2025年02月25日
2024年の視聴アニメの感想
去年の。感想コメントをつけられるものはつけ,何も思い浮かばなかったものはほぼ作品タイトルだけ。全般的にネタバレは回避していない。1作だけ2024年放映のものではない作品の感想を含む。冬・春が大豊作で非常に長い。
<冬>
『葬送のフリーレン』
『薬屋のひとりごと』
『シャングリラ・フロンティア』
『ダンジョン飯』
これらは原作の人気から期待されていたものが,期待通りか期待以上の出来でアニメ化したということでくくれそう。2024春は負けじ劣らずの大コンテンツであるこの4つが全部放映していたのだから大豊作である。それでもアニメ化で初めて原作を読んだという人がどの作品でも見かけたのはけっこう意外だった。アニメ化は今でも宣伝効果が強いのだなと驚いたのでここに書き留めておく。どれだけ巨大なコンテンツでも常に新規視聴者の存在は考えておかないといけない。
その上で個別に言及すると,『フリーレン』は2024年面白かったアニメ3位。原作ではちょっと間延びした感じもあった1級魔法使い試験編も上手くまとめたなと。二期はやらないはずがないだろうし,黄金郷のマハト編は絶対にアニメ映えするので今から待ち遠しい。なお,私が一番好きなキャラはゼーリエなので(ロリババア好きなので),二クール目の最後の方は本当に楽しかった。しかし,単行本派であるため現在の連載の様子を知る手段がTwitterのTLに流れてくるネタバレ感想しかなく,その漏れ聞こえてくる情報に戦々恐々としている。
『シャンフロ』は,サンラクの無軌道なバトルスタイルが漫画よりもわかりやすく,アニメの強みが生かされていると言えそう。特にウェザエモン戦はあんなに映えるとは思っておらず,見事なパリィの表現に感動した。講談社としても力を入れているコンテンツなのだろうし,原作のストックは豊富だから,クターニッドが終わるところくらいまで一気にアニメ化してほしい気も。その場合は漫画を追い抜きかねないが。
『ダンジョン飯』は逆にすでに原作が完結してしまっているので,早めに二期をやらないと話題が風化しそうな心配もある。その意味ではアニメ化自体が遅かった。
『悪役令嬢レベル99』
ちょっと押していたコンテンツのアニメ化で,アニメ化するとは思っていなかったから,感謝の精神で毎回視聴していた。主人公のユミエラが良い感じの天然ボケ系無口で大変私の好みなのだが,「力こそパワー」を地で行くストーリーも爽快感がある。アニメは11話の破壊力がすごくて,これを見れただけでもアニメ化してよかった。好みの属性のキャラの恋愛は作中で成就してほしい。なろう連載版,書籍版,漫画版で全てアリシアの性格と展開が違い(漫画版のみ第一部未完結),特にアリシアの性格は漫画版とそれ以外で大きく異なっている。このためアニメ版も展開が違うのだろうと予想されており,アリシアの性格は漫画版準拠で,漫画より先に第一部完結となった。こうなると逆に追い抜かれた側の漫画版をどうするのかが気になるところ。連載がずっと止まっているので心配でもある。
『ぽんのみち』
2024年のやらかし大賞。尾道の観光を一身に背負った麻雀コンテンツとして誕生し,正直危なかっしいなとアニメが始まる前から思っていた。加えて漫画は『なかよし』連載なのにアニメは深夜枠という組み合わせも,話題性はあったが不思議であった。やはりというべきか,アニメは古典的な麻雀漫画のパロディがふんだんに盛り込まれ,文脈を知らないと楽しめない。麻雀をよく知らない若年層のための導入コンテンツなのに,どうして古典の麻雀漫画パロディを入れていいと思ったのか。また,それならもう少しキャラデザをギャグよりに寄せればいいものを,春場ねぎ先生デザインの美少女であるため(江見跳さんが特にすばらしい),福本顔等への変形はギャップが大きすぎた。しかもあまりにパロディが頻繁であったために見飽きてしまう。昨今の麻雀界隈はギャンブルと切り離して競技としてもり立てていこうとがんばっているところ,古典の麻雀漫画のダーティーなイメージを導入したのもまずく,尾道の観光アニメとの食い合わせがあまりにも悪い。以下の友人のツイートがそれを端的に表現している。
加えて麻雀アニメなのに麻雀を打っているシーンが短いため,CGDCTとしてもクオリティが低く,ニコニコ動画では毎話視聴者から「おい,麻雀しろよ」とコメントされる始末であった。とまあ,このコンテンツを構成する尾道・CGDCT・春場ねぎデザイン・『なかよし』連載の全てと麻雀・麻雀漫画パロディの要素が噛み合わない。一方で,春場ねぎ娘たちの日常生活を描きつつ尾道の観光地を紹介するコンテンツとして見ればまずまず面白かったので,ますます本作に麻雀を登場させる必要あった? ましてや麻雀漫画パロディは? と思ってしまった。逆によくここまで全ての要素を噛み合わないコンテンツを作ったものだと思う。
