2025年05月26日
2025年大相撲五月場所の感想
こういう展開になりそうという展開をなぞっていった場所であった。大の里は期待に応える相撲ぶりを見せて全てをなぎ倒して14連勝,見事優勝と綱取りを成し遂げた。一つ誤算があったとすると豊昇龍が序盤で2つ星を落としたことで,千秋楽で相星と言わずとも13勝や12勝で1・2差くらいだと思っていた。12日目の霧島戦は仕方がないとしても序盤の連敗は不用意だったと言わざるを得ない。とはいえ優勝争い以外は熱戦が多く,途中出場の琴勝峰も含めると幕内は休場者無しで千秋楽を迎えるという点も理想的な展開だった。ややつっかけて不成立になる立ち合いが多かったが,熱戦が多かった点も踏まえると,あまり減らす努力をしなくても良さそうだなと思った。若貴時代くらいまでは罰金を徴収していたと聞くが,逆効果だろう。
優勝した大の里は立ち合いの威力が増していたものの,相撲ぶりが大きく変わったわけではないように見えた。綱取りの場所に調子の波を合わせることができたというだけなのだろうが,だからこそ調整方法が上手い点を褒めるべきかもしれない。体調不良で4月は思うように稽古が出来ず,5月に入ってから急激に稽古量を積んで調整したとのことだが,それがかえって良かったのかもしれない。また,まだ直すところがあるということはまだ強くなれるということで,それも恐ろしい。先場所の評に書いた通り「立ち合いで当たった後には左おっつけが機能するとめっぽう強いが,左腕がぶら下がっているだけになりがちとはさんざん指摘されていて」というのが直っていない。千秋楽に豊昇龍に負けたのが典型例で,大の里が右下手からの攻めに意識が集中していて前のめりになったところを豊昇龍が左からの上手捻りを決めた。あの場面の大の里の左腕はぶら下がっていただけである。来場所はまた新横綱ということでイベントが多く,またしても調整が難しい場所になるが,修正された相撲を期待したい。なお,綱取りの所要13場所はこれまでの輪島の21場所を抜く大記録である。
その他の個別評。豊昇龍は上述の通りで,本人は不服の成績だろうが,及第点の出来ではあろう。気負いすぎると自分の身体が小さかった頃のことを思い出すのか,立ち合いで足がそろって前のめりに突っ込みすぎ,それが序盤に取りこぼす原因になっているように思う。琴櫻は明らかにどちらかの膝(おそらく右)が悪い。先場所も書いたが,そのため大関取り時代のように腰が重い日と脆い日が極端に現れる。膝は治らないものなのだろうか。関脇・小結。先場所にも増して高安以外全員好調で二桁。大栄翔は先場所に10勝か11勝だったら今場所後に大関の話が出ていただろうから,返す返すも先場所に9勝止まりだったのが不運である。霧島と若隆景は技能賞妥当。霧島は本当に相撲が戻ってきた。高安は調子の高低がV字で,千秋楽で当たった霧島にとっては不運だったか。
前頭上位。好調だった関脇・小結の3人にひき潰されて調子の割には星が伸びなかった人が多い。王鵬も阿炎も若元春も良い相撲をとっていたが皆負け越しである。目に見えて悪かったのは豪ノ山で,丸一年前の去年の五月場所の評に「出足を止められると二の矢を継げないまま負けてしまうことが多かった」と書いた通り,そこから改善が見られていない。尊富士も同様で,立ち合いを止められると意外と攻め手を欠き,今場所はそれに気づいた尊富士が立ち合いを工夫しだしたものの,かえって立ち合いの威力が下がって美点を失う結果になった。尊富士の場合は二の矢の稽古を積んだ方が生産的ではないか。宇良は伝え反りが決まったので,星数によらず今場所は満点でいい。
