2024年06月30日

登山記録21(投入堂,愛宕山,伏見稲荷,大吉山,鞍馬寺)

No.54 投入堂(三徳山)
〔標高〕494m
〔標高差〕約220m(三仏寺の入口から)
〔百名山認定〕ー
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕1C-
 ある意味私の登山の始まりといえる場所。当初はここに登るために登山を始めたのだった。旅行記を綿密に書いているので詳細はそちらに譲ることにして,旅行記で書いていない部分を補足しておくと,難易度は往復90分程度であることと,そこそこ険しい岩場と痩せ尾根が多いことから1C-としておく。岩場は滑落しても死なないので安心して登りたい。そもそも登り慣れていない人が多く挑戦していて時間がかかるので,強制的にゆっくり登ることになると思われる。登ったのが9年も前なので,もう一度登りにいきたいところ。


No.55 愛宕山
〔標高〕924m
〔標高差〕約850m(JR保津峡駅から)
〔百名山認定〕三百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕2A+
 これも旅行記を別に書いているので詳細はそちらに。コースタイムは保津峡駅から登っていって2時間50分で山頂であるが,緩急が激しく,急登と緩やかな稜線が交互に来る。標高差の割には体力を削られた印象である。この時は保津峡駅から登って嵯峨嵐山方面に下山して清滝をゴールとしたのだが,その道中の眺望が良く,京都が一望できたのは僥倖であった。多少回り道でコースタイムが長くなるものの,道も整備されていたし,ピストンで登るなら保津峡駅からではなくこちらからの方が良いだろう。


No.56 伏見稲荷
〔標高〕230m
〔標高差〕約200m(稲荷駅から)
〔百名山認定〕ー
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕1A
 これも登山の様子は愛宕山と同じ旅行記の記事に書いているのでそちらに。コースタイムは往復で1時間半ほど,標高差200mなので緩やかと言ってよい。眺望は山の低さと森林によりさほど良くない。一応YAMAPに地図がある。




No.57 大吉山(宇治)
〔標高〕131m
〔標高差〕約110m(宇治上神社から)
〔百名山認定〕ー
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕1A
 2019年に登頂。コースタイムは15分,宇治上神社の裏にある小さな山である。『響け!ユーフォニアム』の聖地として有名。登山道はよく整備されているものの,逆に言えば普通に斜度がある坂道ではあり,さすがに女子高生が楽器担いでパンプスで登る山ではないなと思った。登ると大概聖地巡礼勢がいる。これもYAMAPに地図がある。






No.58 鞍馬寺
〔標高〕405m(鞍馬寺),468m(最高地点)
〔標高差〕約170m(鞍馬寺駅から鞍馬寺まで)
〔百名山認定〕ー
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕2A+
 寺社仏閣巡りの一環で。道は参道なのでよく整備されており,駅から鞍馬寺まではほぼ階段になっているが,さらにショートカットしたい場合はケーブルカーもあって標高350mまでは連れて行ってくれる(すなわち残り標高差が50m)。鞍馬寺から奥に行き,貴船神社まで行こうとすると普通の登山道になる。貴船神社まで降りきると車道になる。なのでバスに乗ってしまいたいところだが,我々はいい時間のバスがなく,しかも電車の時間も微妙だったので,駅まで早歩きをする羽目になった。YAMAPの記録を見ると帰路が200%の速度になっているのはそういう事情である。なお,鞍馬山山頂は立入禁止で一般人は登頂できない。実質的なピークは不動堂がある地点である。標高がそれほど高くない上に山が深すぎて眺望は無いに等しい。まあ,ここは素直にお堂と仏像を見に来る場所であろう。
 その鞍馬寺であるが,観音・毘沙門天・魔王尊の三身一体を信仰しており,その観念から始まっていろいろ盛っており,新興宗教じみた面白さがあった。というよりも独特の信仰すぎて既存の仏教や神道から追放されており,太平洋戦争後に住職が神智学の影響を受けて新宗教を樹立しているから,新興宗教じみたというよりも本物の新興宗教である。
 その信仰の中に魔王信仰があり,もちろんこれは邪教というわけではなくて650万年前に金星から飛来したとされる護法神にして大地の神を魔王尊と呼んでいるとのこと。このため鞍馬寺から貴船神社への道中に「魔王殿」なる建物があって魔王が祀られている。その御神体が杉の大木なのだが,朽ちてしまったために切り倒されてしまった。魔王を倒した勇者の名前は府民税,勇者の剣はチェーンソーである。魔王殿という名前を見てロマサガ3の魔王殿のBGMで脳内で流し,意気揚々と向かっていた我々のロマンを返してほしい。この魔王の御神体とされる杉の木が切り株になっている光景はそれだけで面白いので,気力と体力のある人は是非とも鞍馬寺から足を伸ばして見に行ってほしい。





貴船山・鞍馬山-2022-10-22 / 稲田義智さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