『魔法少女にあこがれて』
お色気売りのアニメはあまり見ないのだが,本作はエロというよりもエロという文化に対して真摯だったので面白かった。エロと笑いは紙一重なところがあるが,毎話爆笑してしまった。18禁の原作でもなければアニメ化でもないので制約があり,その中でできることといえば直球でエロを問わないことである。この点で百合やSMは良い”ずらし”であった(一応エクスキューズしておくとこれらを「異常」と言っているわけではない)。また,うてなが「悪」ではない「悪役」というアイデンティティと矜持(と倒錯した性欲)を身につけていく尖った成長物語としたのも,同様のずらしとして素晴らしい。めちゃくちゃ笑ったので二期も期待したい。というか原作も読もうかな。
<春>
『響け! ユーフォニアム』3期
2024年面白かったアニメ1位。万感の終焉。久美子の選択も麗奈の選択も奏の選択も,ここまでの積み重ねがあったからこそ全て尊い。全然部活に打ち込んでこなかった中高生だった身からすると眩しすぎる濃密な青春であった。特に,この時に理解した正義を貫くことの残酷さは麗奈にとって今後の人生の大事な糧になるのだろうなと想像させられる。視聴者を巻き込んで突然始まる格付けチェックに緊張が走ったのも今となっては良い思い出である。
原作からの改変は(皆原作の素直な展開を知っているからこその)大正解だが,けっこう黒沢ともよの声と演技力に頼った改変ではあったかなと思う。原作通りにしておけば無難に終わったのにわざわざ博打を打ち,見事に勝ったことには喝采を送りたい。その黒沢ともよはインタビューでけっこうドライな久美子観を披露しており,このドライな解釈ができる黒沢ともよだからこそ黄前久美子を演じきったという納得感の方が強い。実際,大人になってから親しくなりそうなのは久美子と真由なんだろうな。
『終末トレインどこへ行く?』
水島監督がやりたい放題やったアニメ。やりすぎて万策尽き(て放映を延期し)たが……。水島監督はカオスの極みにするのは得意で風呂敷をたたむのは心配があり,当たれば『ガルパン』,収拾がつかなくなると『マヨイガ』になるが,今回は割とちゃんとたたんだのでは。行先の見えないロードムービーでありながら,気づくと本筋がちゃんと進み,主人公たちの成長や旅の目的の明確化も進んでいたのだから,むしろ上手かった。吾野の再現度高いのも個人的に嬉しく,思わず飯能まで登山に行く用事を作ってしまった。
あとはエンディングの曲が非常に良かった。優しい人のなり方を誰か教えてほしかった。
『夜のクラゲは泳げない』
世間に馴染めない思春期の少女たちの悩みを多種類描いたのは意外と斬新だったように思う。特にキウイのキャラと悩みは印象深い。
この方の別ツイートで,英語字幕はキウイが性的マイノリティという前提で翻訳されており,海外では日本のアニメキャラがLGBTQ+であることを告白した画期的シーンだと受け取られているとのことだった(しかもクイアだとすると限りなく初出に近そう)。この11話では女性の服装への違和感も表明しているし,だぼだぼしていて体のラインが出ない服装で出てくることが多かった。もちろん本作の主眼はあくまで「世間に馴染めない思春期の少女たちの悩み」を描くことであって性的マイノリティはメインテーマではないのだが,その悩みにこれを入れ込んできたのは画期的で現代調であると思う。主人公の一人である花音も明らかにビアンっぽさがある描かれ方であったが,花音はシスジェンダー,性愛の志向は未確定(あるいはグラデーションの中間),かつそのことに無自覚であるのに対し,自らの違和に自覚的なキウイという対照的な相違点もある。さらに言えば,女性アイドルオタクではあるがそれが性的志向なのかは不明瞭なめい,さらに全くほのめかされず,性的志向がストーリーに絡まない主人公のまひるといて,四者四様,キャラ造形は相当に凝っている。視聴者としても,百合としても楽しめたが,それにとどまらない苦みを感じる作品であった(逆にこれらを包含してしまえる「百合」の概念も大概に広い)。
主要登場人物の悩みがすぱっと解決しない,叫んでストレス解消してもらって終わりにしてしまうことが割と繰り返されたのでメインのストーリーラインがもう少し何とかならなかったのかという批判はありうるものの,それを差し引いても,2024春季を代表するオリジナルアニメといっていい。商業的成功や面白さはともかく,上述のような批評性の高さでもう少し話題になってもよかったのではないか。
『鬼滅の刃 柱稽古編』
原作が地味なゾーンなので,アニオリを足して何とかした感じ。原作通りさらっと流してもよかった気もした。
『ゆるキャン△』3期
どうしても新しい絵柄が見慣れないんよな。瑞浪絵真が好きなので次クールに期待。