前頭中盤。欧勝馬は10勝したが,今ひとつ印象がない。前に大勝した昨年の九月場所でも「10勝しているが,あまり記憶がない。」と書いていたので,よほど印象に残っていないのだと思う。逆にすごいかもしれない。決まり手に送り出しが多いので,投げやいなしが強いのだろうと思う。伯桜鵬は後半に上位陣に当てられすぎて星を落とし,8勝止まりになった上,左足首を痛めてしまった。しかも伯桜鵬を上位陣に当てすぎたせいで大の里・霧島戦が組まれなくなり,これは取組編成の大失敗と言っていい。来場所の番付では伯桜鵬に何かしらの救済措置があってほしい。阿武剋と金峰山も10勝。
金峰山は突きの冴えが戻ってきた。阿武剋は先場所の評に「パワーがある右四つの本格派で,中盤でもまだ相撲になりそう。」と書いた通りで,まだまだ上で取れそう。安青錦は上位戦含めて11勝は見事というほかない。前傾姿勢が崩れず,上体を起こされても意外と技能派でちゃんと技がある。流石は安美錦の弟子。ただ,若隆景・琴櫻・大栄翔には全く刃が立たない様子で馬力不足が露呈したので,来場所の上位挑戦では相当に成長していない限りは跳ね返されるだろう。
前頭下位。遠藤は先日に膝のケガについてずっと無言を貫いていたという報道が出た。記事を読むと,どうしてもできれば手術して治した遠藤を見たかったなと思ってしまうが,それはそれとして,ケガに耐えて毎日相撲を取る姿は胸を打つ。引退まで悔いなく取ってほしい。熱海富士は,NHKの解説に来た伊勢ケ浜部屋の親方衆からどう指導していいかわからないと嘆かれていたのが面白かった。鈍重なのがどうしても直らず,意外と今までの伊勢ケ浜部屋にいなかったパターンなのかもしれない。佐田の海は10勝で敢闘賞,史上五傑に入る高齢受賞とのこと。高齢になってもまだ速攻相撲が冴えているのは玉鷲の突き押しと同様に素晴らしい。琴勝峰は5日の休場があって,途中出場で6−4にまとめた。万全なら敢闘賞レベルの活躍だったかもしれない。終盤の前頭下位の伏兵となり,幕内前半の取組に緊張感を与えていて良かった。朝紅龍は,今場所は左からおっつけるかまわしが取れれば下手でも上手でもめっぽう強く,目を見張る相撲が何番かあった。逆に左からしか攻めが無い点を突かれると脆く,どちらかといえば小兵であるため馬力は弱い。来場所は研究されそう。最後に新入幕の嘉陽は惜しくも負け越しだが,あのアンコ型の身体で華麗に逃げ回る相撲はインパクトが強い。新たな土俵際の魔術師として活躍してほしい。
北勝富士が引退した。立ち合いに当たってすぐに左右のどちらかにずれ,おっつけて斜めや横から押す取り口に特化しており,それ以外の取り口は少ない力士であった。おっつけは強く,技能賞も取っている。すなわち,立ち合いであまりまっすぐ当たらないのだが,不思議と好角家の批判を浴びているのはほぼ見たことがない。ぎりぎりで変化の多用と見なされないラインを突いたと言えよう。突き押しの力士のうち押し方向に特化した力士にはよくあることだが,実は組んでもそれなりに取れ,それで拾った白星も多い。四つ相撲が苦手ではないのは学生出身力士ということも影響しているかもしれない。また,四つ相撲でない割にはじりじりと押す相撲であるためか長い相撲になることも多く,その意味では名勝負製造機だった。老けて見られる容姿で,新入幕のときにはすでにベテランの風格があり,引退した今年でまだ32歳(もうすぐ33歳)と言われても信じがたい。序盤は得意だが連勝が続くとプレッシャーがかかるのか終盤にしぼむパターンが多く,不調になると押す力が極端に弱体化して相撲にならなかった。そういうわけで地力の割には上位に定着せず,典型的な幕内エレベーター力士となったが,独特の取り口についていけない若手の壁としては見ていて面白かった。印象に残る力士である。お疲れ様でした。
