。
幕下上位の北播磨が勝ち越しましたが、十両からの陥落が少ないのと幕下上位に好成績が多いのとで、十両復帰は見送られることでしょう。来場所も勝ち越せると良いのですが。今場所の解説で笑ってしまったのは、鳰の湖が花道にある非常口証明を破壊した件でした。新弟子検査の体力測定で、花道を使ったハンドボール投げ(だったかな?)があって、他が10メートルくらいのところを、自信があった鳰の湖は大遠投したのだとか。今場所は負け越してしまいましたが、また関取に戻れると良いですね。
Posted by EN at 2024年05月27日 23:56
更新おつかれさまです。
「番付崩壊」というワードが飛び出した今場所でしたが、優勝は小結、解禁した大関と関脇は2桁勝利。平幕上位は一部を除いて結構負け越している事実をみると、上位者は相対的に強いんだろうなと感じた場所でした。さすがに皆勤役力士4名は寂しいのですが
大の里。割と前半は危ういところもありましたが、平戸海に敗れて以降、むしろ強さが目立った感じもします。終盤も緊張は見て取れましたが、むしろいい具合の緊張感でいけたんじゃないかと。対策もされるでしょうが、6敗以上するイメージも沸きづらいので、大関まではあっさりといけるのではないかと予想。
琴櫻。不調も垣間見えましたが、それでも11勝は流石と言うべきか。豊昇龍含めて、あと1勝どうにかできなかったものか・・・と考えてしまうのも事実。2人ともすんなり綱とはいかず、大関として結構揉まれそうではあります。
平戸海。大の里を倒すといった活躍が印象的でした。速攻相撲も目立ち、新小結も確定でしょう。三賞がなかったのが不思議なぐらい。来場所も楽しみです。
佐田の海はむしろ怪我の功名なのかも。おそらく来場所は昭和生まれ関取の中で最高位でしょう。白鵬引退以降はあらかた玉鷲が占めていたのですが、ここで佐田の海が出てくるのは脱帽です。
「番付崩壊」というワードが飛び出した今場所でしたが、優勝は小結、解禁した大関と関脇は2桁勝利。平幕上位は一部を除いて結構負け越している事実をみると、上位者は相対的に強いんだろうなと感じた場所でした。さすがに皆勤役力士4名は寂しいのですが
大の里。割と前半は危ういところもありましたが、平戸海に敗れて以降、むしろ強さが目立った感じもします。終盤も緊張は見て取れましたが、むしろいい具合の緊張感でいけたんじゃないかと。対策もされるでしょうが、6敗以上するイメージも沸きづらいので、大関まではあっさりといけるのではないかと予想。
琴櫻。不調も垣間見えましたが、それでも11勝は流石と言うべきか。豊昇龍含めて、あと1勝どうにかできなかったものか・・・と考えてしまうのも事実。2人ともすんなり綱とはいかず、大関として結構揉まれそうではあります。
平戸海。大の里を倒すといった活躍が印象的でした。速攻相撲も目立ち、新小結も確定でしょう。三賞がなかったのが不思議なぐらい。来場所も楽しみです。
佐田の海はむしろ怪我の功名なのかも。おそらく来場所は昭和生まれ関取の中で最高位でしょう。白鵬引退以降はあらかた玉鷲が占めていたのですが、ここで佐田の海が出てくるのは脱帽です。
Posted by gallery at 2024年05月28日 08:29
皆さんコメントありがとうございます。
acsuskさん
大の里は同じことを言っている人は多いですね。来場所14勝なら確かにそれでいいかもしれません。さすがに11・12勝あたりが限界かなとは思っています。
大の里はその神童の系譜に乗せるには学生横綱出身ですでに23歳なんですよね。その意味では,横綱になったら全く新しいタイプとして語られるかもしれません。学生出身横綱自体が輪島以来でしたっけ。
競馬は最近見てない,将棋は最近見始めたばかりですが,そのたとえはよくわかります。豊昇龍はあと一歩,綱取りできない実力という感じがするので,まだ渡辺明にはなれないかなと。当たり負けでぽろっと白星を落とすのを防げないと厳しいですね。