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』
この一年最大の虚無アニメ。話のテンポがスローすぎて悪い,台詞回しが流石に浮ついていて実がなく,したがって説得力も無い。音楽の使いどころが歌もBGMもおかしい……と挙げたらきりがない。よくこれだけつまらないアニメが作れたなと逆に驚く出来だった。2クール目は多少マシになったと聞いていたが,実際に多少マシだったのは最初の2話ほどだけで次第に1クール目に戻っていったので全然ダメだった。『艦これ』のアニメを見ていた感覚に近い。
『ささやくように恋をうたう』
作画とスケジュールの崩壊が痛かった。予算もさりながら,動かしにくい絵だったかな。
『ガールズバンドクライ』
当時にちょっと時間がなくて後追いで一気見した(今考えるとシャニマスを切ってこれを見るべきだった)。ロックを魂を表現するものとして見る典型的なロックバンド物で,その意味での目新しさは無かった。一方で,音楽のクオリティは高く,特に主人公たちのバンドであるトゲナシトゲアリの楽曲の質はすばらしい。後から加わる紅生姜の二人の担当楽器がちゃんと目立って加入による差が音楽素人の視聴者にもわかりやすいという工夫も良い。声優に楽器をやらせるのは難しいので,楽器を弾ける子たちを声優にしようという発想,それを間違いのない音楽制作陣で固める布陣で,商業的に絶対に勝ちに行くという決意を感じる。
物語的にはこれで終わられると不完全燃焼で,脚本:花田十輝にはよくあることと言われても困る。これだったら11話で一期を終わらせておいて,ダイダスとの対決や仁菜のモヤモヤ解決編を二期に飛ばしてほしかった。ルパ智も手つかずであるし……
2024年面白かったアニメ4〜6位はこれと『夜クラ』と『終末トレイン』で,甲乙つけがたい。この3つが同時にやっていた2024春はオリジナルアニメの大豊作である。
<夏>
『負けヒロインが多すぎる!』
2024年面白かったアニメ2位。こういうことがあろうとは,人生何があるか全くわからない。同窓会に出席した友人によれば結構ご高齢のOBまで『マケイン』を認知していたそうだ(こういう告知も出ている)。この年末に帰省した際にも巡礼者らしき集団を見かけたし,誇張なく豊橋を揺るがしたアニメとなった。
豊橋の再現度は非常に高く,豊橋市内の映る景色は,駅前や市役所前が舞台になることが多かったこともあって,見覚えのある風景がほとんどであった。とりわけ”ツワブキ高校”の再現度は異常なまでに高い。ああいう外階段は実際には無かった(屋上にもほぼ入れなかった)くらいで,後は概ねそのままである。ということは我が母校,約20年はほぼ改修していないということであるが……
で,それだけ高い再現度で母校が出来の良いラブコメの舞台になると,思っていたよりも遥かに臨場感があって感情を揺さぶられ,本当に脳がバグるということが実感できたのは稀有な体験だった。自分が通っていた頃はもちろんスマホなんてないわけで,全然時代が違うというのに,何かあの文芸部の部室でずっとラノベを読んでいるぬっくんと小鞠ちゃんをいつも見ていたような気がするのだ(現実では”文学部室”である)。あの売店横の自販機でアクエリアスを買っていたら倒れている志喜屋先輩を見かけてぎょっとしたり,ハンテンボク並木を歩く草介と華恋とすれ違ったり,放虎原先輩が騒がしい生徒会室の横を通って図書室に通ったりと記憶が捏造されていく。50年後くらいに「うちの学年に温水ってやついなかったっけ?」とかボケて言ってそうで怖い。
話として一番好きなのは9〜11話の小鞠回で,小鞠ちゃんだけやってることが『ぼっち・ざ・ろっく』(または『着せ恋』)になっていて,こういう話には弱い。彼女の社会的自立を応援せざるを得ない。ただし,原作まで範囲を広げると圧倒的に4巻である。二期の冒頭にあれが来ると思うと待ち切れない。こう書けば原作読者には察しがつくと思うが,一番好きなキャラは志喜屋先輩である。来世のツワブキ高校では志喜屋先輩の夢女子後輩になって月之木先輩と天愛星さんに嫉妬したい。
ついでに最初のEDに採用された「LOVE2000」についても言及しておきたい。この曲は今の35歳くらいから上の世代なら,シドニー五輪の女子マラソンで金メダルを取った高橋尚子選手が練習時に聞いていた曲として知っている人が多いだろう。その意味で「勝利」の曲であるのだが,負けヒロインの曲として採用されて反転している。八奈見さんは負けても金メダル級に輝いているということなのかもしれない。加えて,高橋尚子は岐阜県出身であり,当時の東海圏のテレビは金メダル取る前から高橋尚子一色だった。金メダルを取った後はとりわけマスメディアなりショッピングセンターの中なりで延々と「LOVE2000」が流れ続けたので,その頃に東海圏にいた人にとって「LOVE2000」は一種のご当地ソングであったというつながりがある。さらに3話でぬっくんが佳樹と合流して小豆を買っていた鈴木米穀店はマラソンの鈴木亜由子選手のご実家で,マラソンつながりというヒント(?)もあった。迂遠すぎてどの程度の人に伝わったのかあやしいネタだが,視聴者層の年齢層まで考えてこの曲を採用したのなら驚嘆の仕掛けである。