優勝した大の里は立ち合いの威力が増していたものの,相撲ぶりが大きく変わったわけではないように見えた。綱取りの場所に調子の波を合わせることができたというだけなのだろうが,だからこそ調整方法が上手い点を褒めるべきかもしれない。体調不良で4月は思うように稽古が出来ず,5月に入ってから急激に稽古量を積んで調整したとのことだが,それがかえって良かったのかもしれない。また,まだ直すところがあるということはまだ強くなれるということで,それも恐ろしい。先場所の評に書いた通り「立ち合いで当たった後には左おっつけが機能するとめっぽう強いが,左腕がぶら下がっているだけになりがちとはさんざん指摘されていて」というのが直っていない。千秋楽に豊昇龍に負けたのが典型例で,大の里が右下手からの攻めに意識が集中していて前のめりになったところを豊昇龍が左からの上手捻りを決めた。あの場面の大の里の左腕はぶら下がっていただけである。来場所はまた新横綱ということでイベントが多く,またしても調整が難しい場所になるが,修正された相撲を期待したい。なお,綱取りの所要13場所はこれまでの輪島の21場所を抜く大記録である。
その他の個別評。豊昇龍は上述の通りで,本人は不服の成績だろうが,及第点の出来ではあろう。気負いすぎると自分の身体が小さかった頃のことを思い出すのか,立ち合いで足がそろって前のめりに突っ込みすぎ,それが序盤に取りこぼす原因になっているように思う。琴櫻は明らかにどちらかの膝(おそらく右)が悪い。先場所も書いたが,そのため大関取り時代のように腰が重い日と脆い日が極端に現れる。膝は治らないものなのだろうか。関脇・小結。先場所にも増して高安以外全員好調で二桁。大栄翔は先場所に10勝か11勝だったら今場所後に大関の話が出ていただろうから,返す返すも先場所に9勝止まりだったのが不運である。霧島と若隆景は技能賞妥当。霧島は本当に相撲が戻ってきた。高安は調子の高低がV字で,千秋楽で当たった霧島にとっては不運だったか。
前頭上位。好調だった関脇・小結の3人にひき潰されて調子の割には星が伸びなかった人が多い。王鵬も阿炎も若元春も良い相撲をとっていたが皆負け越しである。目に見えて悪かったのは豪ノ山で,丸一年前の去年の五月場所の評に「出足を止められると二の矢を継げないまま負けてしまうことが多かった」と書いた通り,そこから改善が見られていない。尊富士も同様で,立ち合いを止められると意外と攻め手を欠き,今場所はそれに気づいた尊富士が立ち合いを工夫しだしたものの,かえって立ち合いの威力が下がって美点を失う結果になった。尊富士の場合は二の矢の稽古を積んだ方が生産的ではないか。宇良は伝え反りが決まったので,星数によらず今場所は満点でいい。
前頭中盤。欧勝馬は10勝したが,今ひとつ印象がない。前に大勝した昨年の九月場所でも「10勝しているが,あまり記憶がない。」と書いていたので,よほど印象に残っていないのだと思う。逆にすごいかもしれない。決まり手に送り出しが多いので,投げやいなしが強いのだろうと思う。伯桜鵬は後半に上位陣に当てられすぎて星を落とし,8勝止まりになった上,左足首を痛めてしまった。しかも伯桜鵬を上位陣に当てすぎたせいで大の里・霧島戦が組まれなくなり,これは取組編成の大失敗と言っていい。来場所の番付では伯桜鵬に何かしらの救済措置があってほしい。阿武剋と金峰山も10勝。
金峰山は突きの冴えが戻ってきた。阿武剋は先場所の評に「パワーがある右四つの本格派で,中盤でもまだ相撲になりそう。」と書いた通りで,まだまだ上で取れそう。安青錦は上位戦含めて11勝は見事というほかない。前傾姿勢が崩れず,上体を起こされても意外と技能派でちゃんと技がある。流石は安美錦の弟子。ただ,若隆景・琴櫻・大栄翔には全く刃が立たない様子で馬力不足が露呈したので,来場所の上位挑戦では相当に成長していない限りは跳ね返されるだろう。
