2024年07月02日
登山記録23(三頭山,大岳山)
No.62 三頭山
〔標高〕1531m
〔標高差〕約540m(都民の森バス停から)
〔百名山認定〕三百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕2A
〔私的な難易度と感想〕2A
「都民の森」の奥深く,山梨県との県境にある山。都民の森というだけあって東京都が尋常でなく金をかけて登山道を整備しており,序盤の滝が見えるスポットまではウッドチップが引いてある,その後もしばらくは石段が続く。トイレも奥地まで設置されていて,しかも綺麗。火山でもなければ豪雪地帯でもないのに頑丈な避難小屋が建っており,いたせりつくせり。そのためか標高差が540mもあるのに,そこまでの負担感がないまま登頂できてしまう。道中は豊富な水量の小川や滝,貴重なブナ林の原生林に囲まれ,杉林を見飽きた都民の心を癒やしてくれる。眺望という点では山頂以外開けていないが,ここは樹林歩きを楽しむ山なので眺望のことを言うのは野暮だろう。山頂からは富士山も見えるとのことだが,私が入った時はガスっていて何も見えなかった。このため,もう一度登っておきたい。三百名山に認定されているが,東京都の資力を尽くした人口的な名山というユニークポイントを買ってあげるなら二百名山に格上げでもいいと言える,個人的にはかなり好きな山。体力に自信がなければ,前述の滝だけ見て,温泉に入って帰ってもよい。それもまた都民の森の活用法であろう。注意点として,名前の通りピークが3つある山で,まっすぐ登って返ると西峰しか通らない。残りの2つはすぐ近くにあるので,ピークハント目的ならちゃんと3つ回った方がいい。YAMAPは中央峰を通らないとピークハント認定してくれない。
No.63 大岳山
〔標高〕1266m
〔標高差〕約420m(ケーブルカー御岳山駅から),約900m(大岳鍾乳洞入口バス停から)
〔百名山認定〕二百名山
〔ヤマノススメ〕18巻
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕2B-(御岳山からの縦走)
東京都が誇る二百名山。無論,東京都には百名山にして最高峰の雲取山があるが,あれは奥多摩の端で,埼玉県・山梨県との県境である。登山道の大半は実際には山梨県になってしまう。それに対し,大岳山は奥多摩山塊の真ん中に位置し,正真正銘の東京の山である。そのために非常に山深いが,ケーブルカーを使って一度御岳山に登頂し,そこから縦走すると比較的早い。それでも御岳山から大岳山の間のロックガーデンでかなり下るので,登りがそこそこある。しかし,これまた三頭山と同様に,東京都が過保護気味に整備しているので,歩きやすい登山道になっている。
道中は概ね樹林帯だが,杉林と落葉樹林が頻繁に入れ替わるので飽きないし,眺望の良い切れ目も多い。切れ目からは,南側に檜原村の様子や他の奥多摩の山々や丹沢山塊が見え,東側には西武ドムまでの市街地が見える。何よりも圧巻なのは山頂からの西側の眺望で,それほど距離が近いわけでもないのに,標高が1266mしかないのに,不思議と遮蔽物がなく,富士山が大きく見える。奇跡的な角度なのだろう。東京都の過保護気味な整備というユニークポイントに加えて,樹林歩きと眺望を兼ね備えている,まごうことなき二百名山であり,個人的には二百名山の中でも百名山よりのポジションに置きたい。
『ヤマノススメ』では,あおいとひなたが夏休みに鍾乳洞に涼みに行こうという話になって訪れている。彼女らは鍾乳洞に行って帰ったので,実は登頂していない。実にもったいない。もっとも,私は逆に鍾乳洞に行っていないのだが,これは近いうちに行きたいと思っている。なお,鍾乳洞が存在している通り,この辺りの山は石灰岩質で,アルカリ性の温泉(鉱泉)が多い。下山後の楽しみとしたい。
〔標高〕1531m
〔標高差〕約540m(都民の森バス停から)
〔百名山認定〕三百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕2A
〔私的な難易度と感想〕2A
