おとといツイッターでつぶやいたpostからのコピペ。
「今書いててはっと気付いたんですが、Kanon問題は、ひょっとして「正しい」という言葉のニュアンスが違うだけなんじゃないですかね?私の中では正しさは並立します。なので「唯一の正解が導けないのならば、残りの解は全て誤答である」といった考え方、さっきまで本当に理解できなかったんですよ。つまり決定的な解=正しい、が証明できなければ全て正しくない、という前提に立つのならば、「正しさは複数ある」の方向ではなく、「完璧な正解が無い以上、それ以外の推論は全て間違い」という方向に思考が進むのは、理解できます。承服はしかねますが。
一応、その上で改めて書きますが、私は決定論的解釈が「正しい」と思っています。作品としての完成度を考慮して。ただし、唯一解であるとは思っておりません。そして、遡及説が正しい可能性は認めます。私がそう解釈するのは苦しい、と個人的に思っているだけで、説そのものは否定しません。この態度表明、私は最初の記事の冒頭に書いたつもりだったんだけどなぁ。まあ、正しさが並立するかしないかなんて些細な問題だと思うんですよ。これで解決するなら、私は今日ブログを更新せずに済むんですが。」
さらに、昨日つぶやいたpost。
「そういえば、Kanon問題について昨日のpostからほとんど動きが見えないんですが、あれで終わりでいいんですかね。私が終結宣言すると、近衛文麿の某声明と同じになっちゃうので、なんとなく嫌なんですけど。終わりなら終わりでそれでもいいんですけど、昨日のつぶやきを元にしつつ、明日か明後日にでもブログ書きます。ふんぎりをつけるためだけに。なにかあるなら今のうちにお願いします。」
さて、おとといのpostからは約42時間、昨日のpostからでも16時間経過した。結局近衛文麿の某声明になってしまいそうなのだが、返事がなかったものは仕方が無い。少なくとも、今木さんと辺見さんは私をフォローしているので、これらを読んでくれているはずである。ここにさらに付け加えるとすれば、「どちらも正解」ではなく「どちらも別のKanon」という前提に立ったほうが、心情的に遡及説を支持しやすい、ということは
直感的に理解できる。が、やはり本質的な差異は無いだろう。さらに言えば、辺見さんが「歴史修正主義者同様」と言ってしまったのも容易に理解できた。が、しかし比喩としては質が悪い。
少しだけ毒を吐くのならば、実は過去になされた議論とは、『Kanon』の作品論から一歩離れたものではなく、かくのごとく二歩以上離れたものではなかったか。もしこの疑念が正しいのであれば、この話題が定期的に出現する責任の所在は、もちろんよく読まずに入ってくる新規の決定論者の側にもあるが、遡及説側の反論にも問うことはできるだろう。今後があるのかどうかは知らないが、次からは「新規の決定論者側が、自説を唯一解だと思っているかどうか」を相手に尋ねてから、始めてみてはどうだろうか。そこで頷くようならそこから今までのごとく諭せばよいし、そうは思ってないようなら、論争する価値をあまり見出せない。この疑念が正しくなかったのであれば無用な疑いをかけたことについて先回って謝っておくが、しかしその場合、尚更10年も続いている理由がまったくの不可解になる。
締めとは書いたが、ツイッター上で聞かれれば答えられる範囲で答えることはしたいし、例のtogetterに追加しておいてくれれば、しばらくは張り付いて読んでおく。
また、私自身ではなく、ありがたいことにこの一連の流れをずっと追ってくれていた友人たちから入った指摘・意見も一応転載しておき、本当に終わりとしたい。これらに関しては、私に聞かれても反論できるとは限らない、あしからず。まあ、当人らに「どうなん?」とは聞きますけど。
>プレイヤーの勝手で一々過去を改変させられるほうが、キャラにとってはよほどかわいそうじゃね?傲慢じゃね?自分が選ばなかったからヒロインが死ぬ。 それは嫌だから過去ごと改編って。
驚いたことに、これに関しては個別に3人の口から出てきた。私はその観点については、まったく考えてなかった。だがまあ、個人的にはあまり興味が無い論点。
>Kanon以外の、もっとバッドエンドしかない作品に対してはどういう態度になるんだろう?あと、途中の過程で不幸なのは別にいいのかな。
あ、これは俺もけっこう気になるかも。仮にその通りなら、単純なハッピーエンド主義者ってことになるが、今までの論争を見ている限りそう単純なものでもないわけで、態度が今ひとつ不明瞭ではある。
>「明示されてなければ全ての解釈は誤り」及び「遡及説」をとった場合、推理小説を中心にかなりの小説・漫画は娯楽として成立しなくなるような気がするんだけど……たとえば、コナンの殺人犯半分くらい無罪扱いにできるんじゃね。
これは私DG-Law自身がコナンを読んでないし、あまり推理小説も読んでないのでなんとも言いかねる。というかこれ、ほとんど六軒島的な何かな議論ですよね。
赤字で宣言されていない限りは死んだふり、だとか。その意味では、遡及説側の『ひぐらし』『うみねこ』評価は若干気にならなくもない。私は『ひぐらし』も『うみねこ』もそれなりに高評価している。『うみねこ』はEP6でぐっとおもしろくなった。
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