前頭下位。遠藤は先日に膝のケガについてずっと無言を貫いていたという報道が出た。記事を読むと,どうしてもできれば手術して治した遠藤を見たかったなと思ってしまうが,それはそれとして,ケガに耐えて毎日相撲を取る姿は胸を打つ。引退まで悔いなく取ってほしい。熱海富士は,NHKの解説に来た伊勢ケ浜部屋の親方衆からどう指導していいかわからないと嘆かれていたのが面白かった。鈍重なのがどうしても直らず,意外と今までの伊勢ケ浜部屋にいなかったパターンなのかもしれない。佐田の海は10勝で敢闘賞,史上五傑に入る高齢受賞とのこと。高齢になってもまだ速攻相撲が冴えているのは玉鷲の突き押しと同様に素晴らしい。琴勝峰は5日の休場があって,途中出場で6−4にまとめた。万全なら敢闘賞レベルの活躍だったかもしれない。終盤の前頭下位の伏兵となり,幕内前半の取組に緊張感を与えていて良かった。朝紅龍は,今場所は左からおっつけるかまわしが取れれば下手でも上手でもめっぽう強く,目を見張る相撲が何番かあった。逆に左からしか攻めが無い点を突かれると脆く,どちらかといえば小兵であるため馬力は弱い。来場所は研究されそう。最後に新入幕の嘉陽は惜しくも負け越しだが,あのアンコ型の身体で華麗に逃げ回る相撲はインパクトが強い。新たな土俵際の魔術師として活躍してほしい。
北勝富士が引退した。立ち合いに当たってすぐに左右のどちらかにずれ,おっつけて斜めや横から押す取り口に特化しており,それ以外の取り口は少ない力士であった。おっつけは強く,技能賞も取っている。すなわち,立ち合いであまりまっすぐ当たらないのだが,不思議と好角家の批判を浴びているのはほぼ見たことがない。ぎりぎりで変化の多用と見なされないラインを突いたと言えよう。突き押しの力士のうち押し方向に特化した力士にはよくあることだが,実は組んでもそれなりに取れ,それで拾った白星も多い。四つ相撲が苦手ではないのは学生出身力士ということも影響しているかもしれない。また,四つ相撲でない割にはじりじりと押す相撲であるためか長い相撲になることも多く,その意味では名勝負製造機だった。老けて見られる容姿で,新入幕のときにはすでにベテランの風格があり,引退した今年でまだ32歳(もうすぐ33歳)と言われても信じがたい。序盤は得意だが連勝が続くとプレッシャーがかかるのか終盤にしぼむパターンが多く,不調になると押す力が極端に弱体化して相撲にならなかった。そういうわけで地力の割には上位に定着せず,典型的な幕内エレベーター力士となったが,独特の取り口についていけない若手の壁としては見ていて面白かった。印象に残る力士である。お疲れ様でした。
来場所の番付はいつもより易しそう。若隆景は西小結で12勝なので関脇昇進が妥当だが,両関脇も勝ち越しているので,張り出しにしなければ昇進にならない。張り出しを作らないと判断して東小結に置いたが,張り出し関脇を作った方が面白いとは思う。その場合は全体的に半枚上がって,最後の琴栄峰が西17枚目になる。十両から上がるのは草野,若碇,御嶽海,英乃海,琴栄峰の5人。十両に下がるのは錦木,湘南乃海,竜電,玉正鳳,栃大海。獅司は落とされても文句が言えない成績だったが,十両の好成績者が5人しかいなかったので踏みとどまれそう。十両から幕下に下がるのは夢道鵬,宮乃風,若ノ勝の3人で,幕下から十両に上がるのは大辻,荒篤山,旭海雄になると思われるが,旭海雄を上げずに宮乃風が助かる可能性もある。


