2024年12月10日
登山記録37(栗駒山,屋島,三頭山)
No.93 栗駒山
〔標高〕1627m
〔標高差〕約510m(いわかがみ平バス停から)
〔百名山認定〕二百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕2A(中央コース)/2B(東栗駒山経由)
「神の絨毯」とも称され,日本一の紅葉の名所とも言われる栗駒山に,2024年10月中旬に登山してきた。評判の高さゆえにオーバーツーリズムが心配されるところだが,厳しいマイカー規制があり,バスを運行しているミヤコーバスが最大9台体制で1人も立ち客を出さずに登山口まで運んでくれるので,むしろ他の観光地よりも余程快適な登山が可能である。ミヤコーバスさんには感謝しかない。
ミヤコーバスで登山口まで行った場合,登山道は二種類あり,直答する中央コースと,東栗駒山を経由するコースである。私は中央コースから登って東栗駒山コースで下山したが,結果的にこれは逆の方が良かった。中央コースは極めて整備されていて,完全にスニーカーで登れる。逆に言えばつまらない道を直登させられるので,とにかく早く絶景が見たい人向けの道とも言える。また,舗装されているだけで斜度は普通にきついので,技術は不要だが,標高差500mにひるまない体力は必要である。舐めてかかって倒れそうになっているシルバーハイカーはけっこう見かけた。一方,東栗駒山ルートはバリエーションに富んだ登山道となっていて,登山としてはこちらの方が面白い。多少険しいので技術レベルは求められるが,そう言えば栗駒山も火山だったなと思い出させるような火山岩が見られ,やや長めの渡渉もあり,何よりも東栗駒山から見る栗駒山が風格を備えていて雄大である。技術レベルBに登れるのなら必ずこちらを登るように勧める。私は,次回は東栗駒山から登って須川温泉側に下りるのをやってみたい。
肝心の紅葉は圧巻の一言。生涯忘れない鮮やかさで,これだけ見渡す限りの紅葉というのは人生で初めて見た。眺望も悪くなく,特にどっしりとした鳥海山の姿は心に残った。おそらく岩手山・秋田駒ケ岳も見えた。総合的に言ってこれが二百名山にとどまっているのは信じがたく,深田久弥の基準に照らしても,風格も個性もある。無いのは歴史だけである。深田の頃はまだ有名ではなかったのだろうか。
No.94 屋島
〔標高〕292m
〔標高差〕0m(ほぼ山頂までバスで行ける)
〔百名山認定〕ー
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕0A
屋島は別に旅行記を書いているのでそちらで。登山にカウントしなくていいかと思っていたが,吉田類がにっぽん百低山で行っていたので,カウントだけしておくことにした。屋島寺と屋嶋城が面白く,地元の歴史を追うという意味では確かに名低山らしい名低山だと思う。
No.94.5 三頭山
〔標高〕1531m
〔標高差〕約540m(都民の森バス停から)
〔百名山認定〕三百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕2A
〔私的な難易度と感想〕2A
三頭山は二回目で,初回の記録はこちら。今回はブナの紅葉の時期をねらって登った。11月上旬であったが,ブナの紅葉は1200-1400m付近で最も良く,それより上は枯れ始めていた。前回は春に登ったために霞んでいたが,今回は秋らしく空気が澄んでいたため,眺望が良く,道中では大岳山を中心とする奥多摩山塊が,山頂では富士山とよく見えた。特に富士山の美しさは都内の山では大岳山に張る。
下山ルートは奥多摩湖への道を選んだ。三頭山から奥多摩湖への道は「東京都が管理を放棄したとしか思えない道」と聞いていたが,確かに割と崩壊していた。意外と人通りが多かった割にはブナ林に囲まれているため大量の落ち葉があってトレースが薄く,大量の倒木が放置されている。樹林帯に沈み眺望も無く,奥多摩湖側の眺望は皆無に近い。このルートは確かにお勧めできない。
〔標高〕1627m
〔標高差〕約510m(いわかがみ平バス停から)
〔百名山認定〕二百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕2A(中央コース)/2B(東栗駒山経由)
