2025年12月07日

登山記録45(白山,八経ヶ岳)

No.112 白山
〔標高〕2702m
〔標高差〕約1450m(別当出合から)
〔獲得標高差〕約1550m
〔百名山認定〕百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕5A+
 10月第二週の週末で一泊二日,別当出合から登って白山室堂泊。珍しくかなり早いうちに予約をとったところ,当日の天気は降雨こそほとんどなかったが終始曇っていて眺望は無し。そのため大汝峰や翠ヶ池には立ち寄らず,御前峰だけピークハントしてさっさと下山した。いつかはリベンジしたい。早めの予約はかえって足かせになるので,次に行くときは金沢宿泊の日帰りで天気の良い日をねらって突発で計画を組んだ方が良さそう。ところで,2025年の秋はどうも天候に恵まれず,この後に計画していた妙高山は中止になり,八経ヶ岳もガスってしまった。こういう年もあるというか,2022-24年の秋の天気が良すぎたので,そこで運を使い切った反動が来ているようにも思われた。
 白山の難易度は非常に易しく,都道府県のグレーディングで言ってA,高山病リスクを加味してもBに乗るかあやしいくらい。富士山や雲取山よりは明らかに登りやすい。ただし,登山道の半分は階段になっていて,スピードが出すぎてしまう。ペースをセーブして登らないとかえって体力を消耗するかもしれない。岐阜県側からは4Cと評価されているので,あちら側から登る方が難易度は高そうである。白山室堂の環境は十分に良く,これよりもさらに環境が良いという雷鳥荘にちょっと興味がわいた。
 白山は古来信仰を集めてきた霊山であり,白山神社の創建が崇神天皇というのはいかにも伝説というところだが,8世紀頃には信仰があったというのは信用して良さそうである。関西に近い分,修験道の開花も早かったということか。ついでに白山の伝説を調べていて気になったのは白山の黒百合で,どこか間抜けな印象がある佐々成政はこういう伝承でもそういう扱いであるようだ。一方で近代的な治山・治水工事が最初期に実施された山でもあり,登山道の道中に大正時代の砂防ダムの跡が登録有形文化財として保存されている。ちょうど私が登ったタイミングでも登山道整備の工事が行われていた。ありがたいことだ。
 また,白山は石川県出身の深田久弥にとっては最大の地元の山で,『日本百名山』での記述も他の山よりも情緒的である。深田にとっての白山は自宅の窓から眺める山であったようで,意外にも歴史や伝承の話題や登山した感想は短い。



白山(御前峰) / 稲田義智さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ



No.113 八経ヶ岳(大峰山)
〔標高〕1915m
〔標高差〕約810m(行者還トンネル西口から)
〔獲得標高差〕約1270m
〔百名山認定〕百名山
〔ヤマノススメ〕ー
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕3A+
 以前に山上ヶ岳は登っていて,今回は大峰山の最高峰も登っておこうかという話が持ち上がって11月頭に決行の運びとなった。しかし,山頂がガスってたことを差し引いても,山としての魅力は山上ヶ岳の方が上で,大峰山の主峰は山上ヶ岳とした深田久弥は慧眼であった。登山としての面白さも文化的価値もどちらで比較しても山上ヶ岳に軍配が上がってしまい,八経ヶ岳の美点は標高が高いことに限られてしまうが,眺望もさして変わらない(というよりも山上ヶ岳が標高の割に眺望も良い)。大峰山の峰々を分けて考える場合は八経ヶ岳を百名山とし,山上ヶ岳を三百名山とするのが通例だが,実際には逆が妥当だろう。八経ヶ岳も悪い山ではないので三百名山なら納得できる。ついでに言えば天川村の公式サイトのやる気まで山上ヶ岳押しで,八経ヶ岳はあまり省みられていない。それが確認できたのと,紅葉がぼちぼち綺麗だったのは収穫だった。 道はよく整備されていて,難易度は低い。



八経ヶ岳 / 稲田義智さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