Posted by dg_law at 02:35│Comments(7)
この記事へのコメント
更新お疲れ様です。
大の里は13日目での優勝決定。10年ぶりとのこと、圧倒的な強さを見せてくれました。
立ち合いが強いゆえに前に落ちてしまう負けは封印されました、相手が快心の立ち合いを見せても跳ねのけていた印象ですが、大の里側が力をあえてセーブしているようにも思えました。これにより負けパターンも減っていたのかなと。
どうしても相手の初撃を受けてしまうあたり、若隆景や大栄翔戦は割と危うかった気もします。来場所もつけ込むとしたら、そのあたりなのかなと。
豊昇龍は、13日目で優勝を決められた点と、序盤の連敗があれでしたが、12勝で終わったあたり、十分な活躍だったかなと。最後には大仕事を果たしてくれました。「型がない」とは言われますが、特定の相手には勝つための方法を熟知しているという印象。それが見つからない相手には順当に苦戦している感じがします。
大栄翔、霧島、若隆景は揃っての2桁。若隆景が見事な技能相撲を魅せてくれました。大体の相手には負けなさそうな印象があるのが頼もしい。霧島もだいぶ復調した印象です。彼らの活躍により、筆頭から5枚目が焼け野原となってしまいました。
役力士陣の活躍は来場所以降の楽しみになりそうです。
大の里は13日目での優勝決定。10年ぶりとのこと、圧倒的な強さを見せてくれました。
立ち合いが強いゆえに前に落ちてしまう負けは封印されました、相手が快心の立ち合いを見せても跳ねのけていた印象ですが、大の里側が力をあえてセーブしているようにも思えました。これにより負けパターンも減っていたのかなと。
どうしても相手の初撃を受けてしまうあたり、若隆景や大栄翔戦は割と危うかった気もします。来場所もつけ込むとしたら、そのあたりなのかなと。
豊昇龍は、13日目で優勝を決められた点と、序盤の連敗があれでしたが、12勝で終わったあたり、十分な活躍だったかなと。最後には大仕事を果たしてくれました。「型がない」とは言われますが、特定の相手には勝つための方法を熟知しているという印象。それが見つからない相手には順当に苦戦している感じがします。
大栄翔、霧島、若隆景は揃っての2桁。若隆景が見事な技能相撲を魅せてくれました。大体の相手には負けなさそうな印象があるのが頼もしい。霧島もだいぶ復調した印象です。彼らの活躍により、筆頭から5枚目が焼け野原となってしまいました。
役力士陣の活躍は来場所以降の楽しみになりそうです。
Posted by gallery at 2025年05月26日 11:52
* 大の里の強さが際立った場所であった
* ちょっと類例がいないタイプ
* しいていえば曙か?
* 大鵬〜白鵬の20回優勝のラインに入りそう
* 30回優勝もあるかも
* とはいえ大の里は白星が固まった面もありそうではある
* 「他の力士がまったく歯が立たない」という感じではなかった
* もともと宝生流は上位に強い一方、取りこぼしも多い力士。
今場所はかなりがんばった
* スタイルは日馬富士にやや似ていて、突き刺さる立ち合いは強い反面、倒されてしまうことがある。
* 突き刺さる立ち合いやめるとかえって逆効果になりそうだからまあ仕方ない
* 来場所は「横綱が大関を兼ねる」場所か
* でも「横綱兼大関」システムあんま意味ないよな…
* 若隆景+大栄翔+霧島の三人もかなりがんばった
昇進してほしい
* 琴風おじいちゃん解説が急に増えた
* 琴風は好きだけど琴錦栃東あたりも増やしてほしい
* 佐田の海の敢闘賞で名寄岩とかの名前が出てくるとうれしいよね
* と、いつにもまして浅い感想です
* ちょっと類例がいないタイプ
* しいていえば曙か?