琴櫻は,大の里や尊富士,伯桜鵬が出てきてやや霞気味ですが,まだ26歳で現時点ですでに大関なのですから,横綱の可能性は十分にあるのですよね。前に出た方がいいですかね。受けなのは正代ののけぞりと同じで,もう治らないかなと思っています。
ENさん
大の里はお酒に気をつけてほしいですねw。やはり大関取りも速そうですかね。
高安は本当に惜しいですね。上位の番付で好調な時に限って腰痛が再発するのは呪われているとしか思えない。
霧島は休場の理由が首の痛みでしたね。貴景勝もそうですが,首は難しい。立ち合いの当たり等を変えてなんとか首への影響が小さいように相撲をとってほしいですが……
北播磨は再十両の最多記録を樹立してほしいですね。
acsuskさん
大の里は同じことを言っている人は多いですね。来場所14勝なら確かにそれでいいかもしれません。さすがに11・12勝あたりが限界かなとは思っています。
大の里はその神童の系譜に乗せるには学生横綱出身ですでに23歳なんですよね。その意味では,横綱になったら全く新しいタイプとして語られるかもしれません。学生出身横綱自体が輪島以来でしたっけ。
競馬は最近見てない,将棋は最近見始めたばかりですが,そのたとえはよくわかります。豊昇龍はあと一歩,綱取りできない実力という感じがするので,まだ渡辺明にはなれないかなと。当たり負けでぽろっと白星を落とすのを防げないと厳しいですね。
琴櫻は,大の里や尊富士,伯桜鵬が出てきてやや霞気味ですが,まだ26歳で現時点ですでに大関なのですから,横綱の可能性は十分にあるのですよね。前に出た方がいいですかね。受けなのは正代ののけぞりと同じで,もう治らないかなと思っています。
ENさん
大の里はお酒に気をつけてほしいですねw。やはり大関取りも速そうですかね。
高安は本当に惜しいですね。上位の番付で好調な時に限って腰痛が再発するのは呪われているとしか思えない。
霧島は休場の理由が首の痛みでしたね。貴景勝もそうですが,首は難しい。立ち合いの当たり等を変えてなんとか首への影響が小さいように相撲をとってほしいですが……
北播磨は再十両の最多記録を樹立してほしいですね。
Posted by DG-Law at 2024年06月02日 12:28
galleryさん
言うほど番付崩壊してないんですよね。休場者が多かったのはもちろんそうなんですが。
大の里はおおよそ同じ読みです。対策がされてもコンスタントに10勝はできそうなので,大関までは速そうです。ただ,来場所かは疑っています。
琴櫻と豊昇龍は本当にあと1勝が遠いんですよね。わずかな差であることは本人も見ている側も感じているところだと思うので,余計にやきもきしますね。
平戸海は技能賞で良かったですね。三賞は以前よりもケチ臭くなくなりましたが,選考基準は相変わらずよくわかりません。
佐田の海はなるほど。ケガがあってかえって速攻相撲が光ったのかもしれません。まだまだ長くとってほしいですね。
来場所もよろしくお願いします。
言うほど番付崩壊してないんですよね。休場者が多かったのはもちろんそうなんですが。
大の里はおおよそ同じ読みです。対策がされてもコンスタントに10勝はできそうなので,大関までは速そうです。ただ,来場所かは疑っています。
琴櫻と豊昇龍は本当にあと1勝が遠いんですよね。わずかな差であることは本人も見ている側も感じているところだと思うので,余計にやきもきしますね。
平戸海は技能賞で良かったですね。三賞は以前よりもケチ臭くなくなりましたが,選考基準は相変わらずよくわかりません。
佐田の海はなるほど。ケガがあってかえって速攻相撲が光ったのかもしれません。まだまだ長くとってほしいですね。
来場所もよろしくお願いします。
Posted by DG-Law at 2024年06月02日 12:34