『逃げ上手の若君』
和風であることを活かした上手いアニメ化だった。二期に期待……と言いたいところだがCloverWorksの先がとんでもなく詰まっているんだよな。
『天穂のサクナヒメ』
ゲームは興味があったものの,アクション難易度が高すぎて手を出せていなかったから,アニメ化は良い機会だった。その観点で言って,未プレイでもゲームの展開やバトルステージのギミックがすごくわかりやすく脳内で再現できるという点で,非常に出来の良い上手いアニメ化だったのではないかと思う。毎週ゲームをプレイしているようで面白かった。わがままだったサクナヒメが苦労を積んで立派な神になっていく物語も王道ながら農業というテーマに沿っていて悪くなかった。
<秋>
『シャングリラ・フロンティア』2期
『シャニマス』2期
いずれも上述の通り。
<2022春>
『サマータイムレンダ』
全25話のうちの前半12話までは,奇病が蔓延する田舎でループもののホラーサスペンスであるが,だからこそ「皆『ひぐらし』は履修済だよね」と言わんばかりの巻きでストーリーが進んでいく。そのスピードを維持するために主人公側も敵側も有能で理解も行動も速く,疾走感がある。世間的には『ひぐらし』と『SIREN』と言われているようだが,作者が参照したのは『SIREN』と『STEINS;GATE』と他諸々とのことで『ひぐらし』は入っていなかった(後半のOP曲は作詞作曲が志倉千代丸なのはそういうつながりのようだ)。個人的には紀淡海峡という地理的設定,蛭子伝承が設定の根幹にかかわっていること,忌み嫌われる異形の”影”,敵側の目的等から『二重影』を連想したが,これは偶然の一致のようである。しかし,これだけ似ているポイントがあるのに,軽く検索した限りで両作品を比較している人が私しかいないのは流石に寂しい。古参エロゲーマーは『サマータイムレンダ』を視聴していないのか。
いずれにせよ『STEINS;GATE』がベースになっているためか,どことなくノベルゲーの漫画化,そのさらにアニメ化という雰囲気があり,潮ルートがトゥルーエンドで,他のルートを攻略済じゃないと入れないっぽいなとか考えながら見ていた。要するに『天気の子』に近い錯覚である。往時のエロゲ界隈だったら,6話までの部分が体験版で公開され,すぐさま爆発的な話題になって皆ソフマップに予約しに行っていたことだろう。
13話以降は突然能力バトルに話が変わる。ループものとしての謎解きは大体終わってしまっているので,次はループ能力を活かしたバトル展開を書きたかったということだろうが,そこまでバトルを描くのに適した題材ではなく,さすがに前半に比べると冗長さがあった。それこそ『ひぐらし』でたとえるなら罪滅し編までを12話で駆け抜けて,皆殺し編と祭囃子編に残りの13話を使ったようなものだ。とはいえ13話以降も十分に面白く,25話まとめてループものの総決算的傑作と言っていい。2022年当時に見ていたなら1位にしていたと思う。返す返すもディズニープラス独占が半年続いて当時に話題にならなかったのは惜しい。今なら割とどこの配信サイトでも視聴可能なので,特に上述の説明でピンときた人はぜひ見てほしい。
<冬>
『葬送のフリーレン』
『薬屋のひとりごと』
『シャングリラ・フロンティア』
『ダンジョン飯』
これらは原作の人気から期待されていたものが,期待通りか期待以上の出来でアニメ化したということでくくれそう。2024春は負けじ劣らずの大コンテンツであるこの4つが全部放映していたのだから大豊作である。それでもアニメ化で初めて原作を読んだという人がどの作品でも見かけたのはけっこう意外だった。アニメ化は今でも宣伝効果が強いのだなと驚いたのでここに書き留めておく。どれだけ巨大なコンテンツでも常に新規視聴者の存在は考えておかないといけない。
その上で個別に言及すると,『フリーレン』は2024年面白かったアニメ3位。原作ではちょっと間延びした感じもあった1級魔法使い試験編も上手くまとめたなと。二期はやらないはずがないだろうし,黄金郷のマハト編は絶対にアニメ映えするので今から待ち遠しい。なお,私が一番好きなキャラはゼーリエなので(ロリババア好きなので),二クール目の最後の方は本当に楽しかった。しかし,単行本派であるため現在の連載の様子を知る手段がTwitterのTLに流れてくるネタバレ感想しかなく,その漏れ聞こえてくる情報に戦々恐々としている。