* 大鵬〜白鵬の20回優勝のラインに入りそう
* 30回優勝もあるかも
* とはいえ大の里は白星が固まった面もありそうではある
* 「他の力士がまったく歯が立たない」という感じではなかった
* もともと宝生流は上位に強い一方、取りこぼしも多い力士。
今場所はかなりがんばった
* スタイルは日馬富士にやや似ていて、突き刺さる立ち合いは強い反面、倒されてしまうことがある。
* 突き刺さる立ち合いやめるとかえって逆効果になりそうだからまあ仕方ない
* 来場所は「横綱が大関を兼ねる」場所か
* でも「横綱兼大関」システムあんま意味ないよな…
* 若隆景+大栄翔+霧島の三人もかなりがんばった
昇進してほしい
* 琴風おじいちゃん解説が急に増えた
* 琴風は好きだけど琴錦栃東あたりも増やしてほしい
* 佐田の海の敢闘賞で名寄岩とかの名前が出てくるとうれしいよね
* と、いつにもまして浅い感想です
Posted by acsusk at 2025年05月26日 18:51
もうちょっと早く横綱になるかと思ってた大の里が横綱昇進を決めた場所でした。それでもパリ巡業には間に合いました。先場所は惜しかった高安が、再び宇良に反り技を決められてしまったのも、記憶に残りそうです。
十両では、御嶽海はずるずる落ちていくかと予想してたのですが、すぐの幕内復帰。ただ、以前の強さが感じられないのが不安です。草野が抜群の強さ、なのに脚の怪我を引きずってる友風に黒星なのが不思議。もう友風ははたき技でしか勝てない印象なのですが、それでも白星二桁なのがまた節後。
幕下では、朝乃山が順調に6勝。来場所で十両復帰できそうです。炎鵬は負け越して惜しかった。北播磨も上がってくると負け越しで、また関取に戻れるかどうか。
場所前、NHKラジオの百年アーカイブで、昔の相撲関係の音源を紹介していたのが面白く、ヒゲの伊之助のインタビュー音声を初めて聞きました。さらに百年後、白鵬くらいは取り上げられるかもしれませんが、他にも話題になる力士が出てきてもらいたいものです。
十両では、御嶽海はずるずる落ちていくかと予想してたのですが、すぐの幕内復帰。ただ、以前の強さが感じられないのが不安です。草野が抜群の強さ、なのに脚の怪我を引きずってる友風に黒星なのが不思議。もう友風ははたき技でしか勝てない印象なのですが、それでも白星二桁なのがまた節後。
幕下では、朝乃山が順調に6勝。来場所で十両復帰できそうです。炎鵬は負け越して惜しかった。北播磨も上がってくると負け越しで、また関取に戻れるかどうか。
場所前、NHKラジオの百年アーカイブで、昔の相撲関係の音源を紹介していたのが面白く、ヒゲの伊之助のインタビュー音声を初めて聞きました。さらに百年後、白鵬くらいは取り上げられるかもしれませんが、他にも話題になる力士が出てきてもらいたいものです。
Posted by EN at 2025年05月27日 23:50
そういえば「北勝富士が引退した」の話がない。
Posted by acsusk at 2025年05月29日 23:55
皆様ありがとうございます。
>acsuskさん
>そういえば「北勝富士が引退した」の話がない。
ぎく。実は書き忘れていたことにはすぐに気づいていたのですが,諸事忙しくてコメント返しごと後回しになっていました。追記しました。
大の里は確かに類例を見ないですね。曙ならもっと突き手が伸びるでしょうし……
優勝回数がどこまで伸びるかは見ものですね。まだ相撲が未完成で強くなるというのが本当に末恐ろしい。
豊昇龍については,それはそう。下位に取りこぼすのは気負いすぎなんですよ。もっとリラックスしたら全勝できるはずなんですが。立ち合いのスタイルは言われてみると日馬富士の突き刺さる感じに似てますね。日馬富士も序盤で取りこぼしが多かったので,下位の力士には止めたほうがいい立ち合いなのかもしれません。やはり,おっしゃるところの「倒されやすい」んですかね?
琴風さんは北の富士ポジションにすっぽり収まりましたね。悪くないですが,もっとバリエーションがあってもいいなと思うのは同意です。飽きたらAbemaで見るという手もあるんですが,Abemaは有料会員じゃないとリアルタイム視聴しかできないんですよね。あれがつらい。
>acsuskさん
>そういえば「北勝富士が引退した」の話がない。
ぎく。実は書き忘れていたことにはすぐに気づいていたのですが,諸事忙しくてコメント返しごと後回しになっていました。追記しました。
大の里は確かに類例を見ないですね。曙ならもっと突き手が伸びるでしょうし……
優勝回数がどこまで伸びるかは見ものですね。まだ相撲が未完成で強くなるというのが本当に末恐ろしい。
豊昇龍については,それはそう。下位に取りこぼすのは気負いすぎなんですよ。もっとリラックスしたら全勝できるはずなんですが。立ち合いのスタイルは言われてみると日馬富士の突き刺さる感じに似てますね。日馬富士も序盤で取りこぼしが多かったので,下位の力士には止めたほうがいい立ち合いなのかもしれません。やはり,おっしゃるところの「倒されやすい」んですかね?
