2024年06月25日

登山記録20(横手山,破風岳,毛無山)

No.51 横手山
〔標高〕2307m
〔標高差〕約0m(リフト山頂駅から)
〔百名山認定〕三百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕ー(あえて言えば0A)
 国道最高地点で有名な渋峠のある志賀高原の主峰。スキーの名所なだけあってリフトが通っており,リフトが頂上に直通している。私もリフトで登頂したが,実は渋峠からまともに登ってもわずか35分のコースタイムである。尚更リフトでよいだろう。私は志賀高原に人生で三回訪れている。最初が2015年の夏。二回目が2018年のGWで,下記の破風岳に登った時。三度目はつい先日,すなわち2024年の6月で,下記の毛無山に登った時である。このうち横手山に登頂したのは二度目の時で,GWはまだ雪が残っていた。このシーズン最後のスキーを楽しんでいた人が多く,山頂には博麗霊夢の痛スノボが刺さっていたことで印象に残っている。この時のツイートをしたような気がしていたが,twilogを検索しても出てこなかったので記憶違いのようだ。寂しいのでその時の写真でもここに貼っておこう。

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横手山山頂からの眺望が美しいが,正直渋峠からの眺望とそこまで差はないように思われた。ついでにこの時,同行者がドローンを持ち込んでいて,立入禁止により登頂できなかった草津白根山の山頂と湯釜をドローン撮影していた。私自身,twilogで見つけるまでそのことをすっかり忘れていたので,備忘録のためここにも貼っておく。いつかはちゃんと登りたい。志賀高原はこの他に二百名山の岩菅山と三百名山の笠ヶ岳があり,まだまだ攻略しきれていない。ちょうど三度目の志賀高原であった先日の旅行中に,笠ヶ岳は山田温泉に泊まって登ろうという話をしていた。




No.52 破風岳(毛無峠)
〔標高〕1999m
〔標高差〕約170m(毛無峠から)
〔百名山認定〕ー
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕1A+
 「群馬県 立入禁止」のネットミームで有名な地,毛無峠は看板の通り群馬県と長野県の県境に位置し,立入禁止となった理由は群馬県側にある硫黄鉱山だった小串鉱山が1937年の大規模な土砂崩れにより崩壊したためである。峠というだけあって破風岳(土鍋山)と毛無山(御飯岳)という二座に挟まれていて,東に破風岳,西に毛無山,南側に小串鉱山跡,北側が現在唯一自動車道がつながっているという配置になっている。
 私は横手山で述べた通り毛無峠には二度訪れていて,最初に訪れた2018年の4月末に登ったのがこちらの破風岳であった。毛無山は見るからにきつそうで,私はまだ登山歴が浅かったから避けてもらった。結果的には正解で,破風岳はそれほど辛くなかったが,それでも当時はけっこう苦労しながら登った覚えがある。まだ体力が全然ついていなかった。これも前述の通り,GWの志賀高原はまだ雪渓が残っていたので破風岳登山にも難儀した。ともあれ苦労したかいはあって眺望はすばらしく,眼下の毛無峠は硫黄鉱山だっただけあって荒涼とした風景で,周囲の緑と対比的である。単なるインターネットミームの聖地ではない,歴とした景勝地であった。体力的に問題なければ破風岳か毛無山のいずれかには登ることを勧めたい。装備が整っていないなら破風岳の方が良いだろう。





No.53 毛無山(毛無峠)
〔標高〕1935m
〔標高差〕約110m(毛無峠から)
〔百名山認定〕ー
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕1B-
 こちらはより小串鉱山跡に近い山。それゆえに地盤は硫黄鉱山なのだろう,火山性かと思うようなゴツゴツとした山肌で,破風岳に比べると歩きにくい。おまけに小串鉱山跡の索道跡が残っているため,雰囲気はポストアポカリプスである。ついでに言うと私が登った時にはラジコンを飛ばそうとしているお爺さんたちがいたり,着ぐるみコスプレの写真を撮っている一団がいたりしたので,より世界滅亡感が強まった。眺望は私が登った際にはガスっていてあまり見えなかったが,晴天時でも破風岳には劣るようである。とはいえ,索道跡の脇を通って山頂を目指している時の,この世の果てに向かって歩いている感覚はなかなかに得難いので一度は登ってみることをお勧めする。ただし,前述の通り破風岳と違って道が多少ザレているので,登山靴等の装備はちゃんとしていった方がよい。