『シャンフロ』は,サンラクの無軌道なバトルスタイルが漫画よりもわかりやすく,アニメの強みが生かされていると言えそう。特にウェザエモン戦はあんなに映えるとは思っておらず,見事なパリィの表現に感動した。講談社としても力を入れているコンテンツなのだろうし,原作のストックは豊富だから,クターニッドが終わるところくらいまで一気にアニメ化してほしい気も。その場合は漫画を追い抜きかねないが。
『ダンジョン飯』は逆にすでに原作が完結してしまっているので,早めに二期をやらないと話題が風化しそうな心配もある。その意味ではアニメ化自体が遅かった。
『悪役令嬢レベル99』
ちょっと押していたコンテンツのアニメ化で,アニメ化するとは思っていなかったから,感謝の精神で毎回視聴していた。主人公のユミエラが良い感じの天然ボケ系無口で大変私の好みなのだが,「力こそパワー」を地で行くストーリーも爽快感がある。アニメは11話の破壊力がすごくて,これを見れただけでもアニメ化してよかった。好みの属性のキャラの恋愛は作中で成就してほしい。なろう連載版,書籍版,漫画版で全てアリシアの性格と展開が違い(漫画版のみ第一部未完結),特にアリシアの性格は漫画版とそれ以外で大きく異なっている。このためアニメ版も展開が違うのだろうと予想されており,アリシアの性格は漫画版準拠で,漫画より先に第一部完結となった。こうなると逆に追い抜かれた側の漫画版をどうするのかが気になるところ。連載がずっと止まっているので心配でもある。
『ぽんのみち』
2024年のやらかし大賞。尾道の観光を一身に背負った麻雀コンテンツとして誕生し,正直危なかっしいなとアニメが始まる前から思っていた。加えて漫画は『なかよし』連載なのにアニメは深夜枠という組み合わせも,話題性はあったが不思議であった。やはりというべきか,アニメは古典的な麻雀漫画のパロディがふんだんに盛り込まれ,文脈を知らないと楽しめない。麻雀をよく知らない若年層のための導入コンテンツなのに,どうして古典の麻雀漫画パロディを入れていいと思ったのか。また,それならもう少しキャラデザをギャグよりに寄せればいいものを,春場ねぎ先生デザインの美少女であるため(江見跳さんが特にすばらしい),福本顔等への変形はギャップが大きすぎた。しかもあまりにパロディが頻繁であったために見飽きてしまう。昨今の麻雀界隈はギャンブルと切り離して競技としてもり立てていこうとがんばっているところ,古典の麻雀漫画のダーティーなイメージを導入したのもまずく,尾道の観光アニメとの食い合わせがあまりにも悪い。以下の友人のツイートがそれを端的に表現している。
林芙美子の名を背負った街運アニメで無駄ヅモパロやって遊んでたのか……
— 環 (@p_lost) January 9, 2024
加えて麻雀アニメなのに麻雀を打っているシーンが短いため,CGDCTとしてもクオリティが低く,ニコニコ動画では毎話視聴者から「おい,麻雀しろよ」とコメントされる始末であった。とまあ,このコンテンツを構成する尾道・CGDCT・春場ねぎデザイン・『なかよし』連載の全てと麻雀・麻雀漫画パロディの要素が噛み合わない。一方で,春場ねぎ娘たちの日常生活を描きつつ尾道の観光地を紹介するコンテンツとして見ればまずまず面白かったので,ますます本作に麻雀を登場させる必要あった? ましてや麻雀漫画パロディは? と思ってしまった。逆によくここまで全ての要素を噛み合わないコンテンツを作ったものだと思う。
『魔法少女にあこがれて』
お色気売りのアニメはあまり見ないのだが,本作はエロというよりもエロという文化に対して真摯だったので面白かった。エロと笑いは紙一重なところがあるが,毎話爆笑してしまった。18禁の原作でもなければアニメ化でもないので制約があり,その中でできることといえば直球でエロを問わないことである。この点で百合やSMは良い”ずらし”であった(一応エクスキューズしておくとこれらを「異常」と言っているわけではない)。また,うてなが「悪」ではない「悪役」というアイデンティティと矜持(と倒錯した性欲)を身につけていく尖った成長物語としたのも,同様のずらしとして素晴らしい。めちゃくちゃ笑ったので二期も期待したい。というか原作も読もうかな。
<春>
『響け! ユーフォニアム』3期
2024年面白かったアニメ1位。万感の終焉。久美子の選択も麗奈の選択も奏の選択も,ここまでの積み重ねがあったからこそ全て尊い。全然部活に打ち込んでこなかった中高生だった身からすると眩しすぎる濃密な青春であった。特に,この時に理解した正義を貫くことの残酷さは麗奈にとって今後の人生の大事な糧になるのだろうなと想像させられる。視聴者を巻き込んで突然始まる格付けチェックに緊張が走ったのも今となっては良い思い出である。
