2024年12月23日
ルワンダ側のメリットが大きそうなのがねぇ
・「女性器を切らないで」自分が苦しんだ伝統から娘を守る母の戦い変わりゆく儀式へ初の潜入取材#性のギモン(伊藤詩織- エキスパート - Yahoo!ニュース)
→ 貴重な取材の記録。女子割礼が無くなっていくのはもちろん良いことであるが,女性器切除がなくても,若者は年長者に従うという慣習を徹底させるイニシエーションという本質は変わっていない様子が見て取れる。いきなり一気には変わらず,次第に風潮が変わっていくのだろうと思う。
・ガザ虐殺の経済的背景(松尾 匡)
→ イスラエル人自身の経済的な階層分化が激しくなり,下層労働者層が出現したので,パレスチナ人の安い労働力が不要になって,扱いがよりぞんざいになっていったという。これが虐殺がエスカレートした背景・要因の一つと思うと,話が邪悪すぎる。そこまでイスラエル人の貧富の格差が広がったとなるとイスラエルの団結も綻びそうなものだが,団結が崩れると周囲のアラブ人国家に対抗できなくなるという危機感がそうさせないのか。それとも将来的にここからイスラエル国家が崩れていくことになるのか。
・英 “不法入国者をルワンダに強制移送” 法案が議会で可決(NHK)
→ こっちはこっちで。元いた国には返せず,自国でも面倒を見きれないとなると,難民条約締結国の第三国に輸送してしまうのは一つの解決策であり,絶対に問題があるのだけれど問題点を指摘するのが意外と難しい。似たようなことはオーストラリアもやっていて,こちらはナウルでの生活の質は低すぎるためにすでに問題化している。不法移民や難民の解決策として他の先進国にも広がってしまうと,あっという間に国際問題になりそう。
・『清朝の宮廷に仕えていた猫たちの絵画』外国人画家によるリアルな絵はかわいいだけじゃない「この時代からいたの!?」(Togetter)
→ これらを描いたイグナティウス・ジッヘルバルト(中国名:艾启蒙)の生没年は1708-1780,清朝に渡航したのは1745年とのことなので,カスティリオーネ(郎世寧)の20歳下,また郎世寧から遅れること30年後のことのようである。この活躍年代には少し驚いた。受験世界史では経緯や背景が頻出の典礼問題により,郎世寧の活動中の1724年には清朝宮廷でのキリスト教布教が禁止されていて,もう布教再開の見込が薄そうな状況であったはずだが,イエズス会は諦めずに宣教師を送り込んでいたのだ。一縷の望みにかけて布教の再開が認められれば潜在的な信徒は多いと踏んで人脈を絶やさないようにがんばっていたということだろうか。
→ 貴重な取材の記録。女子割礼が無くなっていくのはもちろん良いことであるが,女性器切除がなくても,若者は年長者に従うという慣習を徹底させるイニシエーションという本質は変わっていない様子が見て取れる。いきなり一気には変わらず,次第に風潮が変わっていくのだろうと思う。
・ガザ虐殺の経済的背景(松尾 匡)
→ イスラエル人自身の経済的な階層分化が激しくなり,下層労働者層が出現したので,パレスチナ人の安い労働力が不要になって,扱いがよりぞんざいになっていったという。これが虐殺がエスカレートした背景・要因の一つと思うと,話が邪悪すぎる。そこまでイスラエル人の貧富の格差が広がったとなるとイスラエルの団結も綻びそうなものだが,団結が崩れると周囲のアラブ人国家に対抗できなくなるという危機感がそうさせないのか。それとも将来的にここからイスラエル国家が崩れていくことになるのか。
・英 “不法入国者をルワンダに強制移送” 法案が議会で可決(NHK)
→ こっちはこっちで。元いた国には返せず,自国でも面倒を見きれないとなると,難民条約締結国の第三国に輸送してしまうのは一つの解決策であり,絶対に問題があるのだけれど問題点を指摘するのが意外と難しい。似たようなことはオーストラリアもやっていて,こちらはナウルでの生活の質は低すぎるためにすでに問題化している。不法移民や難民の解決策として他の先進国にも広がってしまうと,あっという間に国際問題になりそう。
・『清朝の宮廷に仕えていた猫たちの絵画』外国人画家によるリアルな絵はかわいいだけじゃない「この時代からいたの!?」(Togetter)
→ これらを描いたイグナティウス・ジッヘルバルト(中国名:艾启蒙)の生没年は1708-1780,清朝に渡航したのは1745年とのことなので,カスティリオーネ(郎世寧)の20歳下,また郎世寧から遅れること30年後のことのようである。この活躍年代には少し驚いた。受験世界史では経緯や背景が頻出の典礼問題により,郎世寧の活動中の1724年には清朝宮廷でのキリスト教布教が禁止されていて,もう布教再開の見込が薄そうな状況であったはずだが,イエズス会は諦めずに宣教師を送り込んでいたのだ。一縷の望みにかけて布教の再開が認められれば潜在的な信徒は多いと踏んで人脈を絶やさないようにがんばっていたということだろうか。
Posted by dg_law at 16:30│Comments(0)