「都民の森」の奥深く,山梨県との県境にある山。都民の森というだけあって東京都が尋常でなく金をかけて登山道を整備しており,序盤の滝が見えるスポットまではウッドチップが引いてある,その後もしばらくは石段が続く。トイレも奥地まで設置されていて,しかも綺麗。火山でもなければ豪雪地帯でもないのに頑丈な避難小屋が建っており,いたせりつくせり。そのためか標高差が540mもあるのに,そこまでの負担感がないまま登頂できてしまう。道中は豊富な水量の小川や滝,貴重なブナ林の原生林に囲まれ,杉林を見飽きた都民の心を癒やしてくれる。眺望という点では山頂以外開けていないが,ここは樹林歩きを楽しむ山なので眺望のことを言うのは野暮だろう。山頂からは富士山も見えるとのことだが,私が入った時はガスっていて何も見えなかった。このため,もう一度登っておきたい。三百名山に認定されているが,東京都の資力を尽くした人口的な名山というユニークポイントを買ってあげるなら二百名山に格上げでもいいと言える,個人的にはかなり好きな山。体力に自信がなければ,前述の滝だけ見て,温泉に入って帰ってもよい。それもまた都民の森の活用法であろう。注意点として,名前の通りピークが3つある山で,まっすぐ登って返ると西峰しか通らない。残りの2つはすぐ近くにあるので,ピークハント目的ならちゃんと3つ回った方がいい。YAMAPは中央峰を通らないとピークハント認定してくれない。
先週行ってきた都民の森、三頭山。杉林だらけの奥多摩にしては珍しいブナ林が残る山。全体に極めてよく整備されていて歩きやすい上に、主に滝を見るためだけの橋なんかが整備されていたりして、バブル期の公共事業という感じがする。天気は小雨だったけれども、霧の森を歩くのもなかなか楽しかった。 pic.twitter.com/VeIrkFHt4G
— しいかあ (@c_shiika) October 17, 2021
三頭山(西峰)・大沢山・ハチザス沢ノ頭・槇寄山 / 稲田義智さんの槇寄山・大沢山(東京都)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
No.63 大岳山
〔標高〕1266m
〔標高差〕約420m(ケーブルカー御岳山駅から),約900m(大岳鍾乳洞入口バス停から)
〔百名山認定〕二百名山
〔ヤマノススメ〕18巻
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕2B-(御岳山からの縦走)
東京都が誇る二百名山。無論,東京都には百名山にして最高峰の雲取山があるが,あれは奥多摩の端で,埼玉県・山梨県との県境である。登山道の大半は実際には山梨県になってしまう。それに対し,大岳山は奥多摩山塊の真ん中に位置し,正真正銘の東京の山である。そのために非常に山深いが,ケーブルカーを使って一度御岳山に登頂し,そこから縦走すると比較的早い。それでも御岳山から大岳山の間のロックガーデンでかなり下るので,登りがそこそこある。しかし,これまた三頭山と同様に,東京都が過保護気味に整備しているので,歩きやすい登山道になっている。
道中は概ね樹林帯だが,杉林と落葉樹林が頻繁に入れ替わるので飽きないし,眺望の良い切れ目も多い。切れ目からは,南側に檜原村の様子や他の奥多摩の山々や丹沢山塊が見え,東側には西武ドムまでの市街地が見える。何よりも圧巻なのは山頂からの西側の眺望で,それほど距離が近いわけでもないのに,標高が1266mしかないのに,不思議と遮蔽物がなく,富士山が大きく見える。奇跡的な角度なのだろう。東京都の過保護気味な整備というユニークポイントに加えて,樹林歩きと眺望を兼ね備えている,まごうことなき二百名山であり,個人的には二百名山の中でも百名山よりのポジションに置きたい。
『ヤマノススメ』では,あおいとひなたが夏休みに鍾乳洞に涼みに行こうという話になって訪れている。彼女らは鍾乳洞に行って帰ったので,実は登頂していない。実にもったいない。もっとも,私は逆に鍾乳洞に行っていないのだが,これは近いうちに行きたいと思っている。なお,鍾乳洞が存在している通り,この辺りの山は石灰岩質で,アルカリ性の温泉(鉱泉)が多い。下山後の楽しみとしたい。
東京都さんはどのくらい過保護なのかというと、「この先岩場! 滑落注意!」という看板を3回くらい繰り返した後、実際に出てきた岩場がこれですからね。柵はありがたいのであってしかるべきだけど、であれば看板要らんのでは。 pic.twitter.com/PyYWlIDs8M
— DG-Law/稲田義智 (@nix_in_desertis) April 28, 2023
御岳山・大岳山から瀬音の湯へ / 稲田義智さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
Posted by dg_law at 07:00│Comments(0)