琴風さんは北の富士ポジションにすっぽり収まりましたね。悪くないですが,もっとバリエーションがあってもいいなと思うのは同意です。飽きたらAbemaで見るという手もあるんですが,Abemaは有料会員じゃないとリアルタイム視聴しかできないんですよね。あれがつらい。
Posted by DG-Law at 2025年06月02日 01:11
>galleryさん
確かに,大の里は自分の立ち合いの当たりが突出して強いので,当たりをセーブして様子見しても当たり勝ち,かつ相手の出方を見て前に倒れるのも防ぐのもできていた感じですね。大概の力士はこれをやって失敗するんですが,あれだけ当たりが強いと様子見できるのですねぇ。おっしゃる通り,若隆景や大栄翔はセーブしすぎてちょっと危なかったですね。
豊昇龍は「型がない」というよりも何でもできるという話で,そこは叔父さんに近そう。真に型が無かった豪栄道とは確実に違うタイプなので,個人的には「型がない」とはあまり考えていません。
>それが見つからない相手には順当に苦戦している感じがします。
なるほど。これはありそうです。彼なりの攻略法が見つからず攻めあぐねてそうですね。
>彼らの活躍により、筆頭から5枚目が焼け野原となってしまいました。
そうなんですよ。お陰で来場所は前頭上位陣がそうとっかえに近い感じですね。3人も同時に大関取りとなると,しばらくこういう状況が続くかも。
確かに,大の里は自分の立ち合いの当たりが突出して強いので,当たりをセーブして様子見しても当たり勝ち,かつ相手の出方を見て前に倒れるのも防ぐのもできていた感じですね。大概の力士はこれをやって失敗するんですが,あれだけ当たりが強いと様子見できるのですねぇ。おっしゃる通り,若隆景や大栄翔はセーブしすぎてちょっと危なかったですね。
豊昇龍は「型がない」というよりも何でもできるという話で,そこは叔父さんに近そう。真に型が無かった豪栄道とは確実に違うタイプなので,個人的には「型がない」とはあまり考えていません。
>それが見つからない相手には順当に苦戦している感じがします。
なるほど。これはありそうです。彼なりの攻略法が見つからず攻めあぐねてそうですね。
>彼らの活躍により、筆頭から5枚目が焼け野原となってしまいました。
そうなんですよ。お陰で来場所は前頭上位陣がそうとっかえに近い感じですね。3人も同時に大関取りとなると,しばらくこういう状況が続くかも。
Posted by DG-Law at 2025年06月02日 01:21
>ENさん
>それでもパリ巡業には間に合いました。
そういえばそうですね。豊昇龍も「パリ巡業には間に合った」と言われていましたが,大の里も滑り込みですか。
高安が2場所連続で反り技を決められていたのは実況でもけっこう強調されていましたね。宇良としては決めやすいのでしょうか。
御嶽海は8勝ぎりぎりで再入幕なので厳しいですね。友風は引き技ばかりだとまたケガをしないか心配です。
草野は私は全然知らないので,期待して待っていようと思います。
>それでもパリ巡業には間に合いました。
そういえばそうですね。豊昇龍も「パリ巡業には間に合った」と言われていましたが,大の里も滑り込みですか。
高安が2場所連続で反り技を決められていたのは実況でもけっこう強調されていましたね。宇良としては決めやすいのでしょうか。
御嶽海は8勝ぎりぎりで再入幕なので厳しいですね。友風は引き技ばかりだとまたケガをしないか心配です。
草野は私は全然知らないので,期待して待っていようと思います。
Posted by DG-Law at 2025年06月02日 01:25