「神の絨毯」とも称され,日本一の紅葉の名所とも言われる栗駒山に,2024年10月中旬に登山してきた。評判の高さゆえにオーバーツーリズムが心配されるところだが,厳しいマイカー規制があり,バスを運行しているミヤコーバスが最大9台体制で1人も立ち客を出さずに登山口まで運んでくれるので,むしろ他の観光地よりも余程快適な登山が可能である。ミヤコーバスさんには感謝しかない。
ミヤコーバスで登山口まで行った場合,登山道は二種類あり,直答する中央コースと,東栗駒山を経由するコースである。私は中央コースから登って東栗駒山コースで下山したが,結果的にこれは逆の方が良かった。中央コースは極めて整備されていて,完全にスニーカーで登れる。逆に言えばつまらない道を直登させられるので,とにかく早く絶景が見たい人向けの道とも言える。また,舗装されているだけで斜度は普通にきついので,技術は不要だが,標高差500mにひるまない体力は必要である。舐めてかかって倒れそうになっているシルバーハイカーはけっこう見かけた。一方,東栗駒山ルートはバリエーションに富んだ登山道となっていて,登山としてはこちらの方が面白い。多少険しいので技術レベルは求められるが,そう言えば栗駒山も火山だったなと思い出させるような火山岩が見られ,やや長めの渡渉もあり,何よりも東栗駒山から見る栗駒山が風格を備えていて雄大である。技術レベルBに登れるのなら必ずこちらを登るように勧める。私は,次回は東栗駒山から登って須川温泉側に下りるのをやってみたい。
肝心の紅葉は圧巻の一言。生涯忘れない鮮やかさで,これだけ見渡す限りの紅葉というのは人生で初めて見た。眺望も悪くなく,特にどっしりとした鳥海山の姿は心に残った。おそらく岩手山・秋田駒ケ岳も見えた。総合的に言ってこれが二百名山にとどまっているのは信じがたく,深田久弥の基準に照らしても,風格も個性もある。無いのは歴史だけである。深田の頃はまだ有名ではなかったのだろうか。
栗駒山(須川岳)・東栗駒山 / 稲田義智さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
No.94 屋島
〔標高〕292m
〔標高差〕0m(ほぼ山頂までバスで行ける)
〔百名山認定〕ー
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕0A
屋島は別に旅行記を書いているのでそちらで。登山にカウントしなくていいかと思っていたが,吉田類がにっぽん百低山で行っていたので,カウントだけしておくことにした。屋島寺と屋嶋城が面白く,地元の歴史を追うという意味では確かに名低山らしい名低山だと思う。
No.94.5 三頭山
〔標高〕1531m
〔標高差〕約540m(都民の森バス停から)
〔百名山認定〕三百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕2A
〔私的な難易度と感想〕2A
三頭山は二回目で,初回の記録はこちら。今回はブナの紅葉の時期をねらって登った。11月上旬であったが,ブナの紅葉は1200-1400m付近で最も良く,それより上は枯れ始めていた。前回は春に登ったために霞んでいたが,今回は秋らしく空気が澄んでいたため,眺望が良く,道中では大岳山を中心とする奥多摩山塊が,山頂では富士山とよく見えた。特に富士山の美しさは都内の山では大岳山に張る。
下山ルートは奥多摩湖への道を選んだ。三頭山から奥多摩湖への道は「東京都が管理を放棄したとしか思えない道」と聞いていたが,確かに割と崩壊していた。意外と人通りが多かった割にはブナ林に囲まれているため大量の落ち葉があってトレースが薄く,大量の倒木が放置されている。樹林帯に沈み眺望も無く,奥多摩湖側の眺望は皆無に近い。このルートは確かにお勧めできない。
都民の森から三頭山,三頭山から奥多摩湖へ / 稲田義智さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
Posted by dg_law at 12:00│Comments(0)