原作からの改変は(皆原作の素直な展開を知っているからこその)大正解だが,けっこう黒沢ともよの声と演技力に頼った改変ではあったかなと思う。原作通りにしておけば無難に終わったのにわざわざ博打を打ち,見事に勝ったことには喝采を送りたい。その黒沢ともよはインタビューでけっこうドライな久美子観を披露しており,このドライな解釈ができる黒沢ともよだからこそ黄前久美子を演じきったという納得感の方が強い。実際,大人になってから親しくなりそうなのは久美子と真由なんだろうな。
『終末トレインどこへ行く?』
水島監督がやりたい放題やったアニメ。やりすぎて万策尽き(て放映を延期し)たが……。水島監督はカオスの極みにするのは得意で風呂敷をたたむのは心配があり,当たれば『ガルパン』,収拾がつかなくなると『マヨイガ』になるが,今回は割とちゃんとたたんだのでは。行先の見えないロードムービーでありながら,気づくと本筋がちゃんと進み,主人公たちの成長や旅の目的の明確化も進んでいたのだから,むしろ上手かった。吾野の再現度高いのも個人的に嬉しく,思わず飯能まで登山に行く用事を作ってしまった。
あとはエンディングの曲が非常に良かった。優しい人のなり方を誰か教えてほしかった。
『夜のクラゲは泳げない』
世間に馴染めない思春期の少女たちの悩みを多種類描いたのは意外と斬新だったように思う。特にキウイのキャラと悩みは印象深い。
精神的に男の子(=恋愛対象が女性)なら幼馴染のまひるに恋している設定で良さそうなのに、そうならないのがキウイの複雑なところ。一方で2回くらいしか出てない女性のサブキャラに気がある描写はある。ヨルクラはこういう細かい違和感が多くて、深読みするか理解を放棄するかが問われる pic.twitter.com/9bh8UlDe4b
— trinder (@trinder_yuri) August 15, 2024
この方の別ツイートで,英語字幕はキウイが性的マイノリティという前提で翻訳されており,海外では日本のアニメキャラがLGBTQ+であることを告白した画期的シーンだと受け取られているとのことだった(しかもクイアだとすると限りなく初出に近そう)。この11話では女性の服装への違和感も表明しているし,だぼだぼしていて体のラインが出ない服装で出てくることが多かった。もちろん本作の主眼はあくまで「世間に馴染めない思春期の少女たちの悩み」を描くことであって性的マイノリティはメインテーマではないのだが,その悩みにこれを入れ込んできたのは画期的で現代調であると思う。主人公の一人である花音も明らかにビアンっぽさがある描かれ方であったが,花音はシスジェンダー,性愛の志向は未確定(あるいはグラデーションの中間),かつそのことに無自覚であるのに対し,自らの違和に自覚的なキウイという対照的な相違点もある。さらに言えば,女性アイドルオタクではあるがそれが性的志向なのかは不明瞭なめい,さらに全くほのめかされず,性的志向がストーリーに絡まない主人公のまひるといて,四者四様,キャラ造形は相当に凝っている。視聴者としても,百合としても楽しめたが,それにとどまらない苦みを感じる作品であった(逆にこれらを包含してしまえる「百合」の概念も大概に広い)。
主要登場人物の悩みがすぱっと解決しない,叫んでストレス解消してもらって終わりにしてしまうことが割と繰り返されたのでメインのストーリーラインがもう少し何とかならなかったのかという批判はありうるものの,それを差し引いても,2024春季を代表するオリジナルアニメといっていい。商業的成功や面白さはともかく,上述のような批評性の高さでもう少し話題になってもよかったのではないか。
『鬼滅の刃 柱稽古編』
原作が地味なゾーンなので,アニオリを足して何とかした感じ。原作通りさらっと流してもよかった気もした。
『ゆるキャン△』3期
どうしても新しい絵柄が見慣れないんよな。瑞浪絵真が好きなので次クールに期待。
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』
この一年最大の虚無アニメ。話のテンポがスローすぎて悪い,台詞回しが流石に浮ついていて実がなく,したがって説得力も無い。音楽の使いどころが歌もBGMもおかしい……と挙げたらきりがない。よくこれだけつまらないアニメが作れたなと逆に驚く出来だった。2クール目は多少マシになったと聞いていたが,実際に多少マシだったのは最初の2話ほどだけで次第に1クール目に戻っていったので全然ダメだった。『艦これ』のアニメを見ていた感覚に近い。
『ささやくように恋をうたう』
作画とスケジュールの崩壊が痛かった。予算もさりながら,動かしにくい絵だったかな。
『ガールズバンドクライ』
当時にちょっと時間がなくて後追いで一気見した(今考えるとシャニマスを切ってこれを見るべきだった)。ロックを魂を表現するものとして見る典型的なロックバンド物で,その意味での目新しさは無かった。一方で,音楽のクオリティは高く,特に主人公たちのバンドであるトゲナシトゲアリの楽曲の質はすばらしい。後から加わる紅生姜の二人の担当楽器がちゃんと目立って加入による差が音楽素人の視聴者にもわかりやすいという工夫も良い。声優に楽器をやらせるのは難しいので,楽器を弾ける子たちを声優にしようという発想,それを間違いのない音楽制作陣で固める布陣で,商業的に絶対に勝ちに行くという決意を感じる。
物語的にはこれで終わられると不完全燃焼で,脚本:花田十輝にはよくあることと言われても困る。これだったら11話で一期を終わらせておいて,ダイダスとの対決や仁菜のモヤモヤ解決編を二期に飛ばしてほしかった。ルパ智も手つかずであるし……
2024年面白かったアニメ4〜6位はこれと『夜クラ』と『終末トレイン』で,甲乙つけがたい。この3つが同時にやっていた2024春はオリジナルアニメの大豊作である。
<夏>
『負けヒロインが多すぎる!』
2024年面白かったアニメ2位。こういうことがあろうとは,人生何があるか全くわからない。同窓会に出席した友人によれば結構ご高齢のOBまで『マケイン』を認知していたそうだ(こういう告知も出ている)。この年末に帰省した際にも巡礼者らしき集団を見かけたし,誇張なく豊橋を揺るがしたアニメとなった。
豊橋の再現度は非常に高く,豊橋市内の映る景色は,駅前や市役所前が舞台になることが多かったこともあって,見覚えのある風景がほとんどであった。とりわけ”ツワブキ高校”の再現度は異常なまでに高い。ああいう外階段は実際には無かった(屋上にもほぼ入れなかった)くらいで,後は概ねそのままである。ということは我が母校,約20年はほぼ改修していないということであるが……
で,それだけ高い再現度で母校が出来の良いラブコメの舞台になると,思っていたよりも遥かに臨場感があって感情を揺さぶられ,本当に脳がバグるということが実感できたのは稀有な体験だった。自分が通っていた頃はもちろんスマホなんてないわけで,全然時代が違うというのに,何かあの文芸部の部室でずっとラノベを読んでいるぬっくんと小鞠ちゃんをいつも見ていたような気がするのだ(現実では”文学部室”である)。あの売店横の自販機でアクエリアスを買っていたら倒れている志喜屋先輩を見かけてぎょっとしたり,ハンテンボク並木を歩く草介と華恋とすれ違ったり,放虎原先輩が騒がしい生徒会室の横を通って図書室に通ったりと記憶が捏造されていく。50年後くらいに「うちの学年に温水ってやついなかったっけ?」とかボケて言ってそうで怖い。
話として一番好きなのは9〜11話の小鞠回で,小鞠ちゃんだけやってることが『ぼっち・ざ・ろっく』(または『着せ恋』)になっていて,こういう話には弱い。彼女の社会的自立を応援せざるを得ない。ただし,原作まで範囲を広げると圧倒的に4巻である。二期の冒頭にあれが来ると思うと待ち切れない。こう書けば原作読者には察しがつくと思うが,一番好きなキャラは志喜屋先輩である。
ついでに最初のEDに採用された「LOVE2000」についても言及しておきたい。この曲は今の35歳くらいから上の世代なら,シドニー五輪の女子マラソンで金メダルを取った高橋尚子選手が練習時に聞いていた曲として知っている人が多いだろう。その意味で「勝利」の曲であるのだが,負けヒロインの曲として採用されて反転している。八奈見さんは負けても金メダル級に輝いているということなのかもしれない。加えて,高橋尚子は岐阜県出身であり,当時の東海圏のテレビは金メダル取る前から高橋尚子一色だった。金メダルを取った後はとりわけマスメディアなりショッピングセンターの中なりで延々と「LOVE2000」が流れ続けたので,その頃に東海圏にいた人にとって「LOVE2000」は一種のご当地ソングであったというつながりがある。さらに3話でぬっくんが佳樹と合流して小豆を買っていた鈴木米穀店はマラソンの鈴木亜由子選手のご実家で,マラソンつながりというヒント(?)もあった。迂遠すぎてどの程度の人に伝わったのかあやしいネタだが,視聴者層の年齢層まで考えてこの曲を採用したのなら驚嘆の仕掛けである。
『逃げ上手の若君』
和風であることを活かした上手いアニメ化だった。二期に期待……と言いたいところだがCloverWorksの先がとんでもなく詰まっているんだよな。
『天穂のサクナヒメ』
ゲームは興味があったものの,アクション難易度が高すぎて手を出せていなかったから,アニメ化は良い機会だった。その観点で言って,未プレイでもゲームの展開やバトルステージのギミックがすごくわかりやすく脳内で再現できるという点で,非常に出来の良い上手いアニメ化だったのではないかと思う。毎週ゲームをプレイしているようで面白かった。わがままだったサクナヒメが苦労を積んで立派な神になっていく物語も王道ながら農業というテーマに沿っていて悪くなかった。
<秋>
『シャングリラ・フロンティア』2期
『シャニマス』2期
いずれも上述の通り。
<2022春>
『サマータイムレンダ』
全25話のうちの前半12話までは,奇病が蔓延する田舎でループもののホラーサスペンスであるが,だからこそ「皆『ひぐらし』は履修済だよね」と言わんばかりの巻きでストーリーが進んでいく。そのスピードを維持するために主人公側も敵側も有能で理解も行動も速く,疾走感がある。世間的には『ひぐらし』と『SIREN』と言われているようだが,作者が参照したのは『SIREN』と『STEINS;GATE』と他諸々とのことで『ひぐらし』は入っていなかった(後半のOP曲は作詞作曲が志倉千代丸なのはそういうつながりのようだ)。個人的には紀淡海峡という地理的設定,蛭子伝承が設定の根幹にかかわっていること,忌み嫌われる異形の”影”,敵側の目的等から『二重影』を連想したが,これは偶然の一致のようである。しかし,これだけ似ているポイントがあるのに,軽く検索した限りで両作品を比較している人が私しかいないのは流石に寂しい。古参エロゲーマーは『サマータイムレンダ』を視聴していないのか。
いずれにせよ『STEINS;GATE』がベースになっているためか,どことなくノベルゲーの漫画化,そのさらにアニメ化という雰囲気があり,潮ルートがトゥルーエンドで,他のルートを攻略済じゃないと入れないっぽいなとか考えながら見ていた。要するに『天気の子』に近い錯覚である。往時のエロゲ界隈だったら,6話までの部分が体験版で公開され,すぐさま爆発的な話題になって皆ソフマップに予約しに行っていたことだろう。
13話以降は突然能力バトルに話が変わる。ループものとしての謎解きは大体終わってしまっているので,次はループ能力を活かしたバトル展開を書きたかったということだろうが,そこまでバトルを描くのに適した題材ではなく,さすがに前半に比べると冗長さがあった。それこそ『ひぐらし』でたとえるなら罪滅し編までを12話で駆け抜けて,皆殺し編と祭囃子編に残りの13話を使ったようなものだ。とはいえ13話以降も十分に面白く,25話まとめてループものの総決算的傑作と言っていい。2022年当時に見ていたなら1位にしていたと思う。返す返すもディズニープラス独占が半年続いて当時に話題にならなかったのは惜しい。今なら割とどこの配信サイトでも視聴可能なので,特に上述の説明でピンときた人はぜひ見てほしい。
Posted by dg_law at 07:30│Comments(2)
この記事へのコメント
はじめまして。
『サマータイムレンダ』を原作の連載開始から追っていたファンの一人ですが、まさしく仰る通り、「ディズニープラス独占でなければ」と悔しい思いをしました。アニメ自体は非常に良い出来だったんですけどね……。
『二重影』との類似性についても、まったく同感です。当時から、影響を受けているのかなと想像しつつ読んでいましたが、ただの偶然だったとは。
前半のサスペンスから後半のバトル展開への移行は評価が分かれるところですが、田中先生としては、過去に『ジョジョ』(SBR)のアシスタントをつとめていたことや、連載中の『ゴーストフィクサーズ』を見ると、むしろ異能バトルが本領なのかもしれません。個人的には、両者チート級の能力同士の攻防が好きだったので、後半もかなり楽しめました。
『サマータイムレンダ』を原作の連載開始から追っていたファンの一人ですが、まさしく仰る通り、「ディズニープラス独占でなければ」と悔しい思いをしました。アニメ自体は非常に良い出来だったんですけどね……。
『二重影』との類似性についても、まったく同感です。当時から、影響を受けているのかなと想像しつつ読んでいましたが、ただの偶然だったとは。
前半のサスペンスから後半のバトル展開への移行は評価が分かれるところですが、田中先生としては、過去に『ジョジョ』(SBR)のアシスタントをつとめていたことや、連載中の『ゴーストフィクサーズ』を見ると、むしろ異能バトルが本領なのかもしれません。個人的には、両者チート級の能力同士の攻防が好きだったので、後半もかなり楽しめました。
Posted by ヲーデン at 2025年02月28日 16:20
コメントありがとうございます。当時から「ディズニープラス独占で無ければ」とはかなり言われてましたもんね。『二重影』との類似性は記事中に書いた通り,全然見かけなかったので,同感という人がいてとても嬉しいです。
原作者としてはそうなんですね。それなら前半から後半への方向転換は納得です。
原作者としてはそうなんですね。それなら前半から後半への方向転換は納得です。
Posted by DG-Law at 2025年03